◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)
ブダペスト世界陸上の女子マラソン代表3選手が前々日会見に登壇した。
多くは語らずも、その言葉からは覚悟の強さがにじみ出ていた。2大会連続でマラソン代表となった松田瑞生(ダイハツ)。前回は入賞まであと一歩の9位となり、涙を浮かべて「この舞台に戻ってきたい」と語った。
世界遺産の街並みを駆け抜けるコースで、「光栄だし、幸せ」と美しい街並みを走る喜びを語る。その上で、「石畳のところがあるのと、橋はガタガタしているので、中央部を走りたい。橋でうまくリズムを作れれば」と印象を話す。
7月3日から8月16日まで、同僚で同じく代表となった加世田梨花とともに、米国・ニューメキシコ州のアルバカーキで高地合宿。練習の消化具合については「ハンガリーでスタートラインに立てる」というのが答えだ。
世界と対峙してきたからこそ厳しさを知っている松田。簡単に数字の目標は言えないが、「全力で楽しみながら走りたい。最後まであきらめずに走りたい」。これは松田がずっと大事にしてきたことでもある。
「私のマラソン人生の生き様を伝えたい」
自分のキャリアが長くないことを明言している松田。残り少ない世界へと挑戦するチャンス。その生き様から目が離せない。
女子マラソンは大会8日目の26日、日本時間14時にスタートする。
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