◇第102回関東インカレ(5月11日~14日/神奈川・ギオンスタジアム相模原)1日目
関東インカレの1日目に女子棒高跳が行われ、小林美月(日体大)が4m06で優勝した。
超のつく長丁場となった空中戦を、1年生らしからぬ試合運びで制した。招集時間は13時30分。小林がインタビューエリアに訪れたのは20時半頃だった。
午前中は暑さを感じるほどだったが、午後からは気温がグッと下がり、強い雨が降り始めて中断。何度か雷鳴もとどろいた。トラック種目は30分ほどで再開したが、危険度の高い棒高跳は長引いた。
小林にとって初めての対校戦が、それほどまで難しいコンディションになっても「日本学生個人選手権と同じ雰囲気」と気にならず、条件面も「そこはあまり気にならなかったです」とあっけらかんと答えた。
昨年のインターハイ女王。日本学生個人選手権でも4m13の自己新をマークしていた。この日は3m60を1回で、3m70を3回目でクリア。3m80は1回で跳び、続く3m90は1回の小林を含めて3人が成功した。
勝負となった4m00を2回目でクリア。この高さを誰も跳べずにルーキーVが決まった。続く大会新となる4m06は2回目で制圧。ただ、「大会記録はあまり考えていなかったんです」。それよりも、学生個人で先輩の台信愛が作った日体大記録の4m18を超えるため、バーを4m19に。1、2回目は惜しかったがクリアならなかった。
好調の要因は助走の改善。「跳びたい気持ちが出て細かく動いていたところ、1歩1歩大きく助走するように意識できました」。持ち味の度胸満点の突っ込みからの振り上げが「ハマった」と振り返る。4m19はもちろん、4m20も「手応え」をつかんだ。「今年中に4m20を跳ぶのが目標です」。
棒高跳元日本記録保持者・小林史明氏を父に持ち、現在は日体大で直接指導を受ける。堂々の1年生優勝を飾った小林の次のターゲットは、6月のU20日本選手権。「昨年、優勝して成長できたので今年は連覇を狙います」と、長時間の競技時間を感じさせない笑顔で会場をあとにした。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
-
2024.12.13
-
2024.12.13
-
2024.12.13
-
2024.12.13
-
2024.12.13
-
2024.12.07
-
2024.11.24
-
2024.11.20
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.12.13
箱根駅伝V奪還狙う駒大 藤田敦史監督「100回大会の悔しさ晴らしたい」選手層に課題も手応えあり
第101回箱根駅伝に出場する駒大がオンラインで記者会見を開き、藤田敦史監督、大八木弘明総監督、選手が登壇、報道陣の取材に応じた。 藤田監督は「前回は出雲駅伝、全日本大学駅伝を制した状態で迎え、青山学院に負けて準優勝でした […]
2024.12.13
國學院大エースの平林清澄「どの区間でもエースとしての走りをする」最後の箱根駅伝「監督を大号泣させたい」
第101回箱根駅伝に出場する國學院大が12月13日、東京の渋谷キャンパスで壮行会が開かれ、前田康弘監督と選手たちが登壇。壮行会後に主将の平林清澄(4年)が報道陣の合同取材に応じた。 2冠を獲得しているだけに、壮行会にはフ […]
Latest Issue 最新号
2024年12月号 (11月14日発売)
全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会