HOME ニュース、国内

2022.06.04

初日ヘンプヒル恵がトップ!「勝ちにこだわる」5年ぶりVへ前進/日本選手権混成
初日ヘンプヒル恵がトップ!「勝ちにこだわる」5年ぶりVへ前進/日本選手権混成

◇日本選手権・混成競技(6月4日、5日/秋田県営)1日目

広告の下にコンテンツが続きます

第106回日本選手権・混成競技の初日が行われ、女子七種競技はヘンプヒル恵(アトレ)がトップで折り返した。

5年ぶり優勝を狙うヘンプヒル。1種目めの100mハードルは今年やや記録が停滞していたため「不安だった」というが、13秒45(+0.4)をマークした。風が舞ったり、時折雨が降ったりと「難しい天候だった」と振り返るが、走高跳1m69、砲丸投も12m台(04)に乗せる。200mは気温も下がって25秒21(+0.9)だったが、「うまくまとめられたと思います」と、自己記録(5907点)前後のペースに及第点を与えた。

15年から17年まで3連覇。しかし、その後は17年夏に左膝をケガして手術し、20年の秋にも今度は右膝を痛めて2度目の手術をした。日本選手権は、その右膝をケガした時以来となる。

5年ぶり優勝に向けて、「点数は追いかけず、一つずつフォーカスしてきたことをやる」とヘンプヒル。昨年から陸上王国・米国に渡り、クリス・マック・コーチに師事しており、今大会もコーチが来日してくれた。「心のよりどころで、競技に100%打ち込めます」。これまで以上の角度を持って世界を見据えて取り組んで来たヘンプヒル。「一つずつやって自分のベストを出していけば勝てると思っています。勝ちにこだわります」。やるべきことをやれば、再び女王の座に就くと信じて突き進む。

広告の下にコンテンツが続きます

◇4連覇中の山﨑有紀は2位

大会4連覇中の山﨑有紀(スズキ)は2位で折り返し。100mハードルで13秒86をマークし、砲丸投もセカンドベストの12m77。だが、全体的には「もったいない種目もあって、自分のパフォーマンスができたかというと微妙」と、3295点に渋い表情を浮かべる。「日本選手権は気持ちの強い人が勝つと思います。明日も頑張ります」と、ディフェンディング・チャンピオンとして強い気持ちでヘンプヒルを追いかけるつもりだ。

◇日本選手権・混成競技(6月4日、5日/秋田県営)1日目 第106回日本選手権・混成競技の初日が行われ、女子七種競技はヘンプヒル恵(アトレ)がトップで折り返した。 5年ぶり優勝を狙うヘンプヒル。1種目めの100mハードルは今年やや記録が停滞していたため「不安だった」というが、13秒45(+0.4)をマークした。風が舞ったり、時折雨が降ったりと「難しい天候だった」と振り返るが、走高跳1m69、砲丸投も12m台(04)に乗せる。200mは気温も下がって25秒21(+0.9)だったが、「うまくまとめられたと思います」と、自己記録(5907点)前後のペースに及第点を与えた。 15年から17年まで3連覇。しかし、その後は17年夏に左膝をケガして手術し、20年の秋にも今度は右膝を痛めて2度目の手術をした。日本選手権は、その右膝をケガした時以来となる。 5年ぶり優勝に向けて、「点数は追いかけず、一つずつフォーカスしてきたことをやる」とヘンプヒル。昨年から陸上王国・米国に渡り、クリス・マック・コーチに師事しており、今大会もコーチが来日してくれた。「心のよりどころで、競技に100%打ち込めます」。これまで以上の角度を持って世界を見据えて取り組んで来たヘンプヒル。「一つずつやって自分のベストを出していけば勝てると思っています。勝ちにこだわります」。やるべきことをやれば、再び女王の座に就くと信じて突き進む。 ◇4連覇中の山﨑有紀は2位 大会4連覇中の山﨑有紀(スズキ)は2位で折り返し。100mハードルで13秒86をマークし、砲丸投もセカンドベストの12m77。だが、全体的には「もったいない種目もあって、自分のパフォーマンスができたかというと微妙」と、3295点に渋い表情を浮かべる。「日本選手権は気持ちの強い人が勝つと思います。明日も頑張ります」と、ディフェンディング・チャンピオンとして強い気持ちでヘンプヒルを追いかけるつもりだ。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.06.15

編集部コラム「私のインターハイ地区大会」

毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 広告の下にコンテンツが続きます 攻め(?)のアンダーハンドリレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃 […]

NEWS NCG5000mはアジア選手権5位・荒井七海が13分47秒58で日本人トップ!東海大・永本脩が学生トップ/日体大長距離競技会

2025.06.15

NCG5000mはアジア選手権5位・荒井七海が13分47秒58で日本人トップ!東海大・永本脩が学生トップ/日体大長距離競技会

第322回日本体育大学長距離競技会兼第16回NITTAIDAI Challenge Games(NCG)の2日目が6月15日に行われ、最終種目のNCG男子5000mはB.キプトゥー(麗澤大)が13分46秒77で1着を占め […]

NEWS 小原響が3000m障害で8分22秒64の日本歴代8位!セイコーGGPに続く自己新マーク

2025.06.15

小原響が3000m障害で8分22秒64の日本歴代8位!セイコーGGPに続く自己新マーク

6月14日に米国・ポートランドで行われたポートランド・トラックフェスティバルの男子3000m障害で、小原響(GMOインターネットグループ)が日本歴代8位の8分22秒64をマークした。 大会は世界陸連コンチネンタルツアー・ […]

NEWS 久保凛が800m2分02秒76の大会新でV3!! 1500mと2年連続2冠「チームへの貢献を考えていた」/IH近畿

2025.06.15

久保凛が800m2分02秒76の大会新でV3!! 1500mと2年連続2冠「チームへの貢献を考えていた」/IH近畿

◇インターハイ近畿地区大会(6月12~15日/京都市・たけびしスタジアム京都)4日目 広島インターハイを懸けた近畿地区大会の4日目が行われ、女子800mは久保凛(東大阪大敬愛3大阪)が昨年自らがマークした大会記録を0.7 […]

NEWS 青学大・塩出翔太が10000m28分55秒81の自己新!800mは金子1分46秒59、日本インカレ400m2連覇の田邉1分48秒16/日体大長距離競技会

2025.06.15

青学大・塩出翔太が10000m28分55秒81の自己新!800mは金子1分46秒59、日本インカレ400m2連覇の田邉1分48秒16/日体大長距離競技会

第322回日本体育大学長距離競技会兼第16回NITTAIDAI Challenge Games(NDG)の1日目が6月14日に行われ、雨のなか、各組で好レースが繰り広げられた。 男子10000mでは2組で1着(28分53 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年7月号 (6月13日発売)

2025年7月号 (6月13日発売)

詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会

page top