HOME 海外

2023.04.18

キプチョゲ6位に敗れる!自身キャリア3度目の黒星で初優勝ならず/ボストンマラソン
キプチョゲ6位に敗れる!自身キャリア3度目の黒星で初優勝ならず/ボストンマラソン

エリウド・キプチョゲ(ケニア)

ワールドマラソンメジャーズのボストンマラソンが4月17日に行われた。男子マラソンの世界記録(2時間1分09秒)を持ち、オリンピック2連覇中の王者エリウド・キプチョゲ(ケニア)が2時間9分23秒(速報値)で6位に敗れた。

30km過ぎまでキプチョゲはほぼ先頭でレースを進めたものの、G.ゲアイ(タンザニア)の仕掛けに反応できず先頭集団から遅れた。その後、抜け出したE.チェベト(ケニア)が2時間5分54秒(速報値)で連覇を達成。38歳になったキプチョゲは最後まで王者らしく走り抜き、沿道の観客からも大きな拍手が送られた。

キプチョゲがマラソンで敗れたのは2013年のベルリン(2位)、2020年のロンドン(8位)に続いて3回目。昨年9月に当時37歳ながらベルリンで自らの持つ世界記録(2時間1分39秒)を30秒更新するなど、年齢を感じさせない走りを見せていた。

広告の下にコンテンツが続きます

キプチョゲは2003年世界選手権5000mで優勝。13年のハンブルクでマラソンデビューすると、2レース目の13年ベルリン・マラソンで2位になって以降、14年ロッテルダムから昨年のロンドンまでメジャーマラソン10連勝を果たした。

その間、16年リオ五輪金メダル、18年ベルリンでは2時間1分39秒の世界新記録を樹立。さらに、19年10月の「INEOS 1:59 challenge」では、非公認ながら人類初の2時間切りとなる1時間59分40秒2で42.195kmを走った。

21年東京五輪では五輪連覇を達成。22年東京マラソンも制し、9月にベルリンで世界記録を樹立。その後、キプチョゲはワールドマラソンメジャーズ(東京、ボストン、ロンドン、ベルリン、シカゴ、ニューヨーク)の全制覇を目標に掲げていた。

これまでロンドンを4度、ベルリンでは2度の世界記録樹立を含め4度制している。14年にシカゴも優勝しており、残す大会はボストン、ニューヨークの2大会。今回でボストン初優勝を目指していた。

ワールドマラソンメジャーズのボストンマラソンが4月17日に行われた。男子マラソンの世界記録(2時間1分09秒)を持ち、オリンピック2連覇中の王者エリウド・キプチョゲ(ケニア)が2時間9分23秒(速報値)で6位に敗れた。 30km過ぎまでキプチョゲはほぼ先頭でレースを進めたものの、G.ゲアイ(タンザニア)の仕掛けに反応できず先頭集団から遅れた。その後、抜け出したE.チェベト(ケニア)が2時間5分54秒(速報値)で連覇を達成。38歳になったキプチョゲは最後まで王者らしく走り抜き、沿道の観客からも大きな拍手が送られた。 キプチョゲがマラソンで敗れたのは2013年のベルリン(2位)、2020年のロンドン(8位)に続いて3回目。昨年9月に当時37歳ながらベルリンで自らの持つ世界記録(2時間1分39秒)を30秒更新するなど、年齢を感じさせない走りを見せていた。 キプチョゲは2003年世界選手権5000mで優勝。13年のハンブルクでマラソンデビューすると、2レース目の13年ベルリン・マラソンで2位になって以降、14年ロッテルダムから昨年のロンドンまでメジャーマラソン10連勝を果たした。 その間、16年リオ五輪金メダル、18年ベルリンでは2時間1分39秒の世界新記録を樹立。さらに、19年10月の「INEOS 1:59 challenge」では、非公認ながら人類初の2時間切りとなる1時間59分40秒2で42.195kmを走った。 21年東京五輪では五輪連覇を達成。22年東京マラソンも制し、9月にベルリンで世界記録を樹立。その後、キプチョゲはワールドマラソンメジャーズ(東京、ボストン、ロンドン、ベルリン、シカゴ、ニューヨーク)の全制覇を目標に掲げていた。 これまでロンドンを4度、ベルリンでは2度の世界記録樹立を含め4度制している。14年にシカゴも優勝しており、残す大会はボストン、ニューヨークの2大会。今回でボストン初優勝を目指していた。

