HOME 駅伝、箱根駅伝

2024.03.08

【第100回箱根駅伝】出場全230人の証言~東農大~高槻芳照「役に立てるように支援します」植月「前田とともにチームの柱になる」
【第100回箱根駅伝】出場全230人の証言~東農大~高槻芳照「役に立てるように支援します」植月「前田とともにチームの柱になる」

東農大・1区の高槻と2区の並木

記念すべき第100回目の箱根駅伝に出場した23チームの、出走全230人にアンケートを実施。出走した選手たちの声を刻みます!(※期日までにご回答いただけた選手のみ掲載となります)

【アンケート項目】
(1)大会を終えての感想、コースの攻略法など
(2)今だから話せる裏話
(3)監督車からの声掛けで心の残ったもの
(4)4年生から後輩たちへ/来年度への意気込み

●東農大
総合22位(往路20位、復路19位) 11時間09分16秒
監督:小指 徹

広告の下にコンテンツが続きます

1区 高槻芳照(4年) 区間11位
(1)調子が良かったのでチーム状況も踏まえてハイペースに持ち込みたかったが、無駄に動き過ぎたせいで後半がつらくなってしまいました。六郷橋を下って一気にペースが上がったところがきつかったので、六郷橋が来るまで集団の中でじっと我慢するのがポイントでした。チームとしても2区以降伸び悩んでしまって悔しいです。
(2)ずっと4区だと思っていたのですが、1区を走りたかったので勝手に1区の準備をしていたら1区に使っていただきました。
(3)「4年間ありがとう!お疲れさま!」4年間の思い出がぐっと込み上げてきたから。
(4)箱根駅伝連続出場できるように頑張ってください。私たちOBも何かしらの面(主に金銭面)で役に立てるように支援致します。

4区 原田洋輔(2年) 区間19位
(1)寒さと不調がたたって3km8分50秒で通過したのにほぼ全力を出していました。そこからの約18kmは我慢との戦いで、地獄のような時間でした。走り始めて雨が降り、走り終わって止んだので、まるで自分に雨雲がついてきてるようでした。個人目標は区間5位。ハードな練習でも余裕を持ってこなせていたので、現実的に目指せる目標でした。ただ、思っていたよりもずっと応援が多く、親戚や友達もたくさんいたので、改めてすごい舞台に立っていると認識しました。また強くなって戻ってきたいと思えました。走るべき人が走るべき区間で本来の走りができていれば往路入賞も可能だったと思います。それだけに今回の結果は悔しいです。復路に流れをもたらすことができず、総合順位を落ち込ませてしまったので未練ばかり残る箱根駅伝となりました。これも箱根駅伝の難しさなのだと感じました。二ノ宮の坂を下ってすぐの上り坂は4区で1番斜度がある印象で、とてもきつかったです。ただ、コースは熟知していたので動揺することもなく落ち着いて上りのフォームに切り替えました。国府津まではアップダウンがこまめに繰り返されるので前半から体力に余裕がなかったです。アップダウンに適したフォームやリズムを刻むのがうまい人を配置するべきだと思います。
(2)本戦2日前にメンタル的な問題で徹夜しています。
(3)――
(4)必ずシード権を奪取しに帰ってきます。

5区 吉村颯斗(4年) 区間17位
(1)個人的には悔いのない結果です。チーム的にはもう少し上の順位でゴールしたかったです。
(2)普通に帽子を忘れました
(3)声援に声がかき消されていました(笑)
(4)悔いのないように走りまくってください。

6区 植月俊太(1年) 区間22位
(1)個人としては、ブレーキしてしまってチームに迷惑をかけてしまいとても悔しい結果でした。上りが思ったより寒さの影響で動かなくてきつかったです。そこは、自分のペースで推していって下りから上げていけると思います。1年目から箱根を経験できてこれからに生かせると思っているので、そこは良かった点だと思います。チームとしてもシード権獲得を目標にしていたのでそちらも悔しい結果でした。
(2)1月1日から2日にかけて睡眠が2、3時間しか眠れなかった。
(3)「前田が待っているから少しでも前にいけ」前田のために少しでも前で渡したいという気持ちが入りました。
(4)まず今年は、2年生になるので一つひとつの試合を外さないのは最低ラインで、もっと強くなってチームの柱になって同級生の前田とともに東農大を強くしていきたいです。

