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2025.08.09

編集部コラム「次のために早く」

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編集スタッフが週替りで綴って行きたいと思います。
暇つぶし程度にご覧ください!

第299回「次のために早く(井上)

 


ただいま、当コラムを執筆し始めました。時間は8月8日22時30分過ぎ。テレビでは夏の全国高校野球選手権(甲子園)が生中継されています。高校生はまだ試合をやっています。

夏の甲子園は、昨年から3日間(1日3試合)に限って午前と夕方の2部制を実施しましたが、今大会から1日4試合の日も大会第6日まで、午前に2試合と夕方から2試合の2部制を導入したそうです。

今日(8月8日)は夕方の初めの試合で1時間余りの雨天中断があり、第4試合は19時49分プレイボールとのこと。史上最も遅い試合開始だとか。

夏の甲子園も暑熱対策でなるべく日中には試合をしないようなスケジュールを組んだと思いますが、23時近くまで試合(ゲームセットは22時46分でこれも史上最も遅いらしい)をしているのも「これって、いいのかな」と思うまもなく47歳を迎える男の胸の内です。

暑熱対策といえば、陸上の広島インターハイです。あれから10日以上経ちました。4つの高校新が生まれ、特に男子100mは特大の記録でしたし、惜しくも追い風参考になりましたが、男子110mハードルや、女子短距離でも好記録となりました。

私は東京の会社でライブ動画を見ているだけで、現場には行っていませんが、この春から高校の各大会を取材してきましたし、いろんな選手を調べたり、顧問の先生と連絡を取ったりしていろんな思いがあります。そういった各選手へ思いを巡らせたとき、「これで良かったのかな」とすっきりしない気持ちです。

日程変更が発表されたのは、初日の3日前。出場した選手のみなさんはどうアジャストしていったのでしょうか。心身ともに準備は万全にできたのでしょうか。

もちろん、選手や関係者、競技役員、観客の生命を考えた対策はもちろん必要です。近年の暑さは日本中どこにいても過酷で厳しい。それを承知の上ですが、私自身は8人のみのファイナリスト(800m以下の種目やリレー2種目)が激突する姿や、与えられた試技3回をうまく使って記録を出していくところなどが見たかったなとインターネット中継の画面越しに思いました。

特に最後のインターハイとなる3年生に思いを巡らせると、切なさもあります。

ただ、運営側の方々を批判することもできません。ほぼほとんどが教員、先生ですから。陸上部顧問がメインの仕事ではなく、授業を受け持って生徒を指導したり、進路・生活指導があったり、授業以外にも校務があります。インターハイ準備のための会議だって、簡単にできません。

実施方式の変更となれば、各都道府県の代表の先生に集まってもらって議論を重ねながら、方向性を決め、細部まで固めていくのが理想だと思いますが、そのために頻繁かつ急に学校を留守にもできません。

そんな中で広島インターハイは何とかやり繰りして開催しました。選手、指導者、競技役員の方々、補助役員のみなさん、運営側関係者みなさんに感謝の心はしっかり刻もうと思います。

その経験を次のインターハイに生かしてほしいです。次回大会は、現時点での日程が2026年7月30日~8月3日の5日間。滋賀県彦根市の平和堂HATOスタジアムが会場です。

日本陸連は暑熱対策に関する第一次的な答申を今月中に出すそうですが、高校生(夏に全国大会を行う中学生も)は言うまでもなく、運営する側の事情も汲んだものを示してほしいです。

その上で、早い大会概要の決定を願います。地区によってはまもなく新人戦がスタート。新人戦の成績次第で来年のインターハイ支部大会のシード権が得られる県もあります。

また、滋賀インターハイが現行の日程で行われると、直後にはU20世界選手権(8月5日~9日/米オレゴンのヘイワード・フィールド)が控えています。常識的に考えれば、インターハイの激闘が終わったばかりですし、移動時間や時差調整等を踏まえると、両大会を掛け持ちして出場するのは難しい。有力選手はどちらかを選ぶことになるかもしれません。

開催時期や大会方式についていろんな話を耳にします。約1年という時間はありますが、早く決めて、高校生や指導者がインターハイや主要大会に向けて、トレーニングプランを立てられるようにしてほしいと思っています。

井上 敦(いのうえ あつし)
1978年8月生まれ。新潟市江南区出身。横越中→新潟明訓高→某大学(陸上では有名だが、陸上部に入っていないので匿名)。月刊陸上競技編集部には2015年6月中旬から在籍。中学で陸上部に入り最初は100mを始めたものの、ライバルが多く、ある選手(日本を代表するロングスプリンター)の活躍に影響されて400mに転向した。3年夏までメイン種目だったが結果は県大会に届かず。しかし、3年秋の駅伝での爆走やチームの県大会出場をきっかけにまたまた転向を決意。高校は中距離をメインに、2年の県新人戦1500mで6位に入ったのが最高成績だった。

