HOME 国内、世界陸上、日本代表
泉谷駿介「安定しなかった」2着で準決勝へ 初の決勝に向け「落ち着いていきたい」/世界陸上
泉谷駿介「安定しなかった」2着で準決勝へ 初の決勝に向け「落ち着いていきたい」/世界陸上

悲願のファイナルに向けて好発進となった泉谷駿介

◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)2日目

ブダペスト世界陸上2日目のモーニングセッションが行われ、男子110mハードルの泉谷駿介(住友電工)は、予選2組を13秒33(+0.5)の2着で通過。前回のオレゴンに続いて2大会連続の準決勝進出を果たした。

「さすがにちょっと緊張しました」と言う泉谷は、「ダイヤモンドリーグや普段の試合と思って」スタートラインに立った。

広告の下にコンテンツが続きます

「スタートは良かったと思います」と言うように、反応良く飛び出しす。ただ、「踏み切り位置が近くなってしまった」ことで、徐々にインターバルが詰まり気味になり、5台目には強くハードルに乗り上げるなど、「安定せず、バランスが崩れた悪いレースになってしまった」と振り返る。

そういった「悪い」レースでもほぼ自己記録が同じフランスのヴィルヘルム・ベロシアン(フランス)と並ぶ走り。ダイヤモンドリーグを経験しているからこそ、「横の選手が見えても焦らなかった」と話す。

21年東京五輪、そして前回のオレゴン世界選手権でも準決勝に進んだものの、海外勢の圧力を前に力を発揮できなかった。だが、今回は「メンタルが違って安定している」と、しっかり日本人初のファイナルを見据えている。

準決勝は「組、メンバーを見てプランを考えたい」。後の組では上位争いのライバルと言える今季ランキング1位のラシード・ブロードベル(ジャマイカ)が転倒。そうしたことを踏まえて「自分は落ち着いていけたら」。

勝負の準決勝は予選で見つかった課題をきっちり修正できれば、日本人夢のファイナルがいよいよ実現する。

◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)2日目 ブダペスト世界陸上2日目のモーニングセッションが行われ、男子110mハードルの泉谷駿介(住友電工)は、予選2組を13秒33(+0.5)の2着で通過。前回のオレゴンに続いて2大会連続の準決勝進出を果たした。 「さすがにちょっと緊張しました」と言う泉谷は、「ダイヤモンドリーグや普段の試合と思って」スタートラインに立った。 「スタートは良かったと思います」と言うように、反応良く飛び出しす。ただ、「踏み切り位置が近くなってしまった」ことで、徐々にインターバルが詰まり気味になり、5台目には強くハードルに乗り上げるなど、「安定せず、バランスが崩れた悪いレースになってしまった」と振り返る。 そういった「悪い」レースでもほぼ自己記録が同じフランスのヴィルヘルム・ベロシアン(フランス)と並ぶ走り。ダイヤモンドリーグを経験しているからこそ、「横の選手が見えても焦らなかった」と話す。 21年東京五輪、そして前回のオレゴン世界選手権でも準決勝に進んだものの、海外勢の圧力を前に力を発揮できなかった。だが、今回は「メンタルが違って安定している」と、しっかり日本人初のファイナルを見据えている。 準決勝は「組、メンバーを見てプランを考えたい」。後の組では上位争いのライバルと言える今季ランキング1位のラシード・ブロードベル(ジャマイカ)が転倒。そうしたことを踏まえて「自分は落ち着いていけたら」。 勝負の準決勝は予選で見つかった課題をきっちり修正できれば、日本人夢のファイナルがいよいよ実現する。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.13

編集部コラム「あっという間の2025年」

攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム?? 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。 編集スタッフが週替りで […]

NEWS 早大のルーキー・鈴木琉胤「少しずつトラックの頃に戻ってきた」 往路希望で「区間賞を狙う走りを」

2025.12.13

早大のルーキー・鈴木琉胤「少しずつトラックの頃に戻ってきた」 往路希望で「区間賞を狙う走りを」

箱根駅伝で15年ぶりの総合優勝を狙う早大が12月13日、埼玉・所沢キャンパスで合同取材会を開いた。 出雲駅伝、全日本大学駅伝で出走したルーキー・鈴木琉胤は「ハーフは走ったことがなくて、箱根でいきなりという不安はあります。 […]

NEWS 箱根駅伝15年ぶりV狙う早大が合同取材会 花田勝彦駅伝監督「状態上がっている」 山口智規「大手町を楽しみにしてほしい」

2025.12.13

箱根駅伝15年ぶりV狙う早大が合同取材会 花田勝彦駅伝監督「状態上がっている」 山口智規「大手町を楽しみにしてほしい」

箱根駅伝で15年ぶりの総合優勝を狙う早大が12月13日、埼玉・所沢キャンパスで合同取材会を開いた。 この日は撮影と共通取材、個別取材を実施。共通取材で花田勝彦駅伝監督は「今年もかなり良いかたちで準備ができたと思っています […]

NEWS 連覇か、V奪回か?「ニューイヤー駅伝2026」に挑む強豪3チームの意気込み/旭化成・トヨタ自動車・富士通
PR

2025.12.13

連覇か、V奪回か?「ニューイヤー駅伝2026」に挑む強豪3チームの意気込み/旭化成・トヨタ自動車・富士通

2026年の幕開けを飾る全日本実業団対抗駅伝(通称・ニューイヤー駅伝)は、第70回の記念大会として1月1日、前橋市にある群馬県庁前をスタートし、上州路をぐるりと回って県庁に戻る7区間・総距離100kmのコースで行われる。 […]

NEWS ロス瑚花アディアが60m7秒48のユタ州立大新記録 東京・城西高出身で今秋から留学中

2025.12.13

ロス瑚花アディアが60m7秒48のユタ州立大新記録 東京・城西高出身で今秋から留学中

12月10日に米国・ユタ州でブリガム・ヤング大で行われた同大学招待競技会室内女子60mで、ロス瑚花アディア(ユタ州立大)が7秒48で4位に入った。従来のユタ州立大記録38年ぶりの更新となる。 ロスは東京・駒沢中から城西高 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top