HOME 国内、日本代表

2023.10.04

走高跳・真野友博 復活の2m29で銅メダル!「自分の跳躍が戻ってきた」/アジア大会
走高跳・真野友博 復活の2m29で銅メダル!「自分の跳躍が戻ってきた」/アジア大会

今季最高の2m29で銅メダルに輝いた真野友博

◇第19回アジア大会(9月29日~10月5日/中国・杭州)

中国・杭州で開催されている第19回アジア大会の陸上競技の6日目の午後に男子走高跳が行われ、真野友博(九電工)が2m29のシーズンベストを跳んで3位に入った。

広告の下にコンテンツが続きます

「自分本来の跳躍の感覚が戻ってきました」。2m31のベストを持ちながら今季苦しんできた真野が今シーズンで最高の笑顔を見せる。優勝したムタズ・エッサ・バルシム(カタール)と2位のウ・サンヒョク(韓国)の優勝争いには加われなかった。それでも、2m29を一発でクリア。勝負強さも戻ってきた。

昨年はオレゴン世界選手権で8位入賞。その秋に足首を痛め、冬季はスピード強化など練習は積めたものの、今季は苦しい時期を過ごした。5月のダイヤモンドリーグでは記録なし。2m25以上がなかなか越えられず、日本選手権も3位にとどまった。ブダペスト世界選手権でも2m18で予選敗退。「今年は助走が安定していなくてバラバラになってしまっていた」。

しかし、今大会では2m26で「しっかり感覚をつかめた」と言う真野。2m29も「バチンっと踏み切ることができた。助走の流れも良かったです」と大きな手応えをつかんだ。

「大会の目標がシーズンベストとメダルだったので、両方達成できて良かったです。(失敗に終わった)2m31もしっかり跳躍はできたので、来年は2m33も視野に入れて、日本記録(2m35)も狙える跳躍の感覚を目指していきたい」

広告の下にコンテンツが続きます

自信と感覚を取り戻した真野が、来季は再びビッグジャンプを見せそうだ。

◇第19回アジア大会(9月29日~10月5日/中国・杭州) 中国・杭州で開催されている第19回アジア大会の陸上競技の6日目の午後に男子走高跳が行われ、真野友博(九電工)が2m29のシーズンベストを跳んで3位に入った。 「自分本来の跳躍の感覚が戻ってきました」。2m31のベストを持ちながら今季苦しんできた真野が今シーズンで最高の笑顔を見せる。優勝したムタズ・エッサ・バルシム(カタール)と2位のウ・サンヒョク(韓国)の優勝争いには加われなかった。それでも、2m29を一発でクリア。勝負強さも戻ってきた。 昨年はオレゴン世界選手権で8位入賞。その秋に足首を痛め、冬季はスピード強化など練習は積めたものの、今季は苦しい時期を過ごした。5月のダイヤモンドリーグでは記録なし。2m25以上がなかなか越えられず、日本選手権も3位にとどまった。ブダペスト世界選手権でも2m18で予選敗退。「今年は助走が安定していなくてバラバラになってしまっていた」。 しかし、今大会では2m26で「しっかり感覚をつかめた」と言う真野。2m29も「バチンっと踏み切ることができた。助走の流れも良かったです」と大きな手応えをつかんだ。 「大会の目標がシーズンベストとメダルだったので、両方達成できて良かったです。(失敗に終わった)2m31もしっかり跳躍はできたので、来年は2m33も視野に入れて、日本記録(2m35)も狙える跳躍の感覚を目指していきたい」 自信と感覚を取り戻した真野が、来季は再びビッグジャンプを見せそうだ。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.07.05

新潟医療福祉大14年連続全国へ 5000mレースで清水杏夏筆頭に上位ほぼ独占/全日本大学女子駅伝北信越地区選考会

第43回全日本大学女子駅伝対校選手権北信越地区選考会が7月5日、長野県佐久市の佐久総合運動公園陸上競技場で行われ、新潟医療福祉大がトップとなり、14年連続14回目となる本大会の出場権を獲得した。 北信越地区からの全国大会 […]

NEWS 信州大が4大会ぶり16回目の伊勢路へ! 初の出場枠2・出雲駅伝は信州大と新潟大が出場権獲得/全日本大学駅伝北信越選考会

2025.07.05

信州大が4大会ぶり16回目の伊勢路へ! 初の出場枠2・出雲駅伝は信州大と新潟大が出場権獲得/全日本大学駅伝北信越選考会

秩父宮賜杯第57回全日本大学駅伝の北信越地区選考会は7月5日、長野・佐久総合運動公園陸上競技場で行われ、信州大が4時間15分59秒69で4大会連続16回目の本大会出場を決めた。 選考会には6校が出場し、各校最大10人がエ […]

NEWS やり投・ディーン元気13年ぶり自己新84m66!同期・新井涼平と交わした約束果たし「メモリアルな1投」/日本選手権

2025.07.05

やり投・ディーン元気13年ぶり自己新84m66!同期・新井涼平と交わした約束果たし「メモリアルな1投」/日本選手権

◇第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場) 2日目 東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権が行われ、男子やり投でディーン元気(ミズノ)が84m66で2位に入った。 広告の下にコンテンツが続きます 同 […]

NEWS 札幌学大が4年ぶり3回目、北大が4年ぶり2回目の出場権獲得!/出雲駅伝北海道予選会

2025.07.05

札幌学大が4年ぶり3回目、北大が4年ぶり2回目の出場権獲得!/出雲駅伝北海道予選会

7月5日、札幌円山競技場で第37回出雲大学選抜駅伝の北海道地区予選会が行われ、札幌学大と北大が本戦の出場権を獲得した。 出雲駅伝の出場枠は前年度の大会成績によって振り分けられ、24年出雲駅伝で北海道学連選抜が14位に入っ […]

NEWS 﨑山雄太、大器覚醒の87m16!!「どうにかして投げてやる」伝説の記録に肉薄で世界陸上内定/日本選手権

2025.07.05

﨑山雄太、大器覚醒の87m16!!「どうにかして投げてやる」伝説の記録に肉薄で世界陸上内定/日本選手権

◇第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場) 2日目 東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権が行われ、男子やり投は﨑山雄太(愛媛県競技力本部)が初優勝を飾った。4回目に83m56を投げると、5回目に8 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年7月号 (6月13日発売)

2025年7月号 (6月13日発売)

詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会

page top