2025.05.17

◇セイコーゴールデングランプリ2025(5月18日/東京・国立競技場)
世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ゴールドのセイコーゴールデングランプリの前日会見が国立競技場で行われ、男子110mハードルの村竹ラシッド(JAL)、女子1500mの田中希実(New Balance)、男子走幅跳の泉谷駿介(住友電工)、男子400mハードルの豊田兼(トヨタ自動車)が登壇した。
11時30分の3000mで2000mまでのペースメーカーをこなした後に、13時10分の1500mに出場する田中。「体調次第ではあるけど、その中でしっかりと勝負して、中身にこだわったレースができれば」と抱負を語った。
豪州の選手が1500mのレースに出場した後、3000mのペースメーカーをする姿を見て、「体力的なところが世界と戦ううえで大切になる」と考えてのチャレンジ。ただ、昨年のタイムテーブルでは1500m、3000mの順番だったが、今年は3000m、1500mに変更。そのため「どうしようと思った」と苦笑いで振り返る。
それでも、「ペースメーカーを断ったら迷惑がかかる。1500mに出るかどうかを迷ったけど、間隔を空けていただいたので、それでも勝負する気持ちが大事と思った」と田中。そして「できない言い訳をするのではなく、決まったことをしっかりとやってみて、その後にどうなるかを見てみたい」と続ける。
冬の室内シーズンから精力的にレースをこなし、屋外シーズンを迎えてからも今季創設されたグランドスラム・トラックへの参戦、その合間に国内、海外と多忙なスケジュールを過ごしている。
その中で感じているのが、「ラストになると硬くなること」。その原因が「精神なところか、身体的なところか」を探っている際中だが、「1人での練習でやれていることが、レースで再現できない。ラストに向かうまでにリズムが乱れている」ことも原因の一つに挙げた田中。「ラストに向けて、作っていくこと」を意識し、答えを明日のレースで見つけに行く。
1500mから5000mまで、幅広い種目をこなす中で、「スピード、スタミナともにちょっと不安定なところが続いていた」と感じ、今大会に向けて「久しぶりに1週間後ほど1つの場所で練習する期間を設けられた」と言う。「足元を固める」取り組みと、これまでの積み重ねの成果を、東京・国立で披露するつもりだ。
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