2025.07.01
九電工は6月30日付でベナード・コエチが陸上競技部を退部したと発表した。コエチは6月11日に、世界陸連の独立不正監査機関アスリート・インテグリティ・ユニット(AIU)からABP(生体パスポート)の数値が異常値を示したとして、ドーピング違反による暫定資格停止処分が下されている。
コエチはドーピング違反については否定し、同社もコエチの意見を支持したものの、競技者として暫定的資格停止期間は競技会への出場ができないことから選手契約の解除を決定。6月30日をもって解除した。
本人は現在も否定している。なお、陸上競技関係者によると会社は退社せずに、そのまま在籍するという。ただし、チームの一員としての活動はできない。
コエチは1999年生まれの25歳。18年に来日した。22年の甲佐10マイルでは44分04秒の世界記録も樹立。23年ブダペスト世界選手権と昨年のパリ五輪では10000mで5位フィニッシュしている。日本国内の競技会ではペースメーカーを務めることも多かったほか、ニューイヤー駅伝では20年、21年、23年と3度の区間賞を獲得。今年1月の大会は4区で区間17位だった。その後、3月の東京マラソンで初のマラソンに挑む予定だったが、調整不良を理由に出場を取りやめていた。
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