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2024.02.07

【第100回箱根駅伝】出場全230人の証言~帝京大~小野隆一朗「往路の流れをつなげられた」末次海斗「みんなならメダルを取れる」
【第100回箱根駅伝】出場全230人の証言~帝京大~小野隆一朗「往路の流れをつなげられた」末次海斗「みんなならメダルを取れる」

帝京大の小野と島田のタスキリレー

記念すべき第100回目の箱根駅伝に出場した23チームの、出走全230人にアンケートを実施。出走したすべての選手たちの声を刻みます!

【アンケート項目】
(1)大会を終えての感想、コースの攻略法など
(2)今だから話せる裏話
(3)監督車からの声掛けで心の残ったもの
(4)4年生から後輩たちへ/来年度への意気込み

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●帝京大
総合9位(往路12位、復路6位) 10時間59分22秒
監督:中野孝行

1区 西脇翔太(4年) 区間7位
(1)最後までハラハラする展開だったがこれこそ駅伝というレースができた。1区は六郷橋がポイント。気合が大事です。
(2)日大の西村翔太とスタート直前までバチバチしていました!
(3)「西脇!西脇!ありがとう!」
(4)愛してるぞー!

2区 山中博生(3年) 区間16位
(1)2区は66分台でなければ勝負できないので、来年の箱根駅伝では66分台でしっかり走れるように準備をしていきたい。権太坂を下ってからの残り5kmで踏ん張れるかがポイント。今年は後半のアップダウンで失速してしまい、そこは反省しなければならないと思っています。チームとしては目標であるシード権を獲得することができてうれしい気持ちです。ただ、来年以降もシード権を取り続けて、勝負するにはこのままではいけないので、さらに練習を積んでしっかりと準備していきたい。
(2)レース後、今までにないくらい泣いたこと
(3)「お前はワールドクラスだ」
(4)来年度は他大学と勝負してしっかりと勝てるように、個人としてもチームとしてもさらに上を目指して練習していきたい。

3区 柴戸遼太(2年) 区間9位
(1)後半10kmがポイントでした。目標としていたシード権獲得できて良かったです。
(2)緊張してご飯がまったく食べられなかった
(3)「前!前!」
(4)シード権だけで満足しないよう上位争いしたいです。

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4区 末次海斗(4年) 区間9位
(1)自分の走りに関してはその時やれる最大限のことはできたと思っています。結果的に区間9位でしたが6位まで秒差でしたので、どこかで変わったのかなとは思いますが、この結果がすべてだと思います。チームの結果としては、やはりシード権を獲得して強い帝京を取り戻すことを目標にしてきたので、4年生として、後輩に託すことができてホッとしています。4区はやはりアップダウンがあるので、後半は特にきつい上りで足を残すことは大事だと感じました。しかし、下りもあるので下りを利用してペースアップをうまくすれば動きの切り替えができると思います。いかに下りをうまく利用できるかが大事だと感じました。
(2)――
(3)「楽しめ」きつい時に楽しめると自然と笑顔になるので、苦しいと顔も苦しくなりますが、笑顔になるとどこかまた力も湧いてきます。監督に楽しめと言われたのは初めてだったので印象に残ってます。
(4)強い帝京を取り戻すのはまだ始まったばかり、来年、再来年、その先もこの9位で満足することなく優勝を目指して頑張っていってほしい。今回の予選会からシード校になった経験は必ず大きな経験になっているので、みんなならメダルを取れると信じています。絶対応援に行くから最後まで楽しんで走り抜けろ!任せたよ!!

5区 尾崎仁哉(2年) 区間20位
(1)個人としては悔しい結果になってしまいましたが、チームメイトに助けられて無事シードを獲得できたので良かったです。5区はずっときついです。
(2)レース後、何日かして推しがツイートしてくれてたり、配信で少し触れてくれていたのがうれしかったです!
(3)「お前、区間最下位だぞ!頭から突っ込め!」まさかそこまで遅いとは思っていなかったので、死ぬ気で頭から突っ込みました。
(4)今年のこの苦い経験を生かして、来年は必ず結果を出しチームを救う側になるように頑張ります!

