HOME 国内

2023.05.21

遠藤日向が3000m制す 昨秋からの左アキレス腱痛明かし「無理せずパリ五輪」照準/セイコーGGP
遠藤日向が3000m制す 昨秋からの左アキレス腱痛明かし「無理せずパリ五輪」照準/セイコーGGP

23年セイコーGGP男子3000mに優勝を飾った遠藤日向

◇セイコーゴールデングランプリ2023(5月21日/神奈川・日産スタジアム)

世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ゴールドのセイコーゴールデングランプリが行われ、男子3000mは遠藤日向(住友電工)が7分45秒08で優勝した。

広告の下にコンテンツが続きます

「今日は3位以内を目指していました。7分45秒あたりを狙ったレースだったので、この舞台でしっかり走れて優勝できたのは良かったです」

日本選手権5000m連覇を引っ提げ、参加標準記録を突破して出場した初の世界選手権。しかし、万全な調子で臨めず予選敗退に終わった。

その後は「いいわけになりますが、左アキレス腱を痛めて2ヵ月半ほど走れなかった」と言う。その間はウエイトトレーニングやバイクを使った練習で筋力や心肺機能をキープした。

ここまでの復帰過程は、「予定以上でも、以下でもない」。ただ、今回の結果については「トレーニングを積んできたから」と自身でも及第点を与える。

広告の下にコンテンツが続きます

アキレス腱のこともあり、「無理せずパリ五輪を目指しつつ、その中で世界選手権が見えれば」と焦りはない。まずは日本選手権の3連覇、そして「夏までに13分15秒」、その先にパリ五輪の参加標準記録(13分05秒00)を見据えている。

◇セイコーゴールデングランプリ2023(5月21日/神奈川・日産スタジアム) 世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ゴールドのセイコーゴールデングランプリが行われ、男子3000mは遠藤日向(住友電工)が7分45秒08で優勝した。 「今日は3位以内を目指していました。7分45秒あたりを狙ったレースだったので、この舞台でしっかり走れて優勝できたのは良かったです」 日本選手権5000m連覇を引っ提げ、参加標準記録を突破して出場した初の世界選手権。しかし、万全な調子で臨めず予選敗退に終わった。 その後は「いいわけになりますが、左アキレス腱を痛めて2ヵ月半ほど走れなかった」と言う。その間はウエイトトレーニングやバイクを使った練習で筋力や心肺機能をキープした。 ここまでの復帰過程は、「予定以上でも、以下でもない」。ただ、今回の結果については「トレーニングを積んできたから」と自身でも及第点を与える。 アキレス腱のこともあり、「無理せずパリ五輪を目指しつつ、その中で世界選手権が見えれば」と焦りはない。まずは日本選手権の3連覇、そして「夏までに13分15秒」、その先にパリ五輪の参加標準記録(13分05秒00)を見据えている。

男子3000m日本歴代5傑をチェック

7.40.09 大迫 傑(日清食品グループ) 2014. 9. 7 7.41.87 高岡寿成(鐘紡)       1999. 5.28 7.44.63 佐藤悠基(日清食品グループ) 2010. 7. 3 7.45.08 遠藤日向(住友電工)     2023. 5.21 7.46.37 塩尻和也(富士通)      2023. 5.21

【動画】ハイレベルな争いとなった男子3000m

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.30

【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第64回「駅伝とチームマネジメント~棄権を今後の糧に~」

山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます! 第64回「駅伝とチームマネジメント~棄権を今後の糧に~」 年の瀬が迫り、その先には箱根駅伝が待 […]

NEWS 今季の最終決戦を制するのは青学大、駒大、國學院大、中大、早大!? 創価大、帝京大などの5強崩しなるか/箱根駅伝

2025.12.30

今季の最終決戦を制するのは青学大、駒大、國學院大、中大、早大!? 創価大、帝京大などの5強崩しなるか/箱根駅伝

第102回箱根駅伝は2026年1月2日に往路、3日に復路の全10区間217.1kmで行われる。 前回大会でシード権を獲得した10校と、予選会を突破した10校とオープン参加の関東学生連合チームを合わせた21チームが出場。今 […]

NEWS SUBARU・三浦龍司「ワクワクしてもらえるようなレースに」 GMO・吉田祐也「優勝を目指して」ロジスティード・平林清澄「自分の走りでチームに貢献」 各選手が意気込み/ニューイヤー駅伝

2025.12.30

SUBARU・三浦龍司「ワクワクしてもらえるようなレースに」 GMO・吉田祐也「優勝を目指して」ロジスティード・平林清澄「自分の走りでチームに貢献」 各選手が意気込み/ニューイヤー駅伝

◇第70回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝/1月1日、群馬県庁発着・7区間100km) 第70回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の記者会見が12月30日、スタート・フィニッシュ地点となる群馬県庁で行われた。 […]

NEWS 名城大が4位 主将・米澤「みんなのお陰でやりきれた」連覇狙った立命大は5位/富士山女子駅伝

2025.12.30

名城大が4位 主将・米澤「みんなのお陰でやりきれた」連覇狙った立命大は5位/富士山女子駅伝

◇2025富士山女子駅伝(12月30日/静岡・富士山本宮浅間大社前~富士総合運動公園陸上競技場:7区間43.4km) 学生女子駅伝2大タイトルの一つ、富士山女子駅伝が行われ城西大が2時間22分36秒で初優勝を飾った。城西 […]

NEWS 2年ぶりV奪還へトヨタ自動車・鈴木芽吹「レース全体で自分の力を発揮」 2週間前に痛みも/ニューイヤー駅伝

2025.12.30

2年ぶりV奪還へトヨタ自動車・鈴木芽吹「レース全体で自分の力を発揮」 2週間前に痛みも/ニューイヤー駅伝

◇第70回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝/1月1日、群馬県庁発着・7区間100km) 元日に開催される全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の記者会見が12月30日、スタート・フィニッシュ地点となる群馬県庁で行 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top