2023.06.24
オリンピックの花形である陸上競技! 球技に比べると、すこーし“地味”な印象があるかもしれない……。しかし、中高生合わせて、なんと約30万人以上が「陸部」なんです。
実は芸能界で活躍するあの人も、この人も、結構、陸上経験者が多いらしい……。そんな「元陸部」の方々へのインタビュー企画がスタート! きつかった練習は!? 楽しかった思い出は!? 陸上を通して学んだことは!?
昨年までアイドルグループ『26時のマスカレイド』の一員として活躍していた中村果蓮さん。中学時代に陸上部に所属して短距離やリレーに取り組んでいたという。友達と過ごす楽しさと、「頑張った達成感」を味わっていたという陸上部時代の思い出を聞きました!
真っ黒に日焼けしていた陸上部時代!
――陸上部だったとうかがいました!
中村 はい! 中学の3年間は陸上部に入っていました。兄が小学校の時からクラブチームで陸上をしていたのがきっかけです。中学で部活に入りたいなと思った時に陸上部を選びました。
――他に習い事は何かしていましたか。
中村 祖母の影響で三味線をやっていました。小3から高3まで10年くらい。
――どんな子供時代を過ごされたのでしょう。
中村 自分で言うのはすごく恥ずかしいのですが、小さい時はめっちゃくちゃ運動神経が良かったんです!(笑) 走るのも大好きで友達とリレーをしたり、鬼ごっこをしたり。兄と弟に挟まれていたので、男の子っぽい性格でした。母から「3人で外で遊んできぃ~」ってよく言われていましたね。小学校の運動会ではいつもリレーの選手でした。放課後も残ってみんなでバトン練習をしていましたね。
――種目は何をされていたのですか。
中村 短距離がメインでした。でも、短距離は部員が多くて選手に選ばれるのも大変で、ハードルや走幅跳にもチャレンジしたことがあります。冬にはなんだかんだ、長距離の駅伝選手に選ばれました!
――覚えているきつかった練習メニューは…?
中村 毎日やっていたサーキットトレーニングは大変でした。毎日、筋肉痛。腕立て伏せから始まって、シャフトを持って、ハードルをまたいで、タイヤを引いて。どうやったらサボれるかなって思いながらも、一生懸命頑張っていました!
他にも週1回くらいやる練習で、400mを全力で走って、少し休んでまた100m走って。音が鳴ったらまた戻って……。夏の日は喉もカサカサで、日焼けもするし大変でした。
――インターバルトレーニングですね。日焼けされていたんですか!? 今の姿からは想像つきませんが…。
中村 真っ黒でした! 三味線をする時は白系のメイクをすることが多いので、先生には日焼け止めを塗りなさい、と言われていましたが練習していたら無理でしたね。
真っ黒に日焼けしていた陸上部時代!
