
7月24日に閉幕したオレゴン世界選手権の日本代表が26日午後、開催地の米国から帰国した。
男子35km競歩で銀メダルを獲得した川野将虎(旭化成)は「今まで達成できなかったメダルを取れてうれしかったです。コーチなど人に恵まれて、スタッフに感謝したい」と語った。
川野がいた集団は前半こそ4分10秒台だった中盤以降1km4分02~03秒にペースアップ。「イメージはできていました。ハイペースを想定した練習はしてきました」と川野。6位に入った昨年の東京五輪50kmと同じようにスタミナをつけつつ、プラスアルファでスピードも強化してきたという。
残り1kmを過ぎて、マッシモ・スタノ(イタリア)がスパートし、川野は「あきらめそうになった」という。その時に先頭争いか後れていた松永大介(富士通)が、周回遅れながらも必死に歩いていた。その松永を抜く際に、「ここであきらめたら後悔するぞ」と声をかけられた。「その言葉を力に最後まで歩くことができました。感謝したいです」と振り返った。
昨年の東京五輪ではレース中に「過緊張から嘔吐」して6位。今年3月の世界競歩チーム選手権は残り1kmで抜かれて4位に終わった。「心の弱かった」と川野。酒井瑞穂コーチらかも指摘を受けて「心の成長がこの結果につながった」と話していた。
金メダルを獲得したスタノからは日本語で「おめでとう」と祝福されたという。川野のタイムは2時間23分15秒で、スタノとは1秒差だった。「大きな壁でした。優勝を称えたい」とチャンピオンに敬意を表しつつも、「目標は金メダル。これに満足せずに、来年の世界陸上、パリ五輪を目指して気持ちを切らさず、人間的にも成長したい」と力を込めた。
7月24日に閉幕したオレゴン世界選手権の日本代表が26日午後、開催地の米国から帰国した。
男子35km競歩で銀メダルを獲得した川野将虎(旭化成)は「今まで達成できなかったメダルを取れてうれしかったです。コーチなど人に恵まれて、スタッフに感謝したい」と語った。
川野がいた集団は前半こそ4分10秒台だった中盤以降1km4分02~03秒にペースアップ。「イメージはできていました。ハイペースを想定した練習はしてきました」と川野。6位に入った昨年の東京五輪50kmと同じようにスタミナをつけつつ、プラスアルファでスピードも強化してきたという。
残り1kmを過ぎて、マッシモ・スタノ(イタリア)がスパートし、川野は「あきらめそうになった」という。その時に先頭争いか後れていた松永大介(富士通)が、周回遅れながらも必死に歩いていた。その松永を抜く際に、「ここであきらめたら後悔するぞ」と声をかけられた。「その言葉を力に最後まで歩くことができました。感謝したいです」と振り返った。
昨年の東京五輪ではレース中に「過緊張から嘔吐」して6位。今年3月の世界競歩チーム選手権は残り1kmで抜かれて4位に終わった。「心の弱かった」と川野。酒井瑞穂コーチらかも指摘を受けて「心の成長がこの結果につながった」と話していた。
金メダルを獲得したスタノからは日本語で「おめでとう」と祝福されたという。川野のタイムは2時間23分15秒で、スタノとは1秒差だった。「大きな壁でした。優勝を称えたい」とチャンピオンに敬意を表しつつも、「目標は金メダル。これに満足せずに、来年の世界陸上、パリ五輪を目指して気持ちを切らさず、人間的にも成長したい」と力を込めた。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.11.08
甲南学園陸上競技部創部100周年式典を開催!中尾恭吾主将「次の100年へつなげたい」
2025.11.08
5000m競歩で山田大智が高校新! 従来の記録を10秒近く更新する19分20秒59
-
2025.11.07
-
2025.11.07
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.11.02
-
2025.11.02
-
2025.11.03
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/個人成績(2025年10月18日)
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.10.18
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.08
甲南学園陸上競技部創部100周年式典を開催!中尾恭吾主将「次の100年へつなげたい」
甲南学園陸上競技部創部100周年記念式典、および記念祝賀会が11月8日、神戸市内のホテルで開催された。 甲南大学、甲南高校・中学校を運営する甲南学園の歴史は1911年の幼稚園創立からスタート。翌年に小学校、1919年に中 […]
2025.11.08
女子5000mで山田桃愛が15分33秒70の自己新 3000mで高3・栃尾佳穂9分11秒48/京都陸協記録会
11月8日、京都市の東寺ハウジングフィールド西京極で第6回京都陸協記録会が行われ、女子5000mでは山田桃愛(しまむら)が15分33秒70の自己新で全体トップとなった。 山田は埼玉県出身の24歳。小学生時代に発症した骨髄 […]
2025.11.08
5000m競歩で山田大智が高校新! 従来の記録を10秒近く更新する19分20秒59
11月8日、兵庫県尼崎市の尼崎市記念公園陸上競技場で第6回尼崎中長距離記録会が行われ、男子5000m競歩で山田大智(西脇工高3兵庫)が19分20秒59の日本高校新記録を樹立した。従来の高校記録は住所大翔(飾磨工高/現・富 […]
2025.11.08
中部・北陸実業団駅伝の区間エントリー発表! 最長4区はトヨタ紡織・西澤侑真、トヨタ自動車・湯浅仁が出場
11月8日、中部実業団連盟と北陸実業団連盟は、ニューイヤー駅伝の予選を兼ねた第65回中部・第55回北陸実業団対抗駅伝(11月9日)の区間エントリーを発表した。 中部では、昨年大会新記録で優勝を果たしたトヨタ紡織が4区(1 […]
2025.11.08
中電工は1区・相葉直紀、6区・北村惇生 中国電力は池田勘汰を6区に起用/中国実業団対抗駅伝
中国実業団連盟は11月8日、第64回中国実業団対抗駅伝(11月9日)の区間エントリーを発表した。 前回大会で3年ぶりの優勝を果たした中電工は、優勝の立役者となった北村惇生を2年連続でエース区間の6区(19km)に登録した […]
Latest Issue
最新号
2025年11月号 (10月14日発売)
東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望