キプチョゲのマラソン全成績(公認)をチェック

13年5月ハンブルク  2.05.30 優勝 13年9月ベルリン   2.04.05 2位 14年4月ロッテルダム 2.05.00 優勝 14年10月シカゴ    2.04.11 優勝 15年4月ロンドン   2.04.42 優勝 15年9月ベルリン   2.04.00 優勝 16年4月ロンドン   2.03.05 優勝 16年8月リオ五輪   2.08.44 優勝 17年9月ベルリン   2.03.32 優勝 18年4月ロンドン   2.04.17 優勝 18年9月ベルリン   2.01.39 優勝=世界新 19年4月ロンドン   2.02.37 優勝 20年10月ロンドン   2.06.49 8位 21年4月NNミッション 2.04.30 優勝 21年8月東京五輪 2.08.38 優勝 22年3月東京     2.02.40 優勝 22年9月ベルリン 2.01.09 優勝=世界新

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.08

女子400mのナセルがアディダスと契約 パリ五輪銀、東京世界陸上銅メダリスト

女子400mのアジア記録保持者、S.E.ナセル(バーレーン)がアディダスとのプロ契約を結んだことを発表した。自身のSNSで契約締結に関して「新たな挑戦と歴史的偉業に向け、アディダスの献身的な取り組みとパートナーシップは極 […]

NEWS 全米クロカン選手権はウォルフとケラティ・フレスギが制す 世界陸上入賞・ヤングら上位選手が26年1月の世界クロカン代表に内定

2025.12.08

全米クロカン選手権はウォルフとケラティ・フレスギが制す 世界陸上入賞・ヤングら上位選手が26年1月の世界クロカン代表に内定

12月6日、米国・オレゴン州ポートランドで全米クロスカントリー選手権(10km)が行われ、男子はP.ウォルフが29分17秒で、女子はW.ケラティ・フレスギが33分46秒で優勝した。 女子を制したケラティ・フレスギはパリ五 […]

NEWS 3月のThe TENから7月にかけて17大会を実施! 26年実施の米国陸連ツアー日程発表

2025.12.08

3月のThe TENから7月にかけて17大会を実施! 26年実施の米国陸連ツアー日程発表

米国陸連(USATF)は12月5日、来年実施するUSATFツアー17大会の日程を発表した。 米国では連盟が統括するツアーの立ち上げを10月に発表しており、年次総会で対象大会と日程が決定された。3月28日のThe TENを […]

NEWS 400mH・ベンジャミンと短距離のジェファーソン・ウッデンが年間最優秀賞! 米国陸連が年間表彰者発表

2025.12.08

400mH・ベンジャミンと短距離のジェファーソン・ウッデンが年間最優秀賞! 米国陸連が年間表彰者発表

米国陸連(USATF)は12月5日、2025年の年間表彰者を発表した。 レジェンドの名を冠した年間最優秀賞は、男子(ジェシー・オーエンス賞)が400mハードルのR.ベンジャミン、女子(ジャッキー・ジョイナー=カーシー賞) […]

NEWS 福岡国際と防府読売、2つのマラソンは2人の「西山」が2時間7分台でロス五輪MGC切符つかむ

2025.12.08

福岡国際と防府読売、2つのマラソンは2人の「西山」が2時間7分台でロス五輪MGC切符つかむ

MGCシリーズ2025-26男子G1の福岡国際マラソンと防府読売マラソンの2大会が12月7日に行われた。 福岡国際はバイエリン・イエグゾー(エチオピア)が2時間7分51秒で優勝。2位には西山雄介(トヨタ自動車)が2時間7 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top