――陸上部だったとうかがいました! 中村 はい! 中学の3年間は陸上部に入っていました。兄が小学校の時からクラブチームで陸上をしていたのがきっかけです。中学で部活に入りたいなと思った時に陸上部を選びました。 ――他に習い事は何かしていましたか。 中村 祖母の影響で三味線をやっていました。小3から高3まで10年くらい。 ――どんな子供時代を過ごされたのでしょう。 中村 自分で言うのはすごく恥ずかしいのですが、小さい時はめっちゃくちゃ運動神経が良かったんです!(笑) 走るのも大好きで友達とリレーをしたり、鬼ごっこをしたり。兄と弟に挟まれていたので、男の子っぽい性格でした。母から「3人で外で遊んできぃ~」ってよく言われていましたね。小学校の運動会ではいつもリレーの選手でした。放課後も残ってみんなでバトン練習をしていましたね。 [caption id="attachment_106354" align="alignnone" width="800"] 陸上部時代の思い出を話してくれた中村果蓮さん[/caption] ――種目は何をされていたのですか。 中村 短距離がメインでした。でも、短距離は部員が多くて選手に選ばれるのも大変で、ハードルや走幅跳にもチャレンジしたことがあります。冬にはなんだかんだ、長距離の駅伝選手に選ばれました! ――覚えているきつかった練習メニューは…? 中村 毎日やっていたサーキットトレーニングは大変でした。毎日、筋肉痛。腕立て伏せから始まって、シャフトを持って、ハードルをまたいで、タイヤを引いて。どうやったらサボれるかなって思いながらも、一生懸命頑張っていました! 他にも週1回くらいやる練習で、400mを全力で走って、少し休んでまた100m走って。音が鳴ったらまた戻って……。夏の日は喉もカサカサで、日焼けもするし大変でした。 ――インターバルトレーニングですね。日焼けされていたんですか!? 今の姿からは想像つきませんが…。 中村 真っ黒でした! 三味線をする時は白系のメイクをすることが多いので、先生には日焼け止めを塗りなさい、と言われていましたが練習していたら無理でしたね。リレー失敗したのも良い思い出
――部活はどんな雰囲気だったんでしょう。 中村 顧問の先生は陸上経験者ですごく熱心でした。サボれる時間はなかったです(笑)。レポートや練習日誌も書いていました。でも、兄がいたお陰か、先輩たちもすごく優しくしてくれたので楽しかったです! 同級生には全国大会に出た子もいました。思春期だったので、結構負けず嫌いだったのでタイムが出たらうれしかったし、「負けたくない」「友達が伸びたらどうしよう」って思っていました。負けたらすごく悔しくて。休みの日に兄と一緒に練習したこともあります。 ――3年間で思い出に残っているのは? 中村 リレーが一番好きでした! 仲良しの友達が全員陸上部で、その子たちとリレーを組んでいました。私は1走で、自分のレーンを走ることだけ集中していました。 どの大会か忘れたのですが、すべてのバトンパスをミスしてしまう時がありましたね……(苦笑)。すごいですよね。1・2走で離れてしまって、余計にみんな焦って。最後は私たちの学校だけ走ったのですが、「最後まで全力で走れ!」って怒られましたね。当時の自分としては苦い思い出ですが、今となってはいい思い出です。 [caption id="attachment_106355" align="alignnone" width="800"] リレーでの失敗も今となっては良い思い出となっている[/caption] ――陸上をやっていて良かったなって思うことはありますか。 中村 やっぱり頑張った先に達成感がありますよね。練習終わった後もスッキリして、「頑張った!」ってなれました。スポーツって楽しいなって思います。 大会が終わった後に友達とショッピングセンターに行ってラーメンやアイスを食べて。そうして寄り道をして遊んで帰る時間が本当に楽しかったです。そのために頑張っているような感じでした(笑)。 ――高校では部活を続けなかったのですね。 中村 高校生になったらアルバイトをして自由な時間を過ごしてみたいなと思っていました! 最初は脚の筋肉がなかなか落ちなくて大変でした。 ――振り返るとどんな3年間でしたか。 中村 学生ならではの青春を過ごすことができました。毎日の練習もそうですし、他校の友達ができて大会行った時に会えるのも楽しかったです。今思うと、よくあれだけできていたな、すごいなって自分で思います!(笑)ひょんなことから芸能界へ
