2025.12.01
日本陸連は12月1日、第12期ダイヤモンドアスリート・ダイヤモンドアスリートNextageの認定式を開いた。
ダイヤモンドアスリートは東京五輪に向けた中長期的なエリートアスリートの国際人としての育成を目的に2014年にスタートしたプログラム。これまで、北口榛花(JAL)、サニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)、橋岡優輝(富士通)、藤井菜々子(エディオン)ら、今の日本陸上界を牽引する選手たちが選出されてきた。
前回から自薦での募集と、「『次のステージ (nextstage)』に進み、『次の世代 (next age)』を担う可能性を秘めた選手を対象としたプログラム」である『ダイヤモンドアスリートNextage』も新設された。
今年ダイヤモンドアスリートNextageとして男子短距離の松下碩斗(静岡高1)と男子短距離・ハードルの後藤大樹(洛南高1京都)が選出された。
松下は今年の国民スポーツ大会で10秒35(高1歴代2位)をマークして優勝。200mでも21秒07(高1歴代2位)を持つ。推薦を受けて認定されたという松下。この日が16歳の誕生日だった。
認定に「身が引き締まる思い」と話し、「いずれ世界で活躍したいですが、小さな目標からステップアップしたいです」と語る。
もともと海外志向もあり、プログラムについては「英語学習に興味があります」と意欲的だ。あこがれは静岡の大先輩である飯塚翔太(ミズノ)。小学生の頃に表彰式のプレゼンターだった飯塚とは、当時の写真も残っており、今年の国スポでは4×100mリレーでともにバトンをつないだ。「雰囲気作りもすごくされていて、人間的にも成熟した存在になりたいです」。
来季は「10秒1台、桐生祥秀さん(日本生命)の高2の時の記録10秒19を少し超えられるように。200mは20秒8くらいを狙いたいです」と目標を掲げている。
後藤は今年、インターハイの400mハードルで高1としては驚異的な49秒84(高校歴代3位)をマークして1年生優勝。他にも、400mで46秒80(高1歴代最高)、200mでも21秒22(高1歴代9位)、100mで10秒49(高1歴代10位タイ)とマルチに活躍している。
中学時代から「世界で活躍する選手になるために海外の大学に進学したい」という思いがあったという。「世界に出たら価値観や文化が違うので、壁があると思いますが、人生観が広がると思います」と目を輝かせる。
高校のうちは「400mハードルを軸にしながら、いろいろな種目に挑戦したい」とし、目指すアスリートは男子100m、200mの世界記録保持者であるウサイン・ボルト(ジャマイカ)。「絶対王者のような、コンスタントに結果を出せる選手にないたいですし、記録が出ない時期にどう過ごすかという人間的な部分も目標です」と力強く語った。
すでに鮮烈な活躍を見せているダイヤモンドの原石の2人。偉大な先輩たちを追いかけ、さまざまなプログラムを通じて、さらに磨きをかけていく。
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