HOME 国内、海外

2022.12.21

24年パリ五輪の標準記録発表 男子100m10秒00、1万m27分ちょうど 35km競歩は混合団体種目に

世界陸連(WA)は2024年パリ五輪の出場資格方法を発表した。

東京五輪、オレゴン世界選手権と同様、各種目にターゲットナンバー(出場枠)が設けられ、設定されている参加標準記録突破者と、それに満たない場合はワールドランキングの上位順に出場資格を得られる。WAとしては参加標準記録とワールドランキングの出場資格取得者が50%に近くなるように設定しているという。

発表された参加標準記録は、多くが来年に控えるブダペスト世界選手権に近い記録。男子100mはブダペストと同じ10秒00。なお、東京五輪およびオレゴン世界選手権の10秒05からは上昇している。

広告の下にコンテンツが続きます

東京五輪からの比較ではほとんどの種目で記録が上昇。特に記録水準が上がっている中長距離は軒並み参加標準記録が厳しいものに。10000mは男子が27分00秒00、女子は30分40秒00にまでアップしている。男子1500mは3分35秒00から3分33秒50にまで跳ね上がった。

また、ブダペスト世界選手権で36になったフィールド種目のターゲットナンバーは、パリ五輪で再び32へと減少。マラソンの出場枠も100人から80人になった。

リレーは24年にバハマ・ナッソーで行われる世界リレーが選考会となることがすでに発表済み。また、オレゴン世界選手権で初めて実施された35km競歩については、男女混合(1名ずつ)の団体種目となった。

記録の有効期間は10000m、混成、競歩、リレーは、2022年12月31日から2024年6月30日まで。マラソンは2022年11月1日から2024年4月30日。その他の種目は、2023年7月1日から2024年6月30日までと設定された。

パリ五輪は8月2日から11日に開催される。

次ページ パリ五輪の参加標準記録一覧

世界陸連(WA)は2024年パリ五輪の出場資格方法を発表した。 東京五輪、オレゴン世界選手権と同様、各種目にターゲットナンバー(出場枠)が設けられ、設定されている参加標準記録突破者と、それに満たない場合はワールドランキングの上位順に出場資格を得られる。WAとしては参加標準記録とワールドランキングの出場資格取得者が50%に近くなるように設定しているという。 発表された参加標準記録は、多くが来年に控えるブダペスト世界選手権に近い記録。男子100mはブダペストと同じ10秒00。なお、東京五輪およびオレゴン世界選手権の10秒05からは上昇している。 東京五輪からの比較ではほとんどの種目で記録が上昇。特に記録水準が上がっている中長距離は軒並み参加標準記録が厳しいものに。10000mは男子が27分00秒00、女子は30分40秒00にまでアップしている。男子1500mは3分35秒00から3分33秒50にまで跳ね上がった。 また、ブダペスト世界選手権で36になったフィールド種目のターゲットナンバーは、パリ五輪で再び32へと減少。マラソンの出場枠も100人から80人になった。 リレーは24年にバハマ・ナッソーで行われる世界リレーが選考会となることがすでに発表済み。また、オレゴン世界選手権で初めて実施された35km競歩については、男女混合(1名ずつ)の団体種目となった。 記録の有効期間は10000m、混成、競歩、リレーは、2022年12月31日から2024年6月30日まで。マラソンは2022年11月1日から2024年4月30日。その他の種目は、2023年7月1日から2024年6月30日までと設定された。 パリ五輪は8月2日から11日に開催される。 次ページ パリ五輪の参加標準記録一覧
■パリ五輪の参加標準記録(ブダペスト世界選手権/オレゴン世界選手権) ※種目の後ろの数字はターゲットナンバー(出場枠の目安) <男子> 100m(56)10秒00(10秒00/10秒05) 200m(48)20秒16(20秒16/20秒24) 400m(48)45秒00(45秒00/44秒90) 800m(56)1分44秒70(1分44秒70/1分45秒20) 1500m(45)3分33秒50※1マイル3分50秒40(3分34秒20/3分35秒00) 5000m(42)13分05秒00(13分07秒00/13分13秒50) 10000m(27) 27分00秒00(27分10秒00/27分28秒00) マラソン(80) 2時間8分10秒(2時間9分40秒/2時間11分30秒) 3000mSC(36)8分15秒00(8分15秒00/8分22秒00) 110mH(40)13秒27(13秒28/13秒32) 400mH(40)48秒70(48秒70/48秒90) 走高跳(32)2m33(2m32/2m33) 棒高跳(32)5m82(5m81/5m80) 走幅跳(32)8m27(8m25/8m22) 三段跳(32)17m22(17m20/17m14) 砲丸投(32)21m50(21m40/21m10) 円盤投(32)67m20(67m00/66m00) ハンマー投(32)78m20(78m00/77m50) やり投(32)85m50(85m20/85m00) 十種競技(24) 8460点(8460点/8350点) 20km競歩(48) 1時間20分10秒(1時間20分10秒/1時間21分00秒) <女子> 100m(56)11秒07(11秒08/11秒15) 200m(48)22秒57(22秒60/22秒80) 400m(48)50秒95(51秒00/51秒35) 800m(48)1分59秒30(1分59秒80/1分59秒50) 1500m(45)4分02秒50※1マイル4分20秒90(4分03秒50/4分04秒20) 5000m(42)14分52秒00(15分10秒00) 10000m(27) 30分40秒00(30分40秒00/31分25秒00) マラソン(80) 2時間26分50秒(2時間29分30秒/2時間29分30秒) 3000mSC(36)9分23秒00(9分30秒00) 100mH(40)12秒77(12秒78/12秒84) 400mH(40)54秒85(54秒90/55秒40) 走高跳(32)1m97(1m97/1m96) 棒高跳(32)4m73(4m71/4m70) 走幅跳(32)6m86(6m85/6m82) 三段跳(32)14m55(14m52/14m32) 砲丸投(32)18m80(18m80/18m50) 円盤投(32)64m50(64m20/63m50) ハンマー投(32)74m00(73m60/72m50) やり投(32)64m00(63m80/64m00) 七種競技(24) 6480点(6480点/6420点) 20km競歩(48) 1時間29分20秒(1時間29分20秒/1時間31分00秒)

