世界陸連(WA)は2024年パリ五輪の出場資格方法を発表した。
東京五輪、オレゴン世界選手権と同様、各種目にターゲットナンバー(出場枠)が設けられ、設定されている参加標準記録突破者と、それに満たない場合はワールドランキングの上位順に出場資格を得られる。WAとしては参加標準記録とワールドランキングの出場資格取得者が50%に近くなるように設定しているという。
発表された参加標準記録は、多くが来年に控えるブダペスト世界選手権に近い記録。男子100mはブダペストと同じ10秒00。なお、東京五輪およびオレゴン世界選手権の10秒05からは上昇している。
東京五輪からの比較ではほとんどの種目で記録が上昇。特に記録水準が上がっている中長距離は軒並み参加標準記録が厳しいものに。10000mは男子が27分00秒00、女子は30分40秒00にまでアップしている。男子1500mは3分35秒00から3分33秒50にまで跳ね上がった。
また、ブダペスト世界選手権で36になったフィールド種目のターゲットナンバーは、パリ五輪で再び32へと減少。マラソンの出場枠も100人から80人になった。
リレーは24年にバハマ・ナッソーで行われる世界リレーが選考会となることがすでに発表済み。また、オレゴン世界選手権で初めて実施された35km競歩については、男女混合(1名ずつ)の団体種目となった。
記録の有効期間は10000m、混成、競歩、リレーは、2022年12月31日から2024年6月30日まで。マラソンは2022年11月1日から2024年4月30日。その他の種目は、2023年7月1日から2024年6月30日までと設定された。
パリ五輪は8月2日から11日に開催される。
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