2023.08.05
◇全国高校総体(インターハイ:8月2日~6日/北海道・札幌厚別公園競技場)
北海道インターハイの4日目が行われ、男子800mは2年生の落合晃(滋賀学園)が1分47秒92の大会新記録を樹立して優勝した。同種目の県勢優勝は1989年の木村吉継(高島)以来、34年ぶり。男子の滋賀県勢のインターハイ優勝も2008年の5000m競歩・南雄斗(滋賀学園)以来、15年ぶりとなる。
まさに800mの「強さ」を最も表現するレース展開だった。落合はレースを果敢に引っ張ると400mを53秒で通過。残り200mで今季ランキングトップの1分49秒22を持つ立迫大徳(鹿児島城西3)が仕掛ける。
「立迫さんが強いので、ラスト勝負の準備はしていました」。一度は前に出られそうになるも、直線で再び突き放す。「視野に入れていた」と言う、1分48秒26の大会記録(兵藤ジュダ、21年)の記録を更新し、インターハイ初の1分47秒台を叩き出した。この記録は高校歴代3位、高2歴代2位にランクインする。
昨年6月の近畿大会で高1歴代最高となる1分50秒19をマークしていた落合。だが、前回大会は「積極的に行けなくて予選落ちしました」。その後は、「常に積極的なレースを心掛けてきました」と言うも、それが「結果」として表れるまで時間を要す。
ラストでまくられることも多く、「本練習後にダッシュや補強を入れて、ラストの強化に取り組んできたので、後半の走りに自信がありました」。その成果を大舞台で存分に発揮してみせた。
今後は「8月の東アジアユース選手権で金メダルを取れるようにがんばります」と、初の国際舞台への意気込みを語る落合。自分でレースを作り、ラストで突き放す。2年生が見せた強いレースは、今後のさらなる可能性を感じさせるに十分だった。
男子800m高校歴代10傑をチェック
1.46.59 クレイ・アーロン竜波(相洋3神奈川) 2019. 6.28 1.47.69 後田 築(創成館3長崎) 2022. 6.11 1.47.92 落合 晃(滋賀学園2滋賀) 2023. 8. 5 1.48.08 前田 恋弥(市船橋3千葉) 2014.10.19 1.48.26 兵藤ジュダ(東海大翔洋3静岡) 2021. 7.31 1.48.46 川元 奨(北佐久農3長野) 2010.10.24 1.48.50 佐藤 清治(佐久長聖3長野) 1999. 5.30 1.48.50 立迫 大徳(鹿児島城西3鹿児島) 2023. 8. 5 1.48.57 久田 朔(桜宮3大阪) 2021. 7.31 1.48.62 三武 潤(城西3東京) 2012. 8. 1RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2026.02.05
東京メトロ・佐藤奈々が現役引退 女子3000m障害でアジア選手権銅、日本選手権7度入賞
-
2026.02.04
-
2026.02.04
-
2026.02.03
2026.01.31
青学大・黒田朝日は「コンディション不良に近い」MGC獲得が「第一目標」/別大毎日マラソン
2026.02.01
【大会結果】第29回日本学生ハーフマラソン選手権(2026年2月1日)
-
2026.02.01
-
2026.01.29
2026.01.31
青学大・黒田朝日は「コンディション不良に近い」MGC獲得が「第一目標」/別大毎日マラソン
-
2026.02.01
-
2026.01.18
Latest articles 最新の記事
2026.02.05
東京メトロ・佐藤奈々が現役引退 女子3000m障害でアジア選手権銅、日本選手権7度入賞
東京メトロは2月5日、佐藤奈々が2月8日の全日本実業団ハーフマラソンをもって現役を引退することを発表した。 佐藤は1989年生まれの36歳。京教大附高から京教大に進み、大学院生時代から3000m障害に取り組み、日本インカ […]
2026.02.04
関東学院大にチーム初のケニア人留学生・オンディソが入学 自由ケ丘高・吉田悠輝ら11人が加入
2月4日、関東学院大は今春に入部予定の11人を発表した。 5000mの持ち記録では14分45秒63の吉田悠輝(自由ケ丘高・福岡)がトップ。吉田は1500mも得意としており、インターハイ路線では北九州大会に進んでいる。 広 […]
2026.02.04
トヨタ紡織・下史典が引退 IH5000m日本人トップ、全国高校駅伝1区区間賞 箱根、ニューイヤーでも活躍
2月4日、トヨタ紡織は所属する下史典が今年度限りで競技を引退することを発表した。 下は三重県出身の29歳。伊賀白鳳高では2年時に全国高校駅伝6区で区間賞を獲得し、チームの3位入賞に貢献した。翌年は山梨インターハイの500 […]
2026.02.04
日本選手権ハーフマラソン競歩 山西利和、勝木隼人、吉川絢斗、柳井綾音らがエントリー! 世界陸上金のボンフィムも参戦
2月4日、日本陸連は2月15日に開催される第109回日本選手権ハーフマラソン競歩(兵庫・神戸、六甲アイランド甲南大学西側長距離競歩路)のエントリー選手を発表した。 同大会はこれまで20kmの距離で開催されてきたが、ルール […]
2026.02.04
キプリモのハーフマラソン56分42秒は世界記録認定ならず 先導車が助力行為と判断
世界陸連は、25年2月16日に行われたバルセロナハーフマラソンにおいて、ジェイコブ・キプリモ(ウガンダ)が出した56分42秒について、世界記録として認定しないと判断した。 東京五輪10000m銅メダルのキプリモは、このレ […]
Latest Issue
最新号
2026年2月号 (1月14日発売)
EKIDEN Review
第102回箱根駅伝
ニューイヤー駅伝
全国高校駅伝
全国中学校駅伝
富士山女子駅伝