HOME 国内

2022.09.19

400mH安部孝駿が全日本実業団を最後に現役引退 東京五輪代表、世界選手権4回出場
400mH安部孝駿が全日本実業団を最後に現役引退 東京五輪代表、世界選手権4回出場


男子400mハードルの安部孝駿(ヤマダホールディングス)が全日本実業団対抗選手権(9月23日~25日/岐阜)を最後に現役を引退することを明らかにした。所属先が9月19日、発表した。

11月で31歳を迎える安部は岡山県出身。玉野光南高時代は2年時の2008年日本ユース選手権110mハードル(ジュニアハードル/U20規格)を、13秒80のユース日本最高(当時)で優勝した。3年時の09年奈良インターハイでは400mハードルを制覇。さらに110mハードルで2位に入り、4×400mリレーでもアンカーを務めて2位に貢献し、チームを初の総合Vに導いた。

中京大に進学すると、10年世界ジュニア選手権(現・U20世界選手権)400mハードルでは銀メダルを獲得。身長190㎝超の大型ハードラーとしてジュニア期から注目を集めた。

広告の下にコンテンツが続きます

その後は日本トップクラスの選手としてこの種目を牽引。昨年の東京五輪に出場したほか、世界選手権には11年テグを皮切りに、13年モスクワ、17年ロンドン、19年ドーハと4大会を数え、ドーハでは準決勝に進んでいる。

特に20代半ばから躍進し、17年に初めて48秒台(48秒94)を出すと、18年には48秒68(日本歴代10位タイ)をマーク。日本選手権は17年と19年に優勝した。

東京五輪後はレースに出ておらず、今季も主要大会には参戦していなかった。

安部は所属先のTwitterを通じて「9月25日に行われる全日本実業団陸上選手権を最後に現役を引退することを決めました。最後のレースなので思い切り楽しんで自分のレースができるようにがんばりたいと思います。応援よろしくお願いいたします」とコメントしている。

●安部孝駿の年次ベスト(400mハードル)
08年(高2) 51秒22
09年(高3) 50秒11(当時高校歴代4位、現5位)
10年(大1) 49秒46(当時U20日本歴代3位、現4位)
11年(大2) 49秒64
12年(大3) 49秒47
13年(大4) 49秒57
14年(社1) 49秒69
15年(社2) 50秒88
16年(社3) 50秒42
17年(社4) 48秒94
18年(社5) 48秒68(日本歴代10位タイ)
19年(社6) 48秒80
20年(社7) 49秒31
21年(社8) 48秒80
 
その他の自己ベスト
110mH 14秒18(106.7cm/2008年)

男子400mハードルの安部孝駿(ヤマダホールディングス)が全日本実業団対抗選手権(9月23日~25日/岐阜)を最後に現役を引退することを明らかにした。所属先が9月19日、発表した。 11月で31歳を迎える安部は岡山県出身。玉野光南高時代は2年時の2008年日本ユース選手権110mハードル(ジュニアハードル/U20規格)を、13秒80のユース日本最高(当時)で優勝した。3年時の09年奈良インターハイでは400mハードルを制覇。さらに110mハードルで2位に入り、4×400mリレーでもアンカーを務めて2位に貢献し、チームを初の総合Vに導いた。 中京大に進学すると、10年世界ジュニア選手権(現・U20世界選手権)400mハードルでは銀メダルを獲得。身長190㎝超の大型ハードラーとしてジュニア期から注目を集めた。 その後は日本トップクラスの選手としてこの種目を牽引。昨年の東京五輪に出場したほか、世界選手権には11年テグを皮切りに、13年モスクワ、17年ロンドン、19年ドーハと4大会を数え、ドーハでは準決勝に進んでいる。 特に20代半ばから躍進し、17年に初めて48秒台(48秒94)を出すと、18年には48秒68(日本歴代10位タイ)をマーク。日本選手権は17年と19年に優勝した。 東京五輪後はレースに出ておらず、今季も主要大会には参戦していなかった。 安部は所属先のTwitterを通じて「9月25日に行われる全日本実業団陸上選手権を最後に現役を引退することを決めました。最後のレースなので思い切り楽しんで自分のレースができるようにがんばりたいと思います。応援よろしくお願いいたします」とコメントしている。 ●安部孝駿の年次ベスト(400mハードル) 08年(高2) 51秒22 09年(高3) 50秒11(当時高校歴代4位、現5位) 10年(大1) 49秒46(当時U20日本歴代3位、現4位) 11年(大2) 49秒64 12年(大3) 49秒47 13年(大4) 49秒57 14年(社1) 49秒69 15年(社2) 50秒88 16年(社3) 50秒42 17年(社4) 48秒94 18年(社5) 48秒68(日本歴代10位タイ) 19年(社6) 48秒80 20年(社7) 49秒31 21年(社8) 48秒80   その他の自己ベスト 110mH 14秒18(106.7cm/2008年)

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.28

デフリンピック陸上は金5つ含む11個のメダル獲得 円盤投・湯上剛輝、400m山田真樹ら躍動

4年に一度、聴覚障者のための世界規模の総合スポーツ競技大会「デフリンピック」が11月26日に閉幕した。創設100周年の節目で初の日本開催だった今回、日本代表は過去最多となる51個のメダルを獲得した。各会場も盛り上がりを見 […]

NEWS 22年世界陸上走幅跳金メダル・王嘉男 ドーピング陽性反応も嫌疑なし AIUが正式に報告

2025.11.28

22年世界陸上走幅跳金メダル・王嘉男 ドーピング陽性反応も嫌疑なし AIUが正式に報告

世界陸連(WA)の独立不正調査機関「アスリート・インテグリティ・ユニット(AIU)」は11月27日、男子走幅跳でオレゴン世界選手権金メダルを獲得した王嘉男(中国)のドーピング疑惑について、違反はなかったことを確認し、処分 […]

NEWS プロ野球選手・筒香嘉智と陸上界がコラボ スポーツの垣根を超えるクリニックを12月に開催

2025.11.27

プロ野球選手・筒香嘉智と陸上界がコラボ スポーツの垣根を超えるクリニックを12月に開催

11月27日、日本陸連は2024年度から取り組むプロジェクト「RIKUJO JAPAN」の一環として、「~スポーツの垣根を超える~ 2025 TSUTSUGO SPORTS ACADEMY FESTIVAL × RIKU […]

NEWS 古賀ジェレミー、ドルーリー、濱がダイヤモンドアスリート昇格!Nextageに高1の2人が新規認定

2025.11.27

古賀ジェレミー、ドルーリー、濱がダイヤモンドアスリート昇格!Nextageに高1の2人が新規認定

日本陸連は11月27日、「次世代において国際大会での活躍が期待できる競技者」を育成する「ダイヤモンドアスリート」の第12期認定者を発表した。 第11期でダイヤモンドアスリートNextageとして一部のプログラムに参加して […]

NEWS 岡田久美子が引退発表「誰よりも『速く、強く、美しく歩く選手』を目指して」女子競歩牽引し続けた第一人者

2025.11.27

岡田久美子が引退発表「誰よりも『速く、強く、美しく歩く選手』を目指して」女子競歩牽引し続けた第一人者

富士通は11月27日、女子競歩の岡田久美子の現役引退を発表した。かねてより「今季が本当の集大成」と話していたが、正式に発表となった。 岡田は埼玉県出身。1991年生まれの34歳で、大迫傑(リーニン)、飯塚翔太(ミズノ)、 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top