◇木南記念(5月11日/大阪・ヤンマースタジアム長居)
日本グランプリシリーズの木南記念が行われ、タイムレース決勝で実施された男子400mハードルは、パリ五輪代表の小川大輝(東洋大)が、学生歴代9位の48秒61で優勝を飾った。2位の筒江海斗(スポーツテクノ和広)も48秒75で続いた。
4月の日本学生個人選手権では「ケイレンしてしまった」と49秒75にとどまったが、5月3日の静岡国際では49秒08まで戻して、今大会に臨んだ。「そこで刺激になった」と、持ち味の後半でも強さを見せた。
東京世界選手権の参加標準記録(48秒50)まであと0.11秒に迫り「タイマーを見て、行けるんじゃないかという感覚があったのですが……悔しいです」。それでも、「昨年は49秒22だったので、この段階で48秒6まで来られているのは成長」と自信を深めた。
冬季は「(OBの)中島佑気ジョセフさん(富士通)らと一緒にロングの練習をやってきました」。走りのリズムを学び、「大きな走りを意識してきました」と好記録の要因を語る。
同じ週に関東インカレが行われているが、見送って条件の良い木南記念へ。前々日まで現地でサポートと応援をしていた小川。「チームとして戦うなか申し訳ないのですが、頼れるみんなのお陰」と感謝し、「最低でも関東インカレの優勝タイム(49秒06)には勝ちたかったので良かった」と笑顔を見せた。
次戦のセイコーゴールデングランプリで「標準記録を切りたい」と力強く語った。
男子400mH 学生歴代10傑
47.89 為末大(法大4) 2001. 8.10 47.93 成迫健児(筑波大4) 2006. 5. 6 47.99 豊田兼(慶大4) 2024. 6.28 48.41 岸本鷹幸(法大4) 2012. 6. 9 48.46 井之上駿太(法大4) 2024. 9.21 48.51 渡邊脩(日体大3) 2024. 9.21 48.58 黒川和樹(法大4) 2023. 8.21 48.59 下田隼人(東洋大1) 2024. 9.21 48.61 小川大輝(東洋大4) 2025. 5.11 48.65 千葉佳裕(順大4) 2001. 5.20
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.05.14
2025日本最新ランキング【女子】
2025.05.14
2025日本最新ランキング【男子】
-
2025.05.13
2025.05.11
久保凛は2分02秒29の2位に号泣「母の日に花束を持って帰りたかった」/木南記念
-
2025.05.08
2025.05.11
久保凛は2分02秒29の2位に号泣「母の日に花束を持って帰りたかった」/木南記念
-
2025.05.03
-
2025.04.29
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.05.14
男子走幅跳・藤原孝輝が8m03でV 中国で23年以来の8mジャンプ/WAコンチネンタルツアー
5月14日、中国・重慶で世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・シルバーの中国グランプリ第3戦の初日が行われ、男子走幅跳で藤原孝輝(東洋大院)が8m03(+1.1)で優勝を飾った。 13日に23歳の誕生日を迎えたばかりの藤 […]
2025.05.14
2025日本最新ランキング【女子】
女子100m 2025年 11.42 1.8 君嶋愛梨沙(土木管理総合) 4.29 11.45 -0.1 三浦 愛華(愛媛競技力本部) 5.11 11.51 -0.1 山中日菜美(滋賀陸協) 5.11 11.57 […]
2025.05.14
2025日本最新ランキング【男子】
男子100m 2025年 10.09 1.8 栁田 大輝(東洋大4) 4.25 10.09 1.1 小池 祐貴(住友電工) 5.11 10.12 0.4 井上 直紀(早大4) 4.29 10.12 1.1 鈴木 […]
Latest Issue
最新号

2025年6月号 (5月14日発売)
Road to TOKYO
Diamond League JAPANの挑戦
村竹ラシッド、三浦龍司が初戦で世界陸上内定
Road to EKIDEN Season 25-26
学生長距離最新戦力分析