HOME 国内、大学

2022.08.07

三段跳・船田茜理が日本歴代2位&学生新の13m81!「もっと跳べる感覚ある」/トワイライトゲームス
三段跳・船田茜理が日本歴代2位&学生新の13m81!「もっと跳べる感覚ある」/トワイライトゲームス


第17回トワイライト・ゲームスが7日、慶大日吉キャンパス内の競技場で行われた。

女子三段跳でビッグジャンプが誕生した。船田茜理(武庫川女大)が13m81(-0.2)をマークして優勝。日本歴代2位、日本学生新となる好記録だった。

広告の下にコンテンツが続きます

ウォーミングアップから「調子が良かった」という船田。1回目に13m17(+0.6)をマークすると、2回目に13m62(+0.7)を跳び、これまでの自己記録13m46を大きく更新した。さらに3回目に13m81と大ジャンプ。5回目にも「感覚が良くなかった」跳躍ながら13m66(+0.7)を跳んだ。

「助走スピードも良かったので14mくらい行けるかなというコンディションだった」とは言うものの、実際にこの記録を跳ぶと「ビックリしました。手応えはあまりなかった」と振り返る。苦手としていたホップとステップで距離を出すようにこの2、3週間ほど取り組んできたことがかたちになったようだ。

兵庫・高砂高出身の大学4年生。中学時代から走幅跳に取り組み、三段跳は高校から始めた。3年時に12m06だったが、インターハイ予選落ちなどタイトルとは無縁だった。大学で力をつけ、昨年は13mジャンパーの仲間入り。今年6月の日本選手権では2位に入っている。

これで花岡麻帆の14m02の日本記録に次ぐパフォーマンスとなった船田。だが本人は「数字にはこだわりがなくて、その日、一番跳べるところまで跳びたい」というのが試合に臨む気持ち。そして、「楽しむこと」を大事にしている。

広告の下にコンテンツが続きます

次のターゲットは9月の日本インカレ。「自分が一番いいコンディションを整えて、跳べるところまで跳びたい」。活況続く女子三段跳のホープが、日本人2人目の14mへジャンプアップしていく。

■女子三段跳 日本歴代5傑
14.04(1.1) 花岡 麻帆(三英社) 1999年
13.82(-0.2) 船田 茜理(武庫川女大) 2022年
13.65(0.3) 河合 栞奈(大阪成蹊大4)2019年
13.58(±0) 森本麻里子(内田建設AC)2022年
13.52(+0.7)宮坂  楓(ニッパツ) 2016.10.15

第17回トワイライト・ゲームスが7日、慶大日吉キャンパス内の競技場で行われた。 女子三段跳でビッグジャンプが誕生した。船田茜理(武庫川女大)が13m81(-0.2)をマークして優勝。日本歴代2位、日本学生新となる好記録だった。 ウォーミングアップから「調子が良かった」という船田。1回目に13m17(+0.6)をマークすると、2回目に13m62(+0.7)を跳び、これまでの自己記録13m46を大きく更新した。さらに3回目に13m81と大ジャンプ。5回目にも「感覚が良くなかった」跳躍ながら13m66(+0.7)を跳んだ。 「助走スピードも良かったので14mくらい行けるかなというコンディションだった」とは言うものの、実際にこの記録を跳ぶと「ビックリしました。手応えはあまりなかった」と振り返る。苦手としていたホップとステップで距離を出すようにこの2、3週間ほど取り組んできたことがかたちになったようだ。 兵庫・高砂高出身の大学4年生。中学時代から走幅跳に取り組み、三段跳は高校から始めた。3年時に12m06だったが、インターハイ予選落ちなどタイトルとは無縁だった。大学で力をつけ、昨年は13mジャンパーの仲間入り。今年6月の日本選手権では2位に入っている。 これで花岡麻帆の14m02の日本記録に次ぐパフォーマンスとなった船田。だが本人は「数字にはこだわりがなくて、その日、一番跳べるところまで跳びたい」というのが試合に臨む気持ち。そして、「楽しむこと」を大事にしている。 次のターゲットは9月の日本インカレ。「自分が一番いいコンディションを整えて、跳べるところまで跳びたい」。活況続く女子三段跳のホープが、日本人2人目の14mへジャンプアップしていく。 ■女子三段跳 日本歴代5傑 14.04(1.1) 花岡 麻帆(三英社) 1999年 13.82(-0.2) 船田 茜理(武庫川女大) 2022年 13.65(0.3) 河合 栞奈(大阪成蹊大4)2019年 13.58(±0) 森本麻里子(内田建設AC)2022年 13.52(+0.7)宮坂  楓(ニッパツ) 2016.10.15

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.24

箱根駅伝Stories/4年生4人が強力な駒大は前回復路新記録に光明 「優勝に貢献することを第一に」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 「チームのために走る」 駒大は3年前の学生駅伝3冠達成を区切りに大八 […]

NEWS 箱根駅伝Stories/4年生3本柱が牽引する日体大 創部100周年の年に「シード権前後で粘りに粘ってほしい」

2025.12.24

箱根駅伝Stories/4年生3本柱が牽引する日体大 創部100周年の年に「シード権前後で粘りに粘ってほしい」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 競い合い力を伸ばす 今季の日体大は平島龍斗、田島駿介、山崎丞の4年生 […]

NEWS 箱根駅伝Stories/学生トップクラスに成長した國學院大・野中恒亨 山以外の区間で「自分の強さを出すだけ」

2025.12.24

箱根駅伝Stories/学生トップクラスに成長した國學院大・野中恒亨 山以外の区間で「自分の強さを出すだけ」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 出雲の快走が飛躍のきっかけ 國學院大OBで、現在も同大を練習の拠点と […]

NEWS セイコーが小学生に「時」と「走り」の特別授業、「時育®セイコーわくわくスポーツ教室」を開催!

2025.12.24

セイコーが小学生に「時」と「走り」の特別授業、「時育®セイコーわくわくスポーツ教室」を開催!

セイコーグループは12月下旬、Team Seikoアスリートでセイコースマイルアンバサダーの福島千里さん(女子100m日本記録保持者)を講師に迎えた「時育®セイコーわくわくスポーツ教室」を東京都目黒区の油面小学校で実施し […]

NEWS 神奈川大が26年度新入部員を発表!学法石川・佐藤柊斗、倉敷・北村海智、西脇工・新妻昂己ら高校駅伝上位校の主力ずらり

2025.12.24

神奈川大が26年度新入部員を発表!学法石川・佐藤柊斗、倉敷・北村海智、西脇工・新妻昂己ら高校駅伝上位校の主力ずらり

神奈川大学陸上競技部駅伝チームは12月24日、2026年度入部予定者を15名を発表した。 12月21日に行われた全国高校駅伝上位校の主力クラスの名が並び、優勝の学法石川(福島)からは4区区間3位と好走した佐藤柊斗が決まっ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top