2023.09.09
ダイヤモンドリーグ(DL)ブリュッセル大会(ベルギー)が9月8日に行われ、女子5000mに田中希実(New Balance)が出場。14分29秒18の日本新記録で3位に入った。
またしてもとてつもない激走を見せた。ブダペスト世界選手権の予選で14分37秒98の日本新を樹立して決勝に進み、8位入賞を成し遂げていた田中。5000mで初のDLに挑むと、自身の日本記録を約8秒更新して堂々3位に食い込んだ。この記録はアジア記録(14分28秒09)にあと約1秒に迫るアジア歴代2位となる。
スタート直後は7、8番手で進む田中。徐々に縦長の展開となるなか、田中は4番手で前を追走。L.K.レンゲルク(ケニア)とM.エイサ(エチオピア)の一騎打ちの様相を呈して4000mを11分38秒64で通過した後ろで、田中が3位に上がる。2人の競り合いに負けず劣らず、田中も猛烈なスパートを見せ、残り250mで前に追いつく。最後はレンゲルクに離されたが、エイサを最後まで追い詰める激走だった。
田中は1500mで昨年の5月にDLユージン大会に出場して4分07秒43の15位。5000mではこれが初のDL出場だった。ブダペスト世界選手権の後は「これで世界トップの仲間入りができた」と語ったが、まさにその言葉を証明する走りだった。
日本新が8個!田中希実の自己ベストをチェック
800m 2.02.36=日本歴代5位 1000m 2.37.33=日本記録 1500m 3.59.19=日本記録 3000m 8.40.84=日本記録 5000m 14.29.18=日本記録 10000m 31分59秒89 1マイル 4分28秒94=日本記録 5km(女子単独) 15分34秒=日本記録 室内1500m 4分09秒90=室内日本記録 室内3000m 8分45秒64=室内日本記録RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.31
棒高跳デュプランティスがジャーナリスト投票2年連続で年間MVP受賞
-
2025.12.30
2025.12.30
城西大が2冠達成!2区・本間香が区間新、順位下げるも7区で再逆転/富士山女子駅伝
-
2025.12.30
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝女子(2025年12月14日)
2025.12.21
【大会結果】第37回全国高校駅伝・女子(2025年12月21日)
2025.12.21
早大が来春入部選手発表!高校駅伝1区激闘の増子陽太、新妻、本田がそろって加入!
-
2025.12.14
-
2025.12.21
-
2025.12.21
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.31
棒高跳デュプランティスがジャーナリスト投票2年連続で年間MVP受賞
国際スポーツプレス協会(AIPS)のアスリート・オブ・ザ・イヤーが12月30日に発表され、男子棒高跳のA.デュプランティス(スウェーデン)が「男子・アスリート・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた。 121カ国836人のジャーナ […]
2025.12.31
逆境はねのけ初優勝の城西大「選手たちの思いが強かった」 ルーキー3人が区間賞/富士山女子駅伝
◇全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝、12月30日/静岡・富士山本宮浅間大社前~富士総合運動公園陸上競技場:7区間43.4km) 学生女子駅伝2大タイトルの一つ、富士山女子駅伝が行われ、城西大が2時間22分36秒で初 […]
2025.12.31
箱根駅伝 ご当地選手をチェック! 福岡市出身6人が登録 川崎市、新潟市、姫路市、北九州市からも多数エントリー 徳島県から4年ぶり箱根路なるか
2026年1月2、3日に開催される第102回箱根駅伝のスタートまであと2日。12月29日には各チームの区間エントリーも発表された。 今回も登録された21チーム336人全員にアンケートを実施。その回答を元に出身地を都道府県 […]
Latest Issue
最新号
2026年1月号 (12月12日発売)
箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳
