日本陸連の理事会が3月14日に行われ、来年のブダペスト世界選手権における日本代表編成方針と内定条件について承認を得て発表された。
トラック&フィールドについては今夏のオレゴン世界選手権で8位入賞を果たした中で日本人最上位、競歩は同大会で3位以内の日本人最上位で、23年度に参加標準記録を突破した段階で同年のブダペスト世界選手権代表に内定する。
ブダペスト世界選手権の内定条件を今年のオレゴン世界選手権入賞に設定したことについて山崎一彦強化委員長は、パリ五輪までを見据えて「入賞を狙える有力な選手たちに、なるべく準備が必要だと考えられる」ことなどを理由に挙げる。早くに内定を得られることによって「ダイヤモンドリーグなどに出場することができる」と、トップ選手が海外遠征する機会を設ける狙いもある。
パリ五輪8位入賞以上を期待される選手は「2022年度-2024年度強化競技者」に認定。国際競技会において8位以内に入賞した選手をゴールドアスリートに認定して各年度150万円が強化費として支給。シルバーアスリートには100万が支給される。
また、今夏のオレゴン世界選手権の報奨金について、優勝300万円、2位に200万円、3位に100万円という金額で承認された。
15年北京世界選手権から19年ドーハ世界選手権まで3大会は優勝報奨金は1000万円で、2位に500万円、3位に400万円だったが、「ここ数年の財政状況を考慮」して減額となった。秋のアジア大会(中国・杭州)については優勝報奨金は100万円。いずれもリレー種目は予選と決勝を走った選手に半額が支給される。陸連は「財政基盤を考えていきたい」としている。

|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.05.02
ケニア、インド、中国の長距離選手がドーピング違反により出場資格停止
-
2025.05.01
-
2025.05.01
-
2025.05.01
-
2025.05.01
-
2025.04.30
2025.04.29
100mH田中佑美が予選トップ通過も決勝棄権「故障ではない」昨年の結婚も明かす/織田記念
-
2025.04.28
-
2025.04.26
2025.04.12
3位の吉居大和は涙「想像していなかったくらい悔しい」/日本選手権10000m
-
2025.04.12
-
2025.04.12
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.05.02
ケニア、インド、中国の長距離選手がドーピング違反により出場資格停止
アスリート・インテグリティー・ユニット(AIU、世界陸連の独立不正監査機関)は、4月中に複数の長距離選手に対し資格停止処分を科すことを発表した。いずれも禁止物質の使用が認められたため。 女子長距離の郭利亜(中国)はメチル […]
2025.05.01
KIPRUNが環境に優しい新たなシューズを発表 接着剤不使用の「KIPX」はリサイクル可能な次世代アイテム
KIPRUNは4月上旬、フランス・パリで発表会を行い、新たなブランドロゴを発表するとともに、今後日本国内でも発売を予定している新モデルシューズを発表した。 競歩世界チャンピオンも愛用したシューズ 2021年にブランド初の […]
2025.05.01
セイコーGGPトラック種目の海外選手を発表! 100mにパリ五輪4継金メダルブレーク、110mHに同7位ベネットら
日本陸連は5月1日、セイコーゴールデングランプリ2025(5月18日/東京・国立競技場)の出場選手第10弾としてトラック種目の海外選手を発表した。 男子100mには昨年のパリ五輪男子4×100mリレーで金メダルのジェロー […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL)
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)