ケンブリッジが10秒03!
日本歴代7位タイの自己新で進化示す

福井県の9.98スタジアム(福井県営陸上競技場)で行われたAthlete Night Games in FUKUIの男子100mで、ケンブリッジ飛鳥(Nike)が10秒03(+1.0)をマークして優勝。10秒06の桐生祥秀(日本生命)、小池祐貴(住友電工)らを抑えた。
Athlete Night Games in FUKUI
男子100m決勝(+1.0)
10秒03 ケンブリッジ飛鳥(Nike)
10秒06 桐生祥秀(日本生命)
10秒19 小池祐貴(住友電工)
10秒21 多田修平(住友電工)
10秒27 水久保漱至(城西大)
10秒28 草野誓也(アクセル)
10秒33 岩崎光太郎(ユティック)
12秒87 東田旺洋(茨城陸協)
「今日は予選から自分の走りができた」。予選、決勝とも桐生と同組。予選は壮絶な競り合いの中で10秒05(+1.0)。決勝では、「さらに(重心を)乗り込めていけた」と、力強くフィニッシュまで駆け抜けた。「ここまでの2試合は苦手だった前半がよかった反面、全体の流れに物足りなさがありました。今日は中盤以降、イメージ通り走れたと思います」。17年頃と比べ、「力任せだった走りから、丁寧な走りができています」とケンブリッジ。桐生が9秒98を出した場所で、その桐生との競り合いを見事に制した。
フィニッシュ後、空を見つめて感慨にふけった。「長かったです」。素直な感想だった。
2016年の日本選手権を制しリオ五輪に出場。17年には10秒08の自己記録をマークし、桐生、山縣亮太(セイコー)らとともに日本人初の9秒台を期待される存在に成長した。
しかし、その後は故障が続き、「なかなか思うような走りができなかった」。17年に桐生が9秒98と扉を開き、サニブラウン・アブデル・ハキーム、小池が9秒台に突入した。昨年は日本選手権8位。ドーハ世界選手権に出場することはできなかった。
それでも今季は、「コントロールできる筋肉」を使った走りにシフト。持ち味だったキレのある走りを取り戻した。「上半身と下半身の連動を意識」し、中心から力を発揮。初戦となった7月の東京選手権で10秒2台を3本まとめると、1週間前のゴールデングランプリでは10秒1台を2本。調子を上げて福井へ向かった。
ここ数年、「焦りもありました」と本音も吐露。これまで1度しか出していなかった10秒0台を同一大会で2本。「17年も状態がよかったですが、今のほうが9秒台に近いのかな。もう3人もいるので、気持ち的に余裕を持って(9秒台に)挑めます」。もう焦りはない。
新型コロナウイルスの影響もあり、4月以降では福井での試合が、陸上界にとっては観客を入れた最初の競技会。「たくさんの人がいてモチベーションも上がりました」と、その表情は充実感にあふれていた。
持ち前の勝負強さと力強さ。それに加え、バランスのとれた筋力と動きの連動。4人目の9秒台、そして来年に延期された東京五輪へ。ケンブリッジの進化はまだまだ止まりそうにない。
100m日本歴代10傑
9.97(+0.8) サニブラウン・A・ハキーム19年
9.98(+1.8) 桐生祥秀17年
9.98(+0.5) 小池祐貴19年
10.00(+1.9) 伊東浩司98年
10.00(+0.2) 山縣亮太17年
10.02(+2.0) 朝原宣治01年
10.03(+1.8) 末續慎吾03年
10.03(+1.0) ケンブリッジ飛鳥
10.07(+1.9) 江里口匡史09年
10.07(+1.8) 多田修平17年
福井県の9.98スタジアム(福井県営陸上競技場)で行われたAthlete Night Games in FUKUIの男子100mで、ケンブリッジ飛鳥(Nike)が10秒03(+1.0)をマークして優勝。10秒06の桐生祥秀(日本生命)、小池祐貴(住友電工)らを抑えた。
Athlete Night Games in FUKUI
男子100m決勝(+1.0)
10秒03 ケンブリッジ飛鳥(Nike)
10秒06 桐生祥秀(日本生命)
10秒19 小池祐貴(住友電工)
10秒21 多田修平(住友電工)
10秒27 水久保漱至(城西大)
10秒28 草野誓也(アクセル)
10秒33 岩崎光太郎(ユティック)
12秒87 東田旺洋(茨城陸協)
「今日は予選から自分の走りができた」。予選、決勝とも桐生と同組。予選は壮絶な競り合いの中で10秒05(+1.0)。決勝では、「さらに(重心を)乗り込めていけた」と、力強くフィニッシュまで駆け抜けた。「ここまでの2試合は苦手だった前半がよかった反面、全体の流れに物足りなさがありました。今日は中盤以降、イメージ通り走れたと思います」。17年頃と比べ、「力任せだった走りから、丁寧な走りができています」とケンブリッジ。桐生が9秒98を出した場所で、その桐生との競り合いを見事に制した。
フィニッシュ後、空を見つめて感慨にふけった。「長かったです」。素直な感想だった。
2016年の日本選手権を制しリオ五輪に出場。17年には10秒08の自己記録をマークし、桐生、山縣亮太(セイコー)らとともに日本人初の9秒台を期待される存在に成長した。
しかし、その後は故障が続き、「なかなか思うような走りができなかった」。17年に桐生が9秒98と扉を開き、サニブラウン・アブデル・ハキーム、小池が9秒台に突入した。昨年は日本選手権8位。ドーハ世界選手権に出場することはできなかった。
それでも今季は、「コントロールできる筋肉」を使った走りにシフト。持ち味だったキレのある走りを取り戻した。「上半身と下半身の連動を意識」し、中心から力を発揮。初戦となった7月の東京選手権で10秒2台を3本まとめると、1週間前のゴールデングランプリでは10秒1台を2本。調子を上げて福井へ向かった。
ここ数年、「焦りもありました」と本音も吐露。これまで1度しか出していなかった10秒0台を同一大会で2本。「17年も状態がよかったですが、今のほうが9秒台に近いのかな。もう3人もいるので、気持ち的に余裕を持って(9秒台に)挑めます」。もう焦りはない。
新型コロナウイルスの影響もあり、4月以降では福井での試合が、陸上界にとっては観客を入れた最初の競技会。「たくさんの人がいてモチベーションも上がりました」と、その表情は充実感にあふれていた。
持ち前の勝負強さと力強さ。それに加え、バランスのとれた筋力と動きの連動。4人目の9秒台、そして来年に延期された東京五輪へ。ケンブリッジの進化はまだまだ止まりそうにない。
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9.98(+1.8) 桐生祥秀17年
9.98(+0.5) 小池祐貴19年
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10.02(+2.0) 朝原宣治01年
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