2022.12.15
日本陸連の年間表彰を発表する「日本陸連 アスレティックス・アワード 2022」が12月15日、都内で開かれ、女子やり投の北口榛花(JAL)が優秀選手賞を受賞した。
黒のワンピースで登壇した北口。スピーチでは「自分の力だけではなく、支えてくださる所属先、トレーナー、コーチ、何よりも一番そばで支えてくれる家族に感謝しています」と述べ、チェコから駆けつけて出席したディヴィッド・シェケラックコーチにはチェコ語で「ありがとう」と伝えた。
今季はオレゴン世界選手権で女子フィールド種目初メダルとなる銅メダルを獲得。さらには世界最高峰のダイヤモンドリーグ・ファイナルでは3位に入るなど、世界のトップスローワーとして活躍した。
年間MVPにあたるアスリート・オブ・ザ・イヤーの受賞も「かなりよぎりました」と笑う。惜しくも世界選手権金メダルだった男子20km競歩の山西利和(愛知製鋼)に譲ったものの「相手は金メダル、連覇ですから……」と言い、「優秀選手賞も女子フィールド種目では少ないと思うのでうれしいです」と語った。
今季はダイヤモンドリーグ転戦など、世界を股にかけて存在感を示したが、「小さい頃からの夢だった世界旅行も少しかなえられました」と笑顔。すでに冬季練習をスタートしているが、「大きな変化ではなく、土台を上げていきたい」。来日して練習を見てくれるシェケラックコーチは「良いと褒めてくれます」。
目指すのは「世界一」で、「70mはまだ見えませんが、68mはそれなりにイメージできています」と北口。来年のブダペスト世界選手権は「狙ってメダルを取りたい」。年明けにはチェコに渡る予定をしている。
「自分の夢は世界一。本当の世界一は世界記録(72m28/シュポターコヴァ、チェコ)を出すこと。その夢に向かっていろいろな人に支えてもらいながら進みたい」
「世界一」と「世界旅行」の夢に向かってこれからも大きく羽ばたいていく。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.11.25
アディダス新シューズ発売イベントに箱根駅伝を沸かせた太田蒼生と平林清澄が登壇!
-
2025.11.24
-
2025.11.24
-
2025.11.24
-
2025.11.20
-
2025.11.20
-
2025.11.02
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.25
2025年最も輝きを放ったCrystalAthleteは中島佑気ジョセフ!選手、ファン、メディア投票の「GetsurikuAwards2025」発表
月陸Onlineが2022年に創設した「Getsuriku Awards」。選手やファン、メディアからの投票によって、そのシーズンで『最も輝きを放った選手=Crystal Athlete』として表彰しています。 期間内に […]
2025.11.25
大学女子駅伝2冠へ!城西大の主将・金子陽向「10年間の集大成の走りを」本間香「優勝へ区間賞・区間新を」
ミズノの新シューズ発表イベントが11月25日に行われ、10月の全日本大学女子駅伝で優勝した城西大の主将・金子陽向(4年)と本間香(1年)が参加した。 1区区間新で優勝への流れを作った本間と、アンカーとして1分以上の差を跳 […]
2025.11.25
日本選手権混成競技は6月6日、7日 木南記念は5月10日開催 2026年競技日程の一部が発表
日本陸連は、ホームページで2026年度の主催競技会日程の一部を発表した。 日本選手権混成競技(岐阜・長良川)は6月6日、7日の両日に開催されることが新たに判明した。日本選手権(愛知・瑞穂)はすでに6月12日~14日に行わ […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025