2026.06.13
陸上競技の不正行為を調査する独立機関アスレティックス・インテグリティ・ユニット(AIU)は6月12日、東京五輪5000m銅メダリストのグダフ・ツェガイ(エチオピア)にドーピング規則違反があったとして、6月1日から4カ月間の資格停止処分を科したことを発表した。
29歳のツェガイは、22年オレゴン世界選手権では5000mで優勝し、1500mでは2位。23年のブダペスト世界選手権は10000mで金メダルを獲得し、東京世界選手権でも3位に入っている。21年にマークしたショートトラック1500mの3分53秒09は今も世界記録として残る。
AIUのレポートによると、25年12月5日に実施された競技外ドーピング検査で、禁止物質のレトロゾールの陽性反応を示したという。これに対して、ツェガイは陽性反応は病気の治療のために処方された薬によるものだと説明。根拠となる医療記録を提出したほか、2月に治療目的としての使用特例(TUE)を申請した。
世界陸連側は、ツェガイが提出した資料がすべて基準を満たしていることを確認。遡及的なTUEの適用は認めなかったものの、ツェガイが違反を認めたことや、違反に重大な過失がなかったこと、AIUと世界アンチ・ドーピング機構(WADA)とツェガイの3者が問題解決に向けて合意したことなどを踏まえ、比較的短い4ヵ月間の資格停止処分とした。
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