◇第19回アジア大会(9月29日~10月5日/中国・杭州)
中国・杭州で開催されている第19回アジア大会の陸上競技の6日目の午後セッションではフィールド種目で見せ場を作った。
男子やり投ではディーン元気(ミズノ)が82m68で銅メダルを獲得。1週間前の全日本実業団対抗選手権では「疲れが抜けない。厳しい戦いになりそう」と語っていたが、その後はしっかり休養をとって復調。世界トップレベルのインド勢には敗れたものの、アジア選手権王者の貫禄を示した。
オレゴン、ブダペストと2大会連続で世界選手権に出場した小椋健司(エイベックススポーツ)は77m87で5位。肘を痛めた影響でブダペストでは思うような投げができず。この日も「練習では崩れていたポイントを修正できていましたが、試合では悪い投げに戻ってしまった」と悔しがった。
男子走高跳では真野友博(九電工)は2m29のシーズンベストを跳んで3位。ムタズ・エッサ・バルシム(カタール)、ウ・サンヒョク(韓国)とともに表彰台に上った。「今季は助走が安定していなかったですが、自分の感覚が取り戻せました」と充実感を見せた。今年のブダペスト世界選手権で8位入賞の赤松諒一(アワーズ)は6位タイ。「2m23で踏み切りが崩れて立て直せなかった」。左足を疲労骨折していたことを明かし、その影響で「跳躍練習がストップしていたので専門的なところができなかった」と話した。
女子三段跳では森本麻里子(内田建設AC)がこの種目日本初のメダルとなる3位に入った。「メダルが目標だったので最低限」と言う。今年は日本記録を樹立し、アジア選手権金メダル、ブダペスト世界選手権にも出場と飛躍。「まだまだこれが始まり。次につなげたいです」と語った。
男子5000mの佐藤圭汰(駒大)は13分39秒18で5位。「国際大会で勝負できないことを痛感しました」と悔しさを見せた。女子800mの塩見綾乃(岩谷産業)は2大会連続5位と健闘も、「とにかく不完全燃焼。スタートからの位置や後半のペースアップが課題」と話した。
陸上競技最終日は男女マラソン。日本時間8時に男子がスタートする。池田耀平(Kao)と定方俊樹(三菱重工)が出場する。10分後にスタートする女子には大西ひかり(日本郵政グループ)と和久夢来(ユニバーサルエンターテインメント)が挑む。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.07.03
男子円盤投世界記録保持者・アレクナ 来季からオレゴン大に編入
2025.07.02
日本選手権初日のスタートリスト発表!100m予選でサニブラウンと桐生祥秀が同組
-
2025.07.02
-
2025.07.02
-
2025.07.02
-
2025.07.02
2025.07.02
HOKAの新作レーシングシューズ「ROCKET X 3」が7月2日に新登場!
-
2025.07.01
-
2025.06.17
-
2025.06.04
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.07.03
男子円盤投世界記録保持者・アレクナ 来季からオレゴン大に編入
7月2日、米国のオレゴン大は男子円盤投の世界記録保持者であるマイコラス・アレクナ(リトアニア)が、来季からチームに加入することを発表した。 アレクナは2002年生まれの22歳。シドニー、アテネ五輪で2度金メダルを獲得して […]
2025.07.02
青学大・小河原陽琉が5000m13分56秒66で全体トップ 3000mは鳥井健太が8分12秒74/絆記録会
第15回絆記録挑戦会が7月2日、東京・町田GIONスタジアムで行われ、青学大勢が多数出場した。 男子5000mは1月の箱根駅伝10区区間賞で、5月の関東インカレ(2部)1500mで2位に入っていた小河原陽琉(2年)が13 […]
2025.07.02
日本選手権初日のスタートリスト発表!100m予選でサニブラウンと桐生祥秀が同組
東京世界選手権の代表選考会を兼ねた第109回日本選手権の1日目のスタートリストが発表された。 男子100m予選は全7組。9秒96で東京世界選手権の参加標準記録(10秒00)をただ1人突破しているサニブラウン・アブデル・ハ […]
2025.07.02
駒大・佐藤圭汰が日本選手権5000mスタートリストから外れる 東京世界陸上出場厳しく
日本陸連は7月2日、今年9月の東京世界選手権代表選考を兼ねた日本選手権(東京・国立競技場)第1日(7月4日)のスタートリストを発表し、男子5000mにエントリーしていた佐藤圭汰(駒大)が外れた。佐藤は出場資格獲得条件の一 […]
2025.07.02
「TOKYO ナイトリレーフェス in 国立競技場」が10月17日開催!東京レガシーハーフマラソンの前々日イベント 7 月2日から参加者募集
一般財団法人東京マラソン財団は7月2日、東京レガシーハーフマラソン2025(10月19日)の前々日イベントとして、10月17日に「TOKYO ナイトリレーフェス in 国立競技場」を開催することを発表した。 国立競技場内 […]
Latest Issue
最新号

2025年7月号 (6月13日発売)
詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会