◇日本インカレ(京都・たけびしスタジアム京都:西京極)2日目
学生ナンバーワンを決める第91回日本インカレの2日目が行われ、男子砲丸投は奥村仁志(国士大)が18m06の大会新記録で初優勝を飾った。
「正直うれしいです」。奥村は照れくさそうに笑う。中3の国体以来の全国タイトルにホッと胸をなで下ろした。
この日はファウルからスタート。「ファーストターンで突っ込んでしまいました」。だが、2回目に優勝記録となる18m06をプット。元日本記録保持者の畑瀬聡(日大)が2004年に作った18m03の大会記録を18年ぶりに塗り替えた。
「(砲丸を)自分から押しに行かずにリラックスして、指の弾きに集中する」を意識していたという。ただ、ファーストターンが安定せず、岡田雅次監督からは「下から!」と声が飛んだ。3、5回目もファイルを出したものの、4回目にも18m05と、2度18m超えを見せた。それでも自己ベスト(18m26)に届かず記録面では悔しさもにじませる。
相撲でも活躍していた中学時代に中学記録を出し、敦賀高では基礎体力と投てきの基礎を徹底して磨いた奥村。最初は自信がなかなか持てなかったが、国士大では「ほぼ日本選手権みたいな環境で練習している」ことで「堂々と試合ができるようになりました」と自信を身につけていた。
これまで関東インカレでは砲丸投と円盤投の2冠を2年連続で達成するなどしてきたが、今回は「メイン種目」とこだわりの強い砲丸投に専念。最後のインカレで久しぶりの日本一に、「長かったですが、その分これからに生きてくると思います」と、しっかりと先を見据えている。
学生記録(18m64)など大きな目標はあるが、奥村はいつも「自己ベストをしっかり出す」と言う。「まずは自分を超えることが大事」。世界から遠いこの種目で、日本初の19m、そして世界大会へ。自分を一歩ずつ超えることが近道だと信じて突き進む。
◇日本インカレ(京都・たけびしスタジアム京都:西京極)2日目
学生ナンバーワンを決める第91回日本インカレの2日目が行われ、男子砲丸投は奥村仁志(国士大)が18m06の大会新記録で初優勝を飾った。
「正直うれしいです」。奥村は照れくさそうに笑う。中3の国体以来の全国タイトルにホッと胸をなで下ろした。
この日はファウルからスタート。「ファーストターンで突っ込んでしまいました」。だが、2回目に優勝記録となる18m06をプット。元日本記録保持者の畑瀬聡(日大)が2004年に作った18m03の大会記録を18年ぶりに塗り替えた。
「(砲丸を)自分から押しに行かずにリラックスして、指の弾きに集中する」を意識していたという。ただ、ファーストターンが安定せず、岡田雅次監督からは「下から!」と声が飛んだ。3、5回目もファイルを出したものの、4回目にも18m05と、2度18m超えを見せた。それでも自己ベスト(18m26)に届かず記録面では悔しさもにじませる。
相撲でも活躍していた中学時代に中学記録を出し、敦賀高では基礎体力と投てきの基礎を徹底して磨いた奥村。最初は自信がなかなか持てなかったが、国士大では「ほぼ日本選手権みたいな環境で練習している」ことで「堂々と試合ができるようになりました」と自信を身につけていた。
これまで関東インカレでは砲丸投と円盤投の2冠を2年連続で達成するなどしてきたが、今回は「メイン種目」とこだわりの強い砲丸投に専念。最後のインカレで久しぶりの日本一に、「長かったですが、その分これからに生きてくると思います」と、しっかりと先を見据えている。
学生記録(18m64)など大きな目標はあるが、奥村はいつも「自己ベストをしっかり出す」と言う。「まずは自分を超えることが大事」。世界から遠いこの種目で、日本初の19m、そして世界大会へ。自分を一歩ずつ超えることが近道だと信じて突き進む。 RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.11.26
-
2025.11.26
-
2025.11.25
-
2025.11.20
-
2025.11.20
-
2025.11.02
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.26
熊本信愛女学院高の元監督・山口和也さん死去 五輪1万m7位・川上優子さん、世界陸上マラソン4位・飛瀬貴子さんらを指導
熊本信愛女学院高(熊本)の元陸上競技部監督で、長年多くのランナーを育てた山口和也さんが11月23日、病気のため亡くなった。71歳。 1980年に同校に赴任した山口さん。当時の日本女子長距離は黎明期であったが、山口さんは高 […]
2025.11.26
世界クロカンU20代表選考会エントリー確定 インターハイ&国スポV新妻遼己や本田桜二郎ら 女子は細見芽生、真柴愛里
日本陸連は11月26日、第46回世界クロスカントリー選手権(2026年1月10日/米国・タラハシー)の男女U20日本代表代表選考会(11月30日/京都)の確定エントリーリストを発表した。 男子は当初エントリーしていた24 […]
2025.11.26
パリ五輪4×400mR金のウィルソンが地元のメリーランド大に進学決定
男子短距離のQ.ウィルソン(米国)がメリーランド大へ入学することが発表された。 ウィルソンは2008年生まれの17歳。23年ごろから400mで頭角を現し、同年の米国室内選手権で優勝するなど注目を浴びた。今年6月には400 […]
2025.11.26
男子3000m障害・ジャガーが現役引退 リオ五輪銀、ロンドン世界陸上銅など活躍 「別れの時が来た」
2016年リオ五輪の男子3000m障害で銀メダルに輝いたE.ジャガー(米国)が引退を表明した。 ジャガーは35歳。ジュニア時代には中長距離でU20世界選手権1500m7位などの成績を収め、シニアでは3000m障害で世界的 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025