記念すべき第100回目の箱根駅伝に出場した23チームの、出走全230人にアンケートを実施。出走した選手たちの声を刻みます!(※期日までにご回答いただけた選手のみ掲載となります) 【アンケート項目】 (1)大会を終えての感想、コースの攻略法など (2)今だから話せる裏話 (3)監督車からの声掛けで心の残ったもの (4)4年生から後輩たちへ/来年度への意気込み ●東農大 総合22位(往路20位、復路19位) 11時間09分16秒 監督:小指 徹 1区 高槻芳照(4年) 区間11位 (1)調子が良かったのでチーム状況も踏まえてハイペースに持ち込みたかったが、無駄に動き過ぎたせいで後半がつらくなってしまいました。六郷橋を下って一気にペースが上がったところがきつかったので、六郷橋が来るまで集団の中でじっと我慢するのがポイントでした。チームとしても2区以降伸び悩んでしまって悔しいです。 (2)ずっと4区だと思っていたのですが、1区を走りたかったので勝手に1区の準備をしていたら1区に使っていただきました。 (3)「4年間ありがとう!お疲れさま!」4年間の思い出がぐっと込み上げてきたから。 (4)箱根駅伝連続出場できるように頑張ってください。私たちOBも何かしらの面(主に金銭面)で役に立てるように支援致します。 4区 原田洋輔(2年) 区間19位 (1)寒さと不調がたたって3km8分50秒で通過したのにほぼ全力を出していました。そこからの約18kmは我慢との戦いで、地獄のような時間でした。走り始めて雨が降り、走り終わって止んだので、まるで自分に雨雲がついてきてるようでした。個人目標は区間5位。ハードな練習でも余裕を持ってこなせていたので、現実的に目指せる目標でした。ただ、思っていたよりもずっと応援が多く、親戚や友達もたくさんいたので、改めてすごい舞台に立っていると認識しました。また強くなって戻ってきたいと思えました。走るべき人が走るべき区間で本来の走りができていれば往路入賞も可能だったと思います。それだけに今回の結果は悔しいです。復路に流れをもたらすことができず、総合順位を落ち込ませてしまったので未練ばかり残る箱根駅伝となりました。これも箱根駅伝の難しさなのだと感じました。二ノ宮の坂を下ってすぐの上り坂は4区で1番斜度がある印象で、とてもきつかったです。ただ、コースは熟知していたので動揺することもなく落ち着いて上りのフォームに切り替えました。国府津まではアップダウンがこまめに繰り返されるので前半から体力に余裕がなかったです。アップダウンに適したフォームやリズムを刻むのがうまい人を配置するべきだと思います。 (2)本戦2日前にメンタル的な問題で徹夜しています。 (3)―― (4)必ずシード権を奪取しに帰ってきます。 5区 吉村颯斗(4年) 区間17位 (1)個人的には悔いのない結果です。チーム的にはもう少し上の順位でゴールしたかったです。 (2)普通に帽子を忘れました (3)声援に声がかき消されていました(笑) (4)悔いのないように走りまくってください。 6区 植月俊太(1年) 区間22位 (1)個人としては、ブレーキしてしまってチームに迷惑をかけてしまいとても悔しい結果でした。上りが思ったより寒さの影響で動かなくてきつかったです。そこは、自分のペースで推していって下りから上げていけると思います。1年目から箱根を経験できてこれからに生かせると思っているので、そこは良かった点だと思います。チームとしてもシード権獲得を目標にしていたのでそちらも悔しい結果でした。 (2)1月1日から2日にかけて睡眠が2、3時間しか眠れなかった。 (3)「前田が待っているから少しでも前にいけ」前田のために少しでも前で渡したいという気持ちが入りました。 (4)まず今年は、2年生になるので一つひとつの試合を外さないのは最低ラインで、もっと強くなってチームの柱になって同級生の前田とともに東農大を強くしていきたいです。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.15

仙台育英高・長森結愛が3000m高1歴代2位の9分04秒77! 米澤奈々香 4年ぶり自己新の5000m15分26秒64/日体大長距離競技会

11月15日、神奈川横浜市の日体大健志台陸上競技場で第324回日体大長距離競技会兼第18回NITTAIDAII Challenge Gamesが行われ、NCG女子3000mでは高校1年生の長森結愛(仙台育英高・宮城)が留 […]

NEWS 好調の楠岡由浩が1万m27分52秒09 帝京大初27分台! 高1のビリスが27分33秒99のU18世界歴代5位/日体大長距離競技会

2025.11.15

好調の楠岡由浩が1万m27分52秒09 帝京大初27分台! 高1のビリスが27分33秒99のU18世界歴代5位/日体大長距離競技会

11月15日、神奈川横浜市の日体大健志台陸上競技場で第324回日体大長距離競技会兼第18回NITTAIDAII Challenge Gamesが行われ、NCG男子10000mでは楠岡由浩(帝京大)が27分52秒09の自己 […]

NEWS 男子は宮崎日大が大会初V 飯塚が初全国 女子は神村学園がV9!北九州市立、鹿児島も都大路決める/全九州高校駅伝

2025.11.15

男子は宮崎日大が大会初V 飯塚が初全国 女子は神村学園がV9!北九州市立、鹿児島も都大路決める/全九州高校駅伝

全九州高校駅伝が11月15日、福岡県嘉麻市の嘉穂総合運動公園周辺コースで開催され、男子(7区間42.195km)は宮崎日大(宮崎)が2時間6分02秒で初優勝を飾った。女子(5区間21.0975km)は神村学園(鹿児島)が […]

NEWS レジェンド・金丸祐三さん、塚原直貴さんが参加! サニブラウンとともに陸上教室講師として/RIKUJOフェスティバル

2025.11.15

レジェンド・金丸祐三さん、塚原直貴さんが参加! サニブラウンとともに陸上教室講師として/RIKUJOフェスティバル

11月15日、日本陸連はRIKUJOフェスティバル(11月29日/東京・国立競技場)で実施する「RIKUJOスクール(子ども向け陸上教室)」の講師に、東京世界選手権代表のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)とともに、 […]

NEWS 関大が56年ぶりV! 6区・嶋田匠海の区間新で逆転 2位関学大、3位大経大 オープン参加の青学大も好走/丹後大学駅伝

2025.11.15

関大が56年ぶりV! 6区・嶋田匠海の区間新で逆転 2位関学大、3位大経大 オープン参加の青学大も好走/丹後大学駅伝

◇丹後大学駅伝/第87回関西学生駅伝(11月15日/京都・宮津市民体育館~京丹後はごろも競技場着8区間74.7km) 11月15日、関西学生駅伝が行われ、関大が3時間45分55秒で56年ぶり12回目の優勝を飾った。 関大 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top