日本陸連は12月1日、第12期ダイヤモンドアスリート・ダイヤモンドアスリートNextageの認定式を開いた。
ダイヤモンドアスリートは東京五輪に向けた中長期的なエリートアスリートの国際人としての育成を目的に2014年にスタートしたプログラム。これまで、北口榛花(JAL)、サニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)、橋岡優輝(富士通)、藤井菜々子(エディオン)ら、今の日本陸上界を牽引する選手たちが選出されてきた。
今回は第11期のダイヤモンドアスリートNextageとして認定されていた、男子短距離の濱椋太郎(法大)、男子110mハードルの古賀ジェレミー(東京高3)、女子中長距離のドルーリー朱瑛里(津山高3岡山)の3人がダイヤモンドアスリートに昇格・認定された。
来年、米国のワシントン大への進学が決まったドルーリー。ダイヤモンドアスリートの先輩でもある澤田結弥(ルイジアナ州立大)の決断を見てから海外進学を頭に入れたといい「競技人生を続ける中で世界で戦うのが一つの目標。競技を終わってからのことを考えても、自分の可能性を最大限に発揮できる場所」と決めたという。
実際に10月に米国に渡って施設などを見学。「とてもきれいで、インドア、アウトドアのトラックやジム、すべての環境が整っています。コーチもすごく熱心で生徒思いです。街もキャンパスも素敵で、さまざまな国からいろんな人が集まる。自分の軸、信念を見つけたいです」と決め手になったという。
壇上で挨拶した時には感情が溢れ、涙をこらえる様子もあった。「競技をする中で、良いことだったり、悪いことだったり、たくさんありました。苦しい時期をどう乗り越えていくか、自分でチャンスをどうつかんでいくか、たくさんの学びがありました」と語る。その中で「いろんな人に支えてもらっている」と実感し、「心を開いたらたくさんの人が応援してださっていた。その環境を自分から求めていくことの大切さを感じました。競技だけでなく、人間性の部分でも少しは成長できたのかなと思います」と話す。
来年のターゲットは、米国オレゴン・ユージンで行われるU20世界選手権、そして名古屋でのアジア大会となる。「目指す結果を出せる年にしたい」とし、将来的には「オリンピックの舞台など、世界で活躍したい」とした上で「将来は自分の経験を次の世代に伝え、陸上界に貢献したいです」と見据えていた。
駅伝での快走から思いがけず大きな注目を浴び、貧血やケガもあり思うような走りができない日々もあった。すべての経験を力に変えて、ドルーリーは世界へと羽ばたいていく。
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