HOME ニュース、国内

2022.06.29

オレゴン世界陸上競歩代表が北海道で公開練習 連覇を目指す山西「力を出し切れれば手が届く」
オレゴン世界陸上競歩代表が北海道で公開練習 連覇を目指す山西「力を出し切れれば手が届く」


写真提供/日本陸上競技連盟/アフロスポーツ
オレゴン世界選手権の競歩代表選手が6月29日、公開練習と取材に応じた。

前回のドーハ世界選手権男子20km競歩で世界一に輝き、昨年の東京五輪では銅メダルを獲得している山西利和(愛知製鋼)は、この日は軽めのメニュー。「8割ぐらいには仕上がっています。練習の細かなさじ加減は変えていますが、大まかな方向性は変えずメニューを組み立ててきました」と来月に迫った大会に向け、調整の順調さをアピールした。

今年3月の世界チーム競歩選手権では貫禄を感じさせるパフォーマンスで優勝。オレゴンでは優勝候補の筆頭として臨むが、「ディフェンディングチャンピオンと言われますが、きちっとやるべき事をやって、いろんな想定をして準備をしてきたので、あとは力を出し切れれば、(連覇に)手が届くのではないかと思っています」と落ち着いた表情で話しながらも、偉業に向けて意欲を燃やしている。

広告の下にコンテンツが続きます

一方、昨年の東京五輪で、山西を上回る銀メダルに輝いた池田向希(旭化成)は激しい雨の中、スピード練習の一環としてレースペースに近いタイムで歩き、歩型や感覚の確認などをした。2度目の世界選手権に向けては「ここまで順調に練習を消化できています。残り2週間ちょっとですが、ベストコンディションでレース当日を迎えられれば」と話し、あとは「あとはピーキングがカギとなるので、そこはしっかり集中したい」と意気込んだ。

今村文男・日本陸連競歩シニアディレクターは「合宿常連の代表経験者や、今回が初の日本代表という若い選手も揃い、オレゴン、そしてパリ五輪に向けて良いバランスのメンバーで合宿が行えた」と話し、「日本チームとして、世界選手権に向けて互いに目標を共有することができた」と評価。チームジャパンとしてメダル数など具体的な目標は定めないが、「技術面、暑熱対策、コンディション作りを3つの柱とし、それぞれが最善を尽くせるようにしていきたい」と話した。

写真提供/日本陸上競技連盟/アフロスポーツ オレゴン世界選手権の競歩代表選手が6月29日、公開練習と取材に応じた。 前回のドーハ世界選手権男子20km競歩で世界一に輝き、昨年の東京五輪では銅メダルを獲得している山西利和(愛知製鋼)は、この日は軽めのメニュー。「8割ぐらいには仕上がっています。練習の細かなさじ加減は変えていますが、大まかな方向性は変えずメニューを組み立ててきました」と来月に迫った大会に向け、調整の順調さをアピールした。 今年3月の世界チーム競歩選手権では貫禄を感じさせるパフォーマンスで優勝。オレゴンでは優勝候補の筆頭として臨むが、「ディフェンディングチャンピオンと言われますが、きちっとやるべき事をやって、いろんな想定をして準備をしてきたので、あとは力を出し切れれば、(連覇に)手が届くのではないかと思っています」と落ち着いた表情で話しながらも、偉業に向けて意欲を燃やしている。 一方、昨年の東京五輪で、山西を上回る銀メダルに輝いた池田向希(旭化成)は激しい雨の中、スピード練習の一環としてレースペースに近いタイムで歩き、歩型や感覚の確認などをした。2度目の世界選手権に向けては「ここまで順調に練習を消化できています。残り2週間ちょっとですが、ベストコンディションでレース当日を迎えられれば」と話し、あとは「あとはピーキングがカギとなるので、そこはしっかり集中したい」と意気込んだ。 今村文男・日本陸連競歩シニアディレクターは「合宿常連の代表経験者や、今回が初の日本代表という若い選手も揃い、オレゴン、そしてパリ五輪に向けて良いバランスのメンバーで合宿が行えた」と話し、「日本チームとして、世界選手権に向けて互いに目標を共有することができた」と評価。チームジャパンとしてメダル数など具体的な目標は定めないが、「技術面、暑熱対策、コンディション作りを3つの柱とし、それぞれが最善を尽くせるようにしていきたい」と話した。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.09.19

男子20km競歩 古賀友太の補欠登録を解除/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場) 日本陸連は9月19日、世界陸上男子20km競歩の補欠だった古賀友太(大塚製薬)の登録を解除したと発表した。 古賀は昨年のパリ五輪では8位に入賞。世界陸上の出場を目指してい […]

NEWS 男子4継・日本は2組8レーン! 英国や南アフリカと同組 マイルはボツワナと同じ2組3レーン リレースタートリスト発表/東京世界陸上

2025.09.19

男子4継・日本は2組8レーン! 英国や南アフリカと同組 マイルはボツワナと同じ2組3レーン リレースタートリスト発表/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日〜21日/国立競技場) 東京世界陸上8日目のイブニングセッションで行われる男女の4×100mリレー予選と4×400mリレー予選のスタートリストが発表された。 2019年ドーハ大会以来3大会ぶりの […]

NEWS オレゴン世界陸上100m金・カーリーがドーピング容認大会参加を表明 今季トラブル続きでスポンサー契約も解除

2025.09.19

オレゴン世界陸上100m金・カーリーがドーピング容認大会参加を表明 今季トラブル続きでスポンサー契約も解除

オレゴン世界選手権男子100m金メダリストのF.カーリー(米国)がドーピング容認の大会、エンハンスト・ゲームズに参加することを表明した。陸上からは同大会への登録は初となる。 エンハンスト・ゲームズは26年5月に米国・ラス […]

NEWS 34年の時を超えて 91年東京7位・高野進氏「自分の勝負パターンを見つけた」 400m中島佑気ジョセフの6位入賞を称賛 /東京世界陸上

2025.09.19

34年の時を超えて 91年東京7位・高野進氏「自分の勝負パターンを見つけた」 400m中島佑気ジョセフの6位入賞を称賛 /東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)6日目 東京世界陸上6日目のイブニングセッションが行われ、男子400mで日本勢34年ぶりとなる決勝に進出した中島佑気ジョセフ(富士通)が44秒62で日本勢過去最高位となる6 […]

NEWS 日本勢34年ぶり400m決勝の中島佑気ジョセフは3連続44秒台で6位 田中希実5000m4大会連続予選突破/世界陸上Day6

2025.09.19

日本勢34年ぶり400m決勝の中島佑気ジョセフは3連続44秒台で6位 田中希実5000m4大会連続予選突破/世界陸上Day6

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)6日目 東京世界陸上6日目のイブニングセッションが行われ、男子400mで日本勢34年ぶりに決勝に残った中島佑気ジョセフ(富士通)は44秒62で6位入賞を果たした。1991年 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年10月号 (9月9日発売)

2025年10月号 (9月9日発売)

【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/

page top