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女子400mHは山本亜美&宇都宮絵莉が予選敗退「次は自力で出場したい」ともに追加代表入り/世界陸上
女子400mHは山本亜美&宇都宮絵莉が予選敗退「次は自力で出場したい」ともに追加代表入り/世界陸上

女子400mHに出場した山本亜美(立命大、左)と宇都宮絵莉(長谷川体育施設)

◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)3日目

ブダペスト世界陸上3日目のアフタヌーンセッションが行われ、女子400mハードル予選には日本から山本亜美(立命大)と宇都宮絵莉(長谷川体育施設)が出場。山本は2組、宇都宮は4組でともに8着となり、準決勝には進めなかった。

21歳の山本は「同じくらいのタイムになるなら、攻めて55秒台を目指そうと思いました」と言うように積極的に飛ばしていく。7台目までは3着も狙える位置にいたものの、終盤に失速して自己記録(56秒06)に大きく及ばない57秒76に終わった。

日本選手権では3連覇を達成するなど第一人者として君臨。7月のアジア選手権では銅メダルを獲得していたが、初の世界で課題を残した。

9月のアジア大会代表にも決まっており、「アジア大会で55秒台を出したい」と意気込んだ。

30歳の宇都宮も初めての世界選手権に挑んだ。57秒98で自己記録(56秒50)には大きく届かなかったが、「勝負できなかったのは悔しいですが、3台目までは力まずについていけたと思います」と収穫もあった。

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走幅跳でインターハイを制し、七種競技でも日本歴代4位となる5821点の自己記録を持つマルチアスリート。7月のアジア選手権では山本に先着する銀メダルを獲得し、追加代表というかたちで初の世界選手権出場を決めていた。

「世界に出たい」との思いで混成競技から400mハードルに転向し、「それが良かったのか悩んだこともありましたが、どんなかたちでも代表になれて良かったです」とレース後には涙を流した。

「次はインビテーションではなく、パリ五輪を目指していきたい」と、改めて再スタートを誓った。

◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)3日目 ブダペスト世界陸上3日目のアフタヌーンセッションが行われ、女子400mハードル予選には日本から山本亜美(立命大)と宇都宮絵莉(長谷川体育施設)が出場。山本は2組、宇都宮は4組でともに8着となり、準決勝には進めなかった。 21歳の山本は「同じくらいのタイムになるなら、攻めて55秒台を目指そうと思いました」と言うように積極的に飛ばしていく。7台目までは3着も狙える位置にいたものの、終盤に失速して自己記録(56秒06)に大きく及ばない57秒76に終わった。 日本選手権では3連覇を達成するなど第一人者として君臨。7月のアジア選手権では銅メダルを獲得していたが、初の世界で課題を残した。 9月のアジア大会代表にも決まっており、「アジア大会で55秒台を出したい」と意気込んだ。 30歳の宇都宮も初めての世界選手権に挑んだ。57秒98で自己記録(56秒50)には大きく届かなかったが、「勝負できなかったのは悔しいですが、3台目までは力まずについていけたと思います」と収穫もあった。 走幅跳でインターハイを制し、七種競技でも日本歴代4位となる5821点の自己記録を持つマルチアスリート。7月のアジア選手権では山本に先着する銀メダルを獲得し、追加代表というかたちで初の世界選手権出場を決めていた。 「世界に出たい」との思いで混成競技から400mハードルに転向し、「それが良かったのか悩んだこともありましたが、どんなかたちでも代表になれて良かったです」とレース後には涙を流した。 「次はインビテーションではなく、パリ五輪を目指していきたい」と、改めて再スタートを誓った。

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