6区 大吉優亮(4年) 区間15位
(1)山を舐めていました。本当にずっときつかったです。ただひたすら坂をやり込むしかありません。チームとして平地にはみんな強かったですが、山、坂でタイム、結果が伸び悩んだと思います。
(2)――
(3)6区なので声掛けが少なく聞こえませんでした。
(4)気張れ

7区 小野隆一朗(4年) 区間2位
(1)個人の目標は元々は区間10位以内だったのですが、監督車からの声掛けで区間賞に上方修正しました。結果は区間2位でしたが、往路からの流れを後続にしっかりとつなぐことができたので満足しています。7区は下りが多く、ところどころに大きい上りがあるので走っている時の体重移動を意識していました。
(2)今までは1区しか走ってこなかったのでレース前はすごく不安でした。
(3)「帝京記録狙えるぞ!」この声掛けで目標を上方修正した
(4)今回の箱根駅伝は「予選会から勝ち上がりシード権を獲得」という目標が、どれくらい大変か知ってくれたと思うので、今後も油断せずに頑張ってください。

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8区 島田晃希(2年) 区間8位
(1)力を出し切れなかったことが悔しかったですが、自分の任されていた役割は全うすることができたと思います。目標としていたシード権を獲得することができたですが、来年はもっと上に行かなければいけないチームだと思います。コースは遊行寺の坂で目線を下げるのがポイントだと思います。
(2)レース前に「走れなかったらゲーム機を叩き割るぞ」とスタッフに言われたこと
(3)「頭から突っ込んでけ、身体が倒れるぐらいまで頭を前に出せ」
(4)来年こそは帝京記録をどの区間でも更新したいです。

9区 小林大晟(3年) 区間3位
(1)個人、チームともにいい結果を出すことができ良かったです。前半は溜めて後半ペースアップするのが歩うんとです。
(2)8区の島田がシード権内まで上げてくれたのですが、順位が上がるたびに緊張が増していました。
(3)「お前は帝京のロードのエースになるんだ」前に一度言われてうれしかったですが、また言ってもらえてすごく力になりました。
(4)最後の一年なので、後悔のないよう最高のチームを作り上げていきたいです。

10区 日高拓夢(4年) 区間18位
(1)チームとしてはシード権を取れてとてもうれしいですが、個人の走りは思った走りができなくて悔いが残っています。10区はビルが多く日陰がかなり多かったです。
(2)走る区間を10区一択に絞って練習していた
(3)「副キャプテン 頼んだぞ」信頼されていないと言われない言葉だと思うのでより一層気が引き締まりました。
(4)今年以上の結果をすべての駅伝で期待してます!

