HOME 海外

2022.10.12

ドーピング違反のウジャーに22ヵ月の資格停止処分確定 マラソン2時間5分台のカチェランは3年間の処分
ドーピング違反のウジャーに22ヵ月の資格停止処分確定 マラソン2時間5分台のカチェランは3年間の処分


AIU(アスリート・インテグリティ・ユニット、不正監視を行う世界陸連の独立機関)は10月10日、昨年の東京五輪男子4×100mリレーで英国の1走を務めたC.ウジャーにドーピング違反で22ヵ月の資格停止処分が確定したことを発表した。処分の期間は21年8月6日から23年6月5日まで。

ウジャーは五輪後の検査で検体から筋肉増強効果があるとされるオスタリンと選択的アンドロゲン受容体調節薬(S-23)が検出されていた。東京五輪で英国チームは2位に入っていたが、ウジャーの違反がCAS(スポーツ仲裁裁判所)に認定されて銀メダルはすでに剥奪されており、カナダが銀メダル、中国が銅メダルに繰り上がった。なお、金メダルはイタリアが獲得している。

また、AIUはケニアの男子長距離選手・P.カチェランにドーピング違反で3年間の資格停止処分を下すことを発表した。ロケディは昨年12月のバレンシアマラソン(スペイン)で自己ベストの2時間5分19秒で3位、今年4月のロッテルダムマラソンで8位などの実績がある。19年にはE.キプチョゲ(ケニア)のマラソン2時間切り挑戦でペースメーカーを務めていた。今年4月27日での競技会外のサンプルで発覚し、すでに7月8日に暫定的な出場停止処分を受けている。規則では処分期間は4年間となるが、早期の承認と制裁の受け入れを理由に3年間に処分期間が短縮された。処分は22年7月8日から開始される。

11日にもケニアのM.カンゴゴに禁止物質(ノランドロステロンとトリアムシノロンアセトニド)の含有・使用が見つかり、暫定資格停止処分を科すことが発表されている。カンゴゴはマラソンの自己記録は2時間14分08秒(18年)。近年はトレイルランニングで活躍していた。

ケニアはAIUがドーピングリスクが最も高いカテゴリーA7カ国のうちの1つに指定されている。

AIU(アスリート・インテグリティ・ユニット、不正監視を行う世界陸連の独立機関)は10月10日、昨年の東京五輪男子4×100mリレーで英国の1走を務めたC.ウジャーにドーピング違反で22ヵ月の資格停止処分が確定したことを発表した。処分の期間は21年8月6日から23年6月5日まで。 ウジャーは五輪後の検査で検体から筋肉増強効果があるとされるオスタリンと選択的アンドロゲン受容体調節薬(S-23)が検出されていた。東京五輪で英国チームは2位に入っていたが、ウジャーの違反がCAS(スポーツ仲裁裁判所)に認定されて銀メダルはすでに剥奪されており、カナダが銀メダル、中国が銅メダルに繰り上がった。なお、金メダルはイタリアが獲得している。 また、AIUはケニアの男子長距離選手・P.カチェランにドーピング違反で3年間の資格停止処分を下すことを発表した。ロケディは昨年12月のバレンシアマラソン(スペイン)で自己ベストの2時間5分19秒で3位、今年4月のロッテルダムマラソンで8位などの実績がある。19年にはE.キプチョゲ(ケニア)のマラソン2時間切り挑戦でペースメーカーを務めていた。今年4月27日での競技会外のサンプルで発覚し、すでに7月8日に暫定的な出場停止処分を受けている。規則では処分期間は4年間となるが、早期の承認と制裁の受け入れを理由に3年間に処分期間が短縮された。処分は22年7月8日から開始される。 11日にもケニアのM.カンゴゴに禁止物質(ノランドロステロンとトリアムシノロンアセトニド)の含有・使用が見つかり、暫定資格停止処分を科すことが発表されている。カンゴゴはマラソンの自己記録は2時間14分08秒(18年)。近年はトレイルランニングで活躍していた。 ケニアはAIUがドーピングリスクが最も高いカテゴリーA7カ国のうちの1つに指定されている。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.07.15

28年ロス五輪の競技日程が決定! T&Fは7月15日~24日 競歩は27日、マラソンは29日と30日に実施

2028年に開催されるロサンゼルス五輪の組織委員会は、大会開幕まで3年となった7月14日、各競技の詳細な日程を発表した。 陸上競技については、すでに昨年6月の段階で、1972年ミュンヘン大会以降は大会後半に行われてきた従 […]

NEWS 1万mに國學院大・野中恒亨、中大・濵口大和、創価大・織橋巧、東洋大・松井海斗ら各校主軸激突/関東学連記録挑戦競技会

2025.07.15

1万mに國學院大・野中恒亨、中大・濵口大和、創価大・織橋巧、東洋大・松井海斗ら各校主軸激突/関東学連記録挑戦競技会

関東学生網走夏季記録挑戦競技会(7月20日/北海道・網走市営陸上競技場)のスタートリストが7月15日、同連盟の公式サイトで発表された。 5組で行われる男子10000mは、最終5組に各大学の主力選手が名を連ねた。國學院大か […]

NEWS 【男子棒高跳】大森蒼以(KPVC・中3埼玉) 5m00=中学歴代2位

2025.07.15

【男子棒高跳】大森蒼以(KPVC・中3埼玉) 5m00=中学歴代2位

7月5日に埼玉県越谷市で開催されたアスリートリンゲージフェスティバルの男子棒高跳で中学3年生の大森蒼以(KPVC・埼玉)が中学歴代2位の5m00をマークした。 大森は2011年3月生まれの14歳。5月には4m90を跳んで […]

NEWS DLロンドン女子5000mに田中希実がエントリー! 男子100mで再びライルズ VS テボゴ アレクナ、マフチフ、ボルらも参戦

2025.07.14

DLロンドン女子5000mに田中希実がエントリー! 男子100mで再びライルズ VS テボゴ アレクナ、マフチフ、ボルらも参戦

7月14日、ダイヤモンドリーグ(DL)第11戦のロンドン大会(英国/7月19日)のエントリーリストが発表され、女子5000mに田中希実(New Balance)が登録された。 田中はこれが今季のDL2戦目。7月上旬の日本 […]

NEWS 男子走幅跳・城山正太郎が優勝 400m佐藤風雅は45秒50の4位 世界陸上出場目指し、日本選手が欧米の競技会に出場/WAコンチネンタルツアー

2025.07.14

男子走幅跳・城山正太郎が優勝 400m佐藤風雅は45秒50の4位 世界陸上出場目指し、日本選手が欧米の競技会に出場/WAコンチネンタルツアー

7月13日に欧米各地で世界陸連(WA)コンチネンタルツアーの競技会が行われ、9月の東京世界選手権の出場を目指す日本人選手たちが奮闘した。 カナダで開催されたWAコンチネンタルツアー・シルバーのエドモントン招待では、男子走 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年8月号 (7月14日発売)

2025年8月号 (7月14日発売)

詳報!日本選手権
IH地区大会

page top