HOME 国内

2023.03.01

安川電機リオ五輪マラソン代表の北島寿典が引退「充実した競技人生」他3選手退部とモゲニ入部を発表
安川電機リオ五輪マラソン代表の北島寿典が引退「充実した競技人生」他3選手退部とモゲニ入部を発表

2021年の全日本実業団対抗駅伝ではアンカーを務めた北島寿典(安川電機)

安川電機は3月1日付での退部選手と新加入選手を発表した。

退部するのは、リオ五輪マラソン代表の北島寿典、山口晟弥、山瀬大成、グルム・ワルデ・ツファの4人。

北島は1984年生まれの38歳。群馬県で育ち、群馬中央高から東洋大へ進んだ。高校時代には群馬代表として全国都道府県対抗駅伝に出場。東洋大では箱根駅伝に3、4年時に出場し、4年時は8区区間賞を獲得した。

広告の下にコンテンツが続きます

16年のびわ湖毎日マラソンには一般参加ながら日本人トップの2位となり、同年のリオ五輪代表に選出。本番では故障の影響から何とか完走して94位だった。

北島は年齢による衰えを感じながらも「年齢を重ねたことで、競技に対して、新たな楽しみややりがいを感じていました」。他チームのベテランと競り合うことをモチベーションにしていたという。

しかし、「すべての選手に勝てなくても、同じような立場の”ベテラン”選手とだけは競り合っていたい」という気持ちにも陰りを感じたことで引退を決めた。

「最後の最後まで、やりがいを持って競技に取り組むことができ、本当に充実した競技人生を送ることができました。ありがとうございました」と感謝を綴っている。

山口は福岡・大牟田高、日体大出身。大学時代は3年時に箱根駅伝のエントリーメンバー入り。19年に入社し、昨年のニューイヤー駅伝では7区を走った。地元チームということもあり、「憧れのチームに在籍し素晴らしい選手と競技ができてたことは幸せでした」とコメントしている。

山瀬は熊本・千原台高時代に全国高校駅伝に2度出場。東京国際大では箱根駅伝や全日本大学駅伝を走った。20年に入社し、昨年のニューイヤー駅伝では5区を務めている。「たくさんの応援をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです」とコメントした。

また同日付で大分東明高出身で旭化成に所属していたモゲニ・ベヌエル・マゴマが入部したと発表している。

安川電機は3月1日付での退部選手と新加入選手を発表した。 退部するのは、リオ五輪マラソン代表の北島寿典、山口晟弥、山瀬大成、グルム・ワルデ・ツファの4人。 北島は1984年生まれの38歳。群馬県で育ち、群馬中央高から東洋大へ進んだ。高校時代には群馬代表として全国都道府県対抗駅伝に出場。東洋大では箱根駅伝に3、4年時に出場し、4年時は8区区間賞を獲得した。 16年のびわ湖毎日マラソンには一般参加ながら日本人トップの2位となり、同年のリオ五輪代表に選出。本番では故障の影響から何とか完走して94位だった。 北島は年齢による衰えを感じながらも「年齢を重ねたことで、競技に対して、新たな楽しみややりがいを感じていました」。他チームのベテランと競り合うことをモチベーションにしていたという。 しかし、「すべての選手に勝てなくても、同じような立場の"ベテラン"選手とだけは競り合っていたい」という気持ちにも陰りを感じたことで引退を決めた。 「最後の最後まで、やりがいを持って競技に取り組むことができ、本当に充実した競技人生を送ることができました。ありがとうございました」と感謝を綴っている。 山口は福岡・大牟田高、日体大出身。大学時代は3年時に箱根駅伝のエントリーメンバー入り。19年に入社し、昨年のニューイヤー駅伝では7区を走った。地元チームということもあり、「憧れのチームに在籍し素晴らしい選手と競技ができてたことは幸せでした」とコメントしている。 山瀬は熊本・千原台高時代に全国高校駅伝に2度出場。東京国際大では箱根駅伝や全日本大学駅伝を走った。20年に入社し、昨年のニューイヤー駅伝では5区を務めている。「たくさんの応援をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです」とコメントした。 また同日付で大分東明高出身で旭化成に所属していたモゲニ・ベヌエル・マゴマが入部したと発表している。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.08

サニブラウンがU20合宿にサプライズ登場!「みなさんが日本陸上界の未来」期待のジュニア選手たちにエール

有力ジュニア選手が全国から集まるU20オリンピック育成競技者研修合宿が12月4日から7日までの4日間、ナショナルトレーニングセンターで行われた。 選手たちが集合し、開講式が開かれて最初の研修に登場したのが男子短距離のサニ […]

NEWS U20世代トップ選手約60人が4日間合宿! 100mインターハイ2位の菅野翔唯、100mH高校記録保持者・石原南菜ら参加

2025.12.08

U20世代トップ選手約60人が4日間合宿! 100mインターハイ2位の菅野翔唯、100mH高校記録保持者・石原南菜ら参加

ジュニア世代の有力選手が対象の「U20オリンピック育成競技者研修合宿」が12月4~7日の4日間、東京都北区のナショナルトレーニングセンターで行われた。 インターハイやU20日本選手権、U18大会などで上位に入った高校生や […]

NEWS 富士山女子駅伝の全日本大学選抜に立教大・小川陽香、明治国際医療大・古西亜海ら12人選出

2025.12.08

富士山女子駅伝の全日本大学選抜に立教大・小川陽香、明治国際医療大・古西亜海ら12人選出

日本学生陸上競技連合は12月8日、2025全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)に出場する全日本大学選抜チームの選手を発表した。 全日本大学選抜チームは全国8地区学連(北海道、東北、関東、北信越、東海、関西、中国四国、 […]

NEWS 2026年関東インカレは5月21日~24日に宇都宮で初開催! 参加標準記録も発表

2025.12.08

2026年関東インカレは5月21日~24日に宇都宮で初開催! 参加標準記録も発表

12月8日、関東学連は2026年の関東インカレを、栃木県宇都宮市のカンセキスタジアムとちぎで5月21日から24日に開催すると発表した。 関東の学生ナンバーワンを決める関東インカレは、来年で第105回を迎える伝統の対校戦。 […]

NEWS 女子400mのナセルがアディダスと契約 パリ五輪銀、東京世界陸上銅メダリスト

2025.12.08

女子400mのナセルがアディダスと契約 パリ五輪銀、東京世界陸上銅メダリスト

女子400mのアジア記録保持者、S.E.ナセル(バーレーン)がアディダスとのプロ契約を結んだことを発表した。自身のSNSで契約締結に関して「新たな挑戦と歴史的偉業に向け、アディダスの献身的な取り組みとパートナーシップは極 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top