HOME 国内、世界陸上、日本代表
高山峻野は13秒34で準決勝敗退「壁は高い」海外ハードルへの対応に苦戦/世界陸上
高山峻野は13秒34で準決勝敗退「壁は高い」海外ハードルへの対応に苦戦/世界陸上

男子110mHに出場した高山峻野(ゼンリン)

◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)3日目

ブダペスト世界陸上3日目のアフタヌーンセッションが行われ、男子110mハードル準決勝に出場した高山峻野(ゼンリン)は13秒34(-0.1)で2組5着で敗退した。

2019年のドーハ大会に続く準決勝進出となった高山。東京五輪金メダリストのハンスル・パーチメント(ジャマイカ)らと同組となり、2着までに入れば着順で決勝進出が決められたが、「1台目、2台目で身体が浮いてしまってそのまま流れを作れなかった」と思うような走りができなかった。

広告の下にコンテンツが続きます

さらに海外特有の木製ハードルへの対応にも苦戦し、「恐怖心を含めて対応ができていない。やっぱり壁は高い」と悔しさを吐露した。

2019年に日本記録を4度樹立し、世界選手権は17年、19年に、21年東京五輪にも出場するなど国内のこの種目を牽引。昨年には日本歴代2位の13秒10をマークし、国際舞台の決勝進出を狙えるレベルまで来ていた。

同じく準決勝に進んだ横地大雅(Team SSP)は14秒93(-0.2)で2組9着となり、決勝進出とはならなかった。

途中でアクシデントがあり、中盤以降に大きく失速。レース後は腰のあたりを押さえて立ち上がることができず、車いすで運ばれた。

予選では今季世界リストトップの12秒94を持つラシード・ブロードベル(ジャマイカ)の転倒に巻き込まれ、救済措置で準決勝へ進出。「せっかくもらったチャンスなので、決勝を目指してがんばります」と力強く語っていたが、最後まで力を発揮できなかった。

同種目では泉谷駿介(住友電工)が日本勢初の決勝進出を果たすと、決勝では13秒19(±0)で5位入賞。準決勝に3人進出するのも日本勢初の快挙で、日本の110mハードルにとって大きな一歩を進めた大会となった。

◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)3日目 ブダペスト世界陸上3日目のアフタヌーンセッションが行われ、男子110mハードル準決勝に出場した高山峻野(ゼンリン)は13秒34(-0.1)で2組5着で敗退した。 2019年のドーハ大会に続く準決勝進出となった高山。東京五輪金メダリストのハンスル・パーチメント(ジャマイカ)らと同組となり、2着までに入れば着順で決勝進出が決められたが、「1台目、2台目で身体が浮いてしまってそのまま流れを作れなかった」と思うような走りができなかった。 さらに海外特有の木製ハードルへの対応にも苦戦し、「恐怖心を含めて対応ができていない。やっぱり壁は高い」と悔しさを吐露した。 2019年に日本記録を4度樹立し、世界選手権は17年、19年に、21年東京五輪にも出場するなど国内のこの種目を牽引。昨年には日本歴代2位の13秒10をマークし、国際舞台の決勝進出を狙えるレベルまで来ていた。 同じく準決勝に進んだ横地大雅(Team SSP)は14秒93(-0.2)で2組9着となり、決勝進出とはならなかった。 途中でアクシデントがあり、中盤以降に大きく失速。レース後は腰のあたりを押さえて立ち上がることができず、車いすで運ばれた。 予選では今季世界リストトップの12秒94を持つラシード・ブロードベル(ジャマイカ)の転倒に巻き込まれ、救済措置で準決勝へ進出。「せっかくもらったチャンスなので、決勝を目指してがんばります」と力強く語っていたが、最後まで力を発揮できなかった。 同種目では泉谷駿介(住友電工)が日本勢初の決勝進出を果たすと、決勝では13秒19(±0)で5位入賞。準決勝に3人進出するのも日本勢初の快挙で、日本の110mハードルにとって大きな一歩を進めた大会となった。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.21

編集部コラム「柔らかい顔に」

攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム?? 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。 編集スタッフが週替りで […]

NEWS 「箱根路が育む挑戦」箱根駅伝シンポジウム開催!小山直城「出場した思い強かった」葛西潤「誰かのためにと走った」

2025.11.21

「箱根路が育む挑戦」箱根駅伝シンポジウム開催!小山直城「出場した思い強かった」葛西潤「誰かのためにと走った」

第102回箱根駅伝まで約40日となった11月21日、大会の機運を高めるイベント「第102回箱根駅伝シンポジウム」が、都内で開催された。 今回のメインテーマは「世界を駆ける~箱根路が育む挑戦~」。昨年のパリ五輪、9月の東京 […]

NEWS 都大路を目指す戦い 地区高校駅伝は土曜・関東大会、日曜・東海大会でラスト 全国高校駅伝出場校出そろう

2025.11.21

都大路を目指す戦い 地区高校駅伝は土曜・関東大会、日曜・東海大会でラスト 全国高校駅伝出場校出そろう

全国高校駅伝(12月21日/京都)の地区代表を懸けた地区高校駅伝が明日11月22日に関東(北関東、南関東/埼玉・熊谷スポーツ文化公園)で、あさって23日には東海(三重・三重高前発着コース)で行われる。これで、地区高校駅伝 […]

NEWS 「2強」日本郵政グループ、積水化学がV争いリード しまむら、エディオン、三井住友海上らが隙うかがう/クイーンズ駅伝みどころ

2025.11.21

「2強」日本郵政グループ、積水化学がV争いリード しまむら、エディオン、三井住友海上らが隙うかがう/クイーンズ駅伝みどころ

◇第45回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝:11月23日/宮城・松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台、6区間42.195km) 第45回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝in宮城)は11月2 […]

NEWS 来年1月の世界クロカンシニア代表発表 日本選手権5000m覇者・井川龍人、吉岡大翔、川口桃佳、信櫻空ら12名派遣

2025.11.21

来年1月の世界クロカンシニア代表発表 日本選手権5000m覇者・井川龍人、吉岡大翔、川口桃佳、信櫻空ら12名派遣

日本陸連は11月21日、第46回世界クロスカントリー選手権(来年1月10日/米国・タラハシー)のシニア日本代表12名を発表した。 シニア男女各6名ずつ。男子10kmは7月の日本選手権5000m覇者の井川龍人(旭化成)が2 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top