プーマ ジャパンはロードシーズンに向けたレーシングモデルを含む4モデルをラインアップした「EKIDEN RUSH PACK」を12月8日に発売した。4モデルのうち、「FAST-R NITRO ELITE 2」は前モデルからフルアップグレードとなっている。
ブランドミッションである「Forever.Faster.」のもと、これまでも速さを求めるアスリートをサポートしてきたプーマは、2021年から本格的に長距離部門への商品展開、サポートを再度強化してきた。今回のシューズはそんなプーマの“本気度”が詰まっている。
「FAST-R NITRO ELITE 2」は好評だった「FAST-R NITRO ELITE」からさらにパワーアップ。プーマが独自開発した高反発の「ニトロ エリート フォーム」を、前足部だけではなく後足部にも採用し、どんな接地でも前への推進力を生み出す。
パワフルな推進力とランニングエコノミーを追求するカーボンプレートは、前作同様に中央部にむき出しになっているだけではなく、つま先まで伸びた。
同社の実験データでは前作と比較してランニングエコノミーが1.3%、ストライドは1.2%向上したという。
アッパー部分にはこちらも独自の軽量ウーブン素材「ULTRAWEAVE(ウルトラウィーブ)」が採用。前モデルから20%の軽量化を実現させた。
その結果、調査データでは前作と比べ、フルマラソンでは2時間30分前後のベストを持つランナーは1分24秒、3時間30分前後がベストのランナーは2分30秒の記録短縮が見込めた。
11月30日に実施されたトライアルセッションでは、プーマ契約アスリートである中西亮貴(トーエネック)と米満怜(コニカミノルタ)、そして佐藤悠基(SGホールディングス)が実際にFAST-R NITRO ELITE 2を履いて試走。中西は「反発力が強く、グリップ力がすごい。最高のシューズだと思います」、米満は「足を置く(接地する)だけで爆発力を得られた」と好感触を得ている。
特定のシューズメーカーとあえて契約せず、自分に合ったシューズを試している佐藤は「足を入れた瞬間、このシューズは違うなと思いました。すごいシューズを出してきたな」と語っていた。
「EKIDEN RUSH PACK」は、「FAST-R NITRO ELITE 2」の他に、ロングレースにも対応している「DEVIATE NITRO ELITE 2」、スピードレースや上り坂向きの「FAST-FWD NITRO ELITE」、ジョギングからマラソンまで万能な「DEVIATE NITRO 2」という計4モデルをリリース。
イエローをベースに、「個性と速さを表現」したプーマらしいサイケデリックなカラー配置。内側にはすべての駅伝ランナーへの思いを表現する「襷」があしらわれている。踵部には「100%力を出し切る」という意味を込めた「100」のモチーフがデザインされている。
細部にわたるまでプーマの“本気”が詰まった「EKIDEN RUSH PACK」。年末年始の駅伝・ロードシーズンで自分の可能性を“爆発”させてくれそうだ。
「EKIDEN RUSH PACK」は11月30日から予約販売がスタートしており、12月8日に一般販売が開始。プーマストア 原宿キャットストリート、プーマストア大阪、プーマ公式オンラインストア、PUMA アプリ、一部取扱い店舗にて販売される。
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