2022.08.26
北海道マラソン2022が8月28日、札幌市の大通公園を発着点に行われる。過去2年(2大会)は東京五輪に伴い休止されたため、3年ぶりの開催。来年秋に予定されている2024年パリ五輪代表選考レース、マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)の出場権が懸かるとともに、来年夏にハンガリー・ブダペストで行われる世界選手権(23年8月19日~27日)の代表選考も兼ねている。
大会はジャパンマラソンチャンピオンシップシリーズ(JMCシリーズ)の第2期加盟大会G1で、シリーズⅡ(21年11月~23年3月/賞金総額3000万円)の対象となる。
レース中は気温20度を越える予想。夏のマラソンのため、冬のレースと単純な比較はできないが、男子では20年の東京で2時間6分47秒(日本歴代7位)をマークした髙久龍(ヤクルト)が最も良い記録を持つ。次に同僚の小椋裕介(ヤクルト)が2時間6分51秒(日本歴代9位タイ、21年びわ湖毎日)で続く。
この2人を軸に、2時間7分台の定方俊樹(三菱重工)、湯澤舜(SGホールディングス)、村本一樹(住友電工)、青木優(カネボウ)、市山翼(小森コーポレーション)が争う構図となりそう。
また、エリート競技者(一般参加)の作田将希(JR東日本)も2時間7分台を持つ。さらに2時間8分台の作田直也(JR東日本)、林奎介(GMOインターネット)、細森大輔(YKK)、小山裕太(トーエネック)も上位争いに絡みそうだ。
女子は招待競技者のうち、東京五輪に出場した前田穂南(天満屋)と、1月の大阪国際で2時間22分29秒をマークして2位に入った上杉真穂(スターツ)、2時間26分50秒の自己記録を持つ池田千晴(日立)の3人が欠場する。欠場者を除いた自己ベストトップは2時間23分05秒の松下菜摘(天満屋)。松下は21年名古屋、22年大阪国際でいずれも3位と安定感がある。
さらに、招待競技者の下門美春(埼玉医科大グループ)やエリート競技者では、2時間26分台の記録を持つ山口遙(AC KITA)も優勝候補。岡田唯(大塚製薬)や、来年3月末をもってチームが解散する菊地優子(ホクレン)がどこまで食らいつけるか。
このレースでMGC出場権を獲得するには1位~3位が、男子2時間14分00秒以内、女子2時間32分00秒以内。4位~6位はタイムが上がり、男子2時間12分00秒以内、女子は2時間30分00秒以内となる。
なお、男子の髙久、定方、湯澤の3人と女子の松下はMGC出場をすでに決めている。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.06.11
2025.05.28
女子10000mがレース途中で異例の中断!! 大雨と雷の影響も選手困惑/アジア選手権
2025.05.16
2025高校最新ランキング【女子】
-
2025.06.04
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.06.16
100mH・石原南菜が13秒33!地元で高校歴代2位・U18日本新・高2歴代最高の激走/IH北関東
◇インターハイ南関東地区大会(6月13~16日/カンセキスタジアムとちぎ、栃木県総合運動公園多目的広場投てき場)最終日 広島インターハイ出場を懸けた南関東地区大会の最終日の4日目が行われ、女子100mハードルで石原南菜( […]
2025.06.16
クレイ・アーロン竜波が800m1分46秒31! ポートランドのレースで6年ぶり自己ベスト更新
6月15日に米国・ポートランドで行われたポートランド・トラックフェスティバルの男子800mで、クレイ・アーロン竜波(ペンシルベニア州立大)が1分46秒31の自己ベストで5位に入った。 クレイのこれまでの自己ベストは、神奈 […]
2025.06.16
女子400mHサザーランドが52秒46の全米学生新V 女子3000m障害レンゴールは今季世界最高の8分58秒15/全米学生選手権
6月11日から14日、米国オレゴン州ユージンで全米学生選手権が開催され、女子400mハードルではS.サザーランド(ミシガン大/カナダ)が52秒46の全米学生新で優勝を飾った。 サザーランドは昨年のパリ五輪では7位に入って […]
Latest Issue
最新号

2025年7月号 (6月13日発売)
詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会