2023.11.01
全国高校駅伝(京都)の出場権を懸けた新潟県高校駅伝が11月1日、新潟市のデンカビッグスワンスタジアムを発着とする駅伝周回コースで行われ、女子(5区間21.0975km)は、新潟明訓が県高校最高記録の1時間11分15秒で3年ぶり10回目の優勝を果たした。男子(7区間42.195km)は、開志国際が2時間10分19秒で5年ぶり2回目の頂点に立った。
女子の新潟明訓は序盤から独走した。1区(6km)の橋本和叶(2年)が19分50秒で駆け抜け、後続に1分42秒リードして2区(4.0975km)の石川桃子(1年)に中継。3区(3km)の深澤陽菜(1年)と4区(3km)の石倉心結(3年)は連続区間賞でつなぎ、5区(5km)の寺木みのり(3年)も安定した走りを見せた。
これまでの県最高記録は、1997年の全国大会で新発田商がマークした1時間11分24秒で26年ぶりの更新。新潟明訓の都大路出場は3年ぶり10回目となる。なお、2位は3分18秒差で帝京長岡。2区では留学生のパウリン・ワンジク(1年)が13分21秒の区間新をマークした。
男子の開志国際は、中越とのマッチレースの末に、5年ぶりの2回目の全国大会出場を決めた。2区終了時で先頭から14秒差の3位だったが、3区(8.1075km)のジャクソン・マイナ・ワンディア(2年)が24分33秒の区間賞で首位に浮上。だが、4区(8.0875km)で中越に逆転を許し、1秒先行された。そのまま両校が競り合う展開となったが、2秒差の2位でタスキを受けた開志国際の7区(5km)・山口千皓(3年)がすぐに追いつくと、残り1kmを切って中越を振り切り、真っ先にフィニッシュテープを切った。中越は10秒差で2年連続の2位だった。
前回大会では男子の3区で先導員の誤誘導があり、選手が200mほど長く走った中越が、主催の新潟県高体連に抗議文を提出する事態に。県高体連陸上競技専門部は、上位校の監督を含めた駅伝準備委員会を通じて対策を講じてきた。今回も前回と同じコースで行われたが、分岐や周回する場所に競技役員を増やすなどして、選手が正しいコースを走るように大会を運営した。
全国大会は12月24日、京都市のたけびしスタジアム京都を発着点に行われる。記念大会となる女子は都道府県代表に加え、地区代表も出場する。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
2024.04.29
女子100mH・田中佑美が混戦抜け出し13秒00でV 「しっかり流れに乗れた」/織田記念
-
2024.04.29
-
2024.04.29
2024.04.26
やり投・北口榛花 五輪シーズン初戦へ「結果がどうであれ次につなげられれば」/DL蘇州
2024.04.12
40年以上の人気シューズ”ペガサス”シリーズの最新作!「ナイキ ペガサス 41」が登場!
-
2024.04.26
-
2024.04.07
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.04.29
女子100mH・田中佑美が混戦抜け出し13秒00でV 「しっかり流れに乗れた」/織田記念
◇第58回織田幹雄記念(4月29日/ホットスタッフフィールド広島) 日本グランプリG1の織田記念が行われ、12秒台のベストを持つ日本人5人が出場した女子100mハードルは、ブタペスト世界選手権代表の田中佑美(富士通)が1 […]
2024.04.29
110mH村竹ラシッドが13秒29!社会人デビューもフィニッシュ後転倒で「2年連続ヒヤヒヤ」/織田記念
◇第58回織田幹雄記念(4月29日/ホットスタッフフィールド広島) 日本グランプリG1の織田記念が行われ、男子110mハードルは村竹ラシッド(JAL)が13秒29(-0.6)をマークして制した。 広告の下にコンテンツが続 […]
2024.04.29
【大会結果】第58回織田幹雄記念(2024年4月29日)
【大会結果】第58回織田幹雄記念(2024年4月29日/ホットスタッフフィールド広島) グランプリ ●男子 100m 守祐陽(大東大) 10秒26(+0.7) 1500m G.アブラハム(阿見AC) 3分39 […]
2024.04.29
やり投・オレゴン代表の武本紗栄が59m06でV!五輪へ「やれること全部やる」肉体改造やチェコ遠征にも挑戦/織田記念
◇第58回織田幹雄記念(4月29日/ホットスタッフフィールド広島) 日本グランプリG1の織田記念が行われ、女子やり投は武本紗栄(Team SSP)が59m06で優勝した。 広告の下にコンテンツが続きます 武本は1回目に5 […]
Latest Issue 最新号
2024年5月号 (4月12日発売)
パリ五輪イヤー開幕!