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第299回「次のために早く(井上)

 

ただいま、当コラムを執筆し始めました。時間は8月8日22時30分過ぎ。テレビでは夏の全国高校野球選手権(甲子園)が生中継されています。高校生はまだ試合をやっています。 夏の甲子園は、昨年から3日間(1日3試合)に限って午前と夕方の2部制を実施しましたが、今大会から1日4試合の日も大会第6日まで、午前に2試合と夕方から2試合の2部制を導入したそうです。 今日(8月8日)は夕方の初めの試合で1時間余りの雨天中断があり、第4試合は19時49分プレイボールとのこと。史上最も遅い試合開始だとか。 夏の甲子園も暑熱対策でなるべく日中には試合をしないようなスケジュールを組んだと思いますが、23時近くまで試合(ゲームセットは22時46分でこれも史上最も遅いらしい)をしているのも「これって、いいのかな」と思うまもなく47歳を迎える男の胸の内です。 暑熱対策といえば、陸上の広島インターハイです。あれから10日以上経ちました。4つの高校新が生まれ、特に男子100mは特大の記録でしたし、惜しくも追い風参考になりましたが、男子110mハードルや、女子短距離でも好記録となりました。 私は東京の会社でライブ動画を見ているだけで、現場には行っていませんが、この春から高校の各大会を取材してきましたし、いろんな選手を調べたり、顧問の先生と連絡を取ったりしていろんな思いがあります。そういった各選手へ思いを巡らせたとき、「これで良かったのかな」とすっきりしない気持ちです。 日程変更が発表されたのは、初日の3日前。出場した選手のみなさんはどうアジャストしていったのでしょうか。心身ともに準備は万全にできたのでしょうか。 もちろん、選手や関係者、競技役員、観客の生命を考えた対策はもちろん必要です。近年の暑さは日本中どこにいても過酷で厳しい。それを承知の上ですが、私自身は8人のみのファイナリスト(800m以下の種目やリレー2種目)が激突する姿や、与えられた試技3回をうまく使って記録を出していくところなどが見たかったなとインターネット中継の画面越しに思いました。 特に最後のインターハイとなる3年生に思いを巡らせると、切なさもあります。 ただ、運営側の方々を批判することもできません。ほぼほとんどが教員、先生ですから。陸上部顧問がメインの仕事ではなく、授業を受け持って生徒を指導したり、進路・生活指導があったり、授業以外にも校務があります。インターハイ準備のための会議だって、簡単にできません。 実施方式の変更となれば、各都道府県の代表の先生に集まってもらって議論を重ねながら、方向性を決め、細部まで固めていくのが理想だと思いますが、そのために頻繁かつ急に学校を留守にもできません。 そんな中で広島インターハイは何とかやり繰りして開催しました。選手、指導者、競技役員の方々、補助役員のみなさん、運営側関係者みなさんに感謝の心はしっかり刻もうと思います。 その経験を次のインターハイに生かしてほしいです。次回大会は、現時点での日程が2026年7月30日~8月3日の5日間。滋賀県彦根市の平和堂HATOスタジアムが会場です。 日本陸連は暑熱対策に関する第一次的な答申を今月中に出すそうですが、高校生(夏に全国大会を行う中学生も)は言うまでもなく、運営する側の事情も汲んだものを示してほしいです。 その上で、早い大会概要の決定を願います。地区によってはまもなく新人戦がスタート。新人戦の成績次第で来年のインターハイ支部大会のシード権が得られる県もあります。 また、滋賀インターハイが現行の日程で行われると、直後にはU20世界選手権(8月5日~9日/米オレゴンのヘイワード・フィールド)が控えています。常識的に考えれば、インターハイの激闘が終わったばかりですし、移動時間や時差調整等を踏まえると、両大会を掛け持ちして出場するのは難しい。有力選手はどちらかを選ぶことになるかもしれません。 開催時期や大会方式についていろんな話を耳にします。約1年という時間はありますが、早く決めて、高校生や指導者がインターハイや主要大会に向けて、トレーニングプランを立てられるようにしてほしいと思っています。
井上 敦(いのうえ あつし) 1978年8月生まれ。新潟市江南区出身。横越中→新潟明訓高→某大学(陸上では有名だが、陸上部に入っていないので匿名)。月刊陸上競技編集部には2015年6月中旬から在籍。中学で陸上部に入り最初は100mを始めたものの、ライバルが多く、ある選手(日本を代表するロングスプリンター)の活躍に影響されて400mに転向した。3年夏までメイン種目だったが結果は県大会に届かず。しかし、3年秋の駅伝での爆走やチームの県大会出場をきっかけにまたまた転向を決意。高校は中距離をメインに、2年の県新人戦1500mで6位に入ったのが最高成績だった。

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