2023.07.18
7月15日から17日までの3連休は各地で大会が行われ、中学生が好記録を連発した。
7月15日の鹿児島県選手権男子ジュニアB100m予選では、安田夢雄生(HRC/中3)が中学歴代3位タイの10秒61(+2.0)をマークした。これまでの安田の自己ベストは4月下旬にマークした10秒86。決勝は一転して3.8mの向かい風となったが、11秒06で優勝している。中学記録は2014年に宮本大輔(周陽・山口/現・YMFG)が出した10秒56。
同日の2023第2回関西学連長距離強化記録会では、男子1500mで田中悠大(岩出二3和歌山)が中学歴代3位の3分50秒10で走破。学生や高校生を抑え、8組1着でフィニッシュした。2年前に川口峻太朗(京山・岡山/現・洛南高2京都)が樹立した中学記録(3分49秒02)に1秒08と迫っている。
16日の愛知県選手権女子100mでは佐藤那有(田原中部3)が11秒88(+1.0)の今季中学最高タイムをマーク。2021年に中学歴代9位タイの11秒86をマークしている姉・俐有(現・至学館高2)の記録に0.02秒と迫った。
その前日には、広島県中学通信中2女子100m予選1組で三好美羽(神辺西)が11秒90(+3.0)をマーク。追い風参考ながら初の11秒台に突入したが、決勝は棄権した。三好は昨年10月のU16大会覇者。6月には中2歴代8位タイの12秒06(+1.1)で走っている。
16日の静岡県中学通信では男子200m決勝で吉田明仁(中郷西3)が今季中学リスト2位の21秒94(-0.5)で優勝。吉田は7月8日に400mで今季中学リスト1位の49秒36を走っており、週をまたいで2種目で好記録を残した。
同日の神戸市中学総体男子800mでは梅田大陸(大原3)1分56秒36の大会新で優勝。梅田は5月21日に1分56秒06の今季中学最高をマークしており、これで今季4度目の1分56秒台となった。
17日の神奈川県中学通信初日では複数種目で全国上位の好記録が誕生した。
男子3年100m決勝(+1.8)では優勝した磯野航平(東名)が10秒80、2位の大滝航(中島)が10秒82と好勝負を展開。大滝は予選で10秒78(+1.8)を出している。
男子2年100mでは大津康太(有馬)が11秒00(+1.4)で大会新V。大津は7月2日に10秒97(+1.7)と、2年男子では今季最速タイムを残している。
女子2年100mでは吉永ひまり(御幸)が12秒16(+1.3)で優勝。予選では12秒09(+1.6)の大会新を樹立した。吉永は昨年中1歴代3位の12秒10をマークし、全中では1年生ながら4位に入っている。
女子共通走高跳では昨年の全中覇者・鴨田るな(相模原旭3)が1m72で貫禄勝ち。鴨田は7月2日に中学歴代7位タイの1m75に成功している。
今週末にも各地で全中指定大会が開催されるため、好記録が誕生しそうだ。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.10.20
-
2025.10.19
-
2025.10.19
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/個人成績(2025年10月18日)
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/チーム総合(2025年10月18日)
-
2025.10.13
-
2025.10.18
-
2025.10.18
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.10.20
ハファシマナがブルンジ勢として4連覇! 女子はアメバウが快勝 世界陸連クロカン・ツアーが開幕/WAクロカンツアー
世界陸連(WA)クロスカントリーツアー・ゴールドの初戦ゾルノツァ国際クロスが10月19日、スペインで開催され、男子(8.7km)はE.ハファシマナ(ブルンジ)が25分50秒、女子(8.7km)はL.アメバウ(エチオピア) […]
2025.10.20
トロイティチが2時間3分30秒の大会新V チェプテゲイが自己新 女子はデスタが2時間17分37秒/アムステルダムマラソン
アムステルダムマラソンが10月19日、オランダで開催され、男子はG.トロイティチ(ケニア)が2時間3分30秒で、女子はA.デスタ(エチオピア)が2時間17分37秒で優勝した。 男子優勝のトロイティチは今年の東京マラソンで […]
2025.10.20
其田健也が2時間8分33秒で16位 中間点まで先頭集団に食らいつく/アムステルダムマラソン
10月19日、オランダでアムステルダムマラソンが行われ、ブダペスト世界選手権代表の其田健也(JR東日本)が2時間8分33秒で16位に入った。 其田はスタートから1km3分を切るペースを刻む先頭集団につけ、5kmを14分3 […]
2025.10.20
U18女子走幅跳・岡林結衣 1年ぶり自己新の6m03で栄冠! 6回目に逆転V/U18・16大会
◇第19回U18・第56回U16大会(10月17~19日/三重交通Gスポーツの杜伊勢陸上競技場)3日目 U18・U16大会の最終日となる3日目が行われ、U18女子走幅跳では岡林結衣(高知農高1高知)が最終6回目の跳躍で6 […]
2025.10.20
バログン・ハルが300m37秒88の高校歴代2位&U18最高記録! 「後半に第2のギアを上げられた」/U18・16大会
◇第19回U18・第56回U16大会(10月17~19日/三重交通Gスポーツの杜伊勢陸上競技場)3日目 U18・U16大会の最終日となる3日目が行われ、U18女子300mはバログン・ハル(市川高2千葉)が37秒88の大会 […]
Latest Issue
最新号

2025年11月号 (10月14日発売)
東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望