記念すべき第100回目の箱根駅伝に出場した23チームの、出走全230人にアンケートを実施。出走したすべての選手たちの声を刻みます! 【アンケート項目】 (1)大会を終えての感想、コースの攻略法など (2)今だから話せる裏話 (3)監督車からの声掛けで心の残ったもの (4)4年生から後輩たちへ/来年度への意気込み ●帝京大 総合9位(往路12位、復路6位) 10時間59分22秒 監督:中野孝行 1区 西脇翔太(4年) 区間7位 (1)最後までハラハラする展開だったがこれこそ駅伝というレースができた。1区は六郷橋がポイント。気合が大事です。 (2)日大の西村翔太とスタート直前までバチバチしていました! (3)「西脇!西脇!ありがとう!」 (4)愛してるぞー! 2区 山中博生(3年) 区間16位 (1)2区は66分台でなければ勝負できないので、来年の箱根駅伝では66分台でしっかり走れるように準備をしていきたい。権太坂を下ってからの残り5kmで踏ん張れるかがポイント。今年は後半のアップダウンで失速してしまい、そこは反省しなければならないと思っています。チームとしては目標であるシード権を獲得することができてうれしい気持ちです。ただ、来年以降もシード権を取り続けて、勝負するにはこのままではいけないので、さらに練習を積んでしっかりと準備していきたい。 (2)レース後、今までにないくらい泣いたこと (3)「お前はワールドクラスだ」 (4)来年度は他大学と勝負してしっかりと勝てるように、個人としてもチームとしてもさらに上を目指して練習していきたい。 3区 柴戸遼太(2年) 区間9位 (1)後半10kmがポイントでした。目標としていたシード権獲得できて良かったです。 (2)緊張してご飯がまったく食べられなかった (3)「前!前!」 (4)シード権だけで満足しないよう上位争いしたいです。 4区 末次海斗(4年) 区間9位 (1)自分の走りに関してはその時やれる最大限のことはできたと思っています。結果的に区間9位でしたが6位まで秒差でしたので、どこかで変わったのかなとは思いますが、この結果がすべてだと思います。チームの結果としては、やはりシード権を獲得して強い帝京を取り戻すことを目標にしてきたので、4年生として、後輩に託すことができてホッとしています。4区はやはりアップダウンがあるので、後半は特にきつい上りで足を残すことは大事だと感じました。しかし、下りもあるので下りを利用してペースアップをうまくすれば動きの切り替えができると思います。いかに下りをうまく利用できるかが大事だと感じました。 (2)―― (3)「楽しめ」きつい時に楽しめると自然と笑顔になるので、苦しいと顔も苦しくなりますが、笑顔になるとどこかまた力も湧いてきます。監督に楽しめと言われたのは初めてだったので印象に残ってます。 (4)強い帝京を取り戻すのはまだ始まったばかり、来年、再来年、その先もこの9位で満足することなく優勝を目指して頑張っていってほしい。今回の予選会からシード校になった経験は必ず大きな経験になっているので、みんなならメダルを取れると信じています。絶対応援に行くから最後まで楽しんで走り抜けろ!任せたよ!! 5区 尾崎仁哉(2年) 区間20位 (1)個人としては悔しい結果になってしまいましたが、チームメイトに助けられて無事シードを獲得できたので良かったです。5区はずっときついです。 (2)レース後、何日かして推しがツイートしてくれてたり、配信で少し触れてくれていたのがうれしかったです! (3)「お前、区間最下位だぞ!頭から突っ込め!」まさかそこまで遅いとは思っていなかったので、死ぬ気で頭から突っ込みました。 (4)今年のこの苦い経験を生かして、来年は必ず結果を出しチームを救う側になるように頑張ります! 6区 大吉優亮(4年) 区間15位 (1)山を舐めていました。本当にずっときつかったです。ただひたすら坂をやり込むしかありません。チームとして平地にはみんな強かったですが、山、坂でタイム、結果が伸び悩んだと思います。 (2)―― (3)6区なので声掛けが少なく聞こえませんでした。 (4)気張れ 7区 小野隆一朗(4年) 区間2位 (1)個人の目標は元々は区間10位以内だったのですが、監督車からの声掛けで区間賞に上方修正しました。結果は区間2位でしたが、往路からの流れを後続にしっかりとつなぐことができたので満足しています。7区は下りが多く、ところどころに大きい上りがあるので走っている時の体重移動を意識していました。 (2)今までは1区しか走ってこなかったのでレース前はすごく不安でした。 (3)「帝京記録狙えるぞ!」この声掛けで目標を上方修正した (4)今回の箱根駅伝は「予選会から勝ち上がりシード権を獲得」という目標が、どれくらい大変か知ってくれたと思うので、今後も油断せずに頑張ってください。 8区 島田晃希(2年) 区間8位 (1)力を出し切れなかったことが悔しかったですが、自分の任されていた役割は全うすることができたと思います。目標としていたシード権を獲得することができたですが、来年はもっと上に行かなければいけないチームだと思います。コースは遊行寺の坂で目線を下げるのがポイントだと思います。 (2)レース前に「走れなかったらゲーム機を叩き割るぞ」とスタッフに言われたこと (3)「頭から突っ込んでけ、身体が倒れるぐらいまで頭を前に出せ」 (4)来年こそは帝京記録をどの区間でも更新したいです。 9区 小林大晟(3年) 区間3位 (1)個人、チームともにいい結果を出すことができ良かったです。前半は溜めて後半ペースアップするのが歩うんとです。 (2)8区の島田がシード権内まで上げてくれたのですが、順位が上がるたびに緊張が増していました。 (3)「お前は帝京のロードのエースになるんだ」前に一度言われてうれしかったですが、また言ってもらえてすごく力になりました。 (4)最後の一年なので、後悔のないよう最高のチームを作り上げていきたいです。 10区 日高拓夢(4年) 区間18位 (1)チームとしてはシード権を取れてとてもうれしいですが、個人の走りは思った走りができなくて悔いが残っています。10区はビルが多く日陰がかなり多かったです。 (2)走る区間を10区一択に絞って練習していた (3)「副キャプテン 頼んだぞ」信頼されていないと言われない言葉だと思うのでより一層気が引き締まりました。 (4)今年以上の結果をすべての駅伝で期待してます!

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