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.10.31

那覇西が2区で逆転して2年連続の都大路へ 男子は北山が首位譲らず7連覇!/沖縄県高校駅伝

全国高校駅伝の出場権を懸けた沖縄県高校駅伝が10月31日、今帰仁村の総合運動公園付帯マラソンコースで行われた。雨が降るあいにくのコンディションのなか、女子(5区間21.0975km)は那覇西が1時間17分42秒で2年連続 […]

NEWS 編集部コラム「2025年に生まれた新記録」

2025.10.31

編集部コラム「2025年に生まれた新記録」

毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]

NEWS 北口榛花、サニブラウンに続いて世界へ羽ばたけ!第12期ダイヤモンドアスリートの募集がスタート

2025.10.31

北口榛花、サニブラウンに続いて世界へ羽ばたけ!第12期ダイヤモンドアスリートの募集がスタート

日本陸連は第12期ダイヤモンドアスリートおよびダイヤモンドアスリートNextageの募集を開始した。 2014年にスタートした日本陸連の「ダイヤモンドアスリート」は、「は陸上競技を通じて豊かな人間性を持つ国際人となり、今 […]

NEWS 連覇狙う國學院大、駒大、青学大、中大、創価大を軸に力拮抗! 早大、城西大も有力/全日本大学駅伝

2025.10.31

連覇狙う國學院大、駒大、青学大、中大、創価大を軸に力拮抗! 早大、城西大も有力/全日本大学駅伝

◇第57回全日本大学駅伝(11月2日/愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮:8区間106.8km) 第57回全日本大学駅伝は11月2日、愛知・熱田神宮西門前から三重・伊勢神宮内宮宇治橋前をつなぐ8区間106.8kmで行われる。 […]

NEWS 【高校生FOCUS】男子円盤投・東琉空(稲生高3)インターハイ&国スポ2冠 今季高校生相手に無敗のスロワー

2025.10.31

【高校生FOCUS】男子円盤投・東琉空(稲生高3)インターハイ&国スポ2冠 今季高校生相手に無敗のスロワー

FOCUS! 高校生INTERVIEW 東 琉空 Azuma Ruku 稲生3三重 2025年の屋外シーズンも最終盤を迎えました。今回は今季活躍した高校アスリートの中で男子円盤投の東琉空選手(稲生3三重)にフォーカスしま […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top