――芸能界には興味がなかった? 中村 全然なかったんです! 最初は各地の高校生をスカウトするプロジェクトみたいな感じで事務所の方が見に来てくださったのですが、名刺を受け取っただけで終わりました。 ――そこから芸能界入りするまではどんな流れですか。 中村 長期休みを利用して東京に遊びに行ったのですが、新大久保でコスメを見ている時にスカウトされました。その時も名刺を持ち帰っただけでしたが、事務所を調べてみて所属を決めました。最初は所属だけで特に活動はしていなかったです。 ――その中でアイドルグループ『26時のマスカレイド』(ニジマス)に入った経緯を教えてください。 中村 もともと、アイドルは好きで、『NMB48』のみなさんがカワイイなって思っていて、曲も聴いていました。そこでニジマスを知って、気がついたらハマっていました! オーディションでは周囲の参加者は歌やダンスが上手で自分には何もないなと感じていました。なので、最終審査で滋賀から東京に来た時も不安でいっぱいでした。そうしたら……。 [caption id="attachment_106356" align="alignnone" width="800"] 同じ滋賀出身の選手の活躍に興味津々[/caption] ――たった1人合格! 中村 家族や親戚、みんなで応援してくれていて喜んでくれました。最初は1人だし、同期もいないし、地元の友達にも東京に来ている子はいなくて。大変でした。 ――アイドルとしての活動自体は? 中村 とっても楽しかったです。特にライブが好きでした。ダンスを覚えるのも好きでしたね。終わった後にファンの方々から「良かったよ」とSNSでコメントをいただけると「やったー!」って。自己肯定感が上がりましたね。ソロ活動で「頑張っている姿を見せたい」
――昨年10月にグループが解散しました。 中村 終わっちゃうんだな…という思いはありましたが、あまり重たくならず、「最後まで楽しもう!」って考えるようにしました。何事もあまり重たく捉えず、最後は「全力でやるしかない!」とポジティブに。 加入してから最後までコロナ禍で声出しやファンの方との交流イベントなどがなくて、ファンの方から「経験させてあげたかった」という声もいただきました。でも、それがなくても「楽しかったよ」って伝えたいです。 ――グループ活動終了後も芸能活動を続けられます。 中村 すごく迷ったのですが、まだ21歳なので「表に出る機会は減ったとして頑張ってみよう」と決めました。今でも応援してくださっているファンの方々もいて、これからもっと良いお知らせをお届けできたらなって思っています。 ――どんなお仕事をしていきたいです。 中村 女優さんもカッコイイなって思いますが、今はモデルのお仕事にも興味があります。メイクも最近はハマっていて、今後なにかお仕事に繋げられたらなと思っています! ――料理をする配信番組も担当されていますね。 中村 料理に関するお仕事をしたいとマネージャーさんにアピールしていて、『cookpadLive』で配信させていただいています。初めて人前でお料理をする機会だったので、最初は震えてしまうかなって思っていました。今は楽しく配信できているので不安はありません。 6月28日からは「21時のおつかれんゴハン」としてレギュラー配信が始まります。和食や洋食、なんでも作れるので楽しみにしていてほしいです! ――オフィシャルファンクラブのプレサイトも立ち上がりました。 中村 まだプレサイトではあるんですけど、これからファンクラブに入ろうかなと思っている方やちょっとでも興味を持ってくれている方には、ずっと応援したいと思ってもらえるように、頑張っているところをお見せできたらと思っています。 ――最後に陸上を頑張っている人たちへエールをお願いします! 中村 私なんかが言うのは恐縮ですが、もし結果が出ていなくても自分は楽しかったし、頑張った練習の時間も含めて、とても良い思い出として残っています。 陸上をしていて本当に良かったと思っています。しんどいこともたくさんあると思いますが、全力で取り組んで、終わった時に良い思い出やったなぁ、って思えるように頑張ってください!!なかむら・かれん/2001年12月10日生まれ、滋賀県出身。160cm。兄と弟と一緒に走り回る幼少期だったが、祖母の影響で三味線にも講じていた。兄の影響で中学から陸上部へ。短距離とリレーに励んだ。高校生の時にスカウトされて事務所に所属。2020年6月にアイドルグループ『26時のマスカレイド』オーディションに、約2000人の応募者の中から1人合格。同年7月にライブデビューした。22年10月にグループが解散。その後はソロとして活動している。6月12日オフィシャルファンクラブのプレサイトがオープン。6月28日からcookpadLive『21時のおつかれんゴハン』レギュラー配信がスタートする。Twitter、Instagram |
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