第106回日本選手権・混成競技の初日が行われ、男子十種競技は前回2位の奥田啓祐(第一学院高教)が3970点でトップ、田上駿(陸上競技物語)が3878点で続いた。
「評価できる種目もあれば課題もあった」と奥田。得意のスプリント種目で見せ場を作り、100mで10秒82(+0.1)、400mで48秒28とトップを奪った。ただ、これまでもトップ通過しながら2日目を苦手として順位を落としているだけに、「自分にフォーカスを当てたい」と奥田。「110mハードルでしっかり記録を出せれば、円盤投や棒高跳につながる」と話す。
一方の田上は「かなり天候が難しい中で自己ベスト前後を出せた」と走幅跳(7m23/+0.8)、自己新の砲丸投(13m06)を自身で評価。特に投てきは重点的に取り組んできただけに充実感を漂わせる。反面、100m、走高跳、400mは「思ったほどいかなかった」と総括する。2日目は「得意種目の110mハードルと1500mで点数を取りたい」と見据えていた。
十種競技はここ12年、右代啓祐(国士舘クラブ)と中村明彦(スズキ)の覇権が続いている。奥田は「一緒に練習させてもらっているからこそ、そろそろ引導を渡すつもりで」と言い、田上も「大学生の頃から世代交代をしたいと思ってやってきたけど足りなかった。活躍して勝ちたい」と、ともに初優勝へ意気込んでいる。
2連覇中の中村は3位。日本記録保持者の右代啓祐は3630点で7位で折り返している。
◇日本選手権・混成競技(6月4日、5日/秋田県営)1日目
第106回日本選手権・混成競技の初日が行われ、男子十種競技は前回2位の奥田啓祐(第一学院高教)が3970点でトップ、田上駿(陸上競技物語)が3878点で続いた。
「評価できる種目もあれば課題もあった」と奥田。得意のスプリント種目で見せ場を作り、100mで10秒82(+0.1)、400mで48秒28とトップを奪った。ただ、これまでもトップ通過しながら2日目を苦手として順位を落としているだけに、「自分にフォーカスを当てたい」と奥田。「110mハードルでしっかり記録を出せれば、円盤投や棒高跳につながる」と話す。
一方の田上は「かなり天候が難しい中で自己ベスト前後を出せた」と走幅跳(7m23/+0.8)、自己新の砲丸投(13m06)を自身で評価。特に投てきは重点的に取り組んできただけに充実感を漂わせる。反面、100m、走高跳、400mは「思ったほどいかなかった」と総括する。2日目は「得意種目の110mハードルと1500mで点数を取りたい」と見据えていた。
十種競技はここ12年、右代啓祐(国士舘クラブ)と中村明彦(スズキ)の覇権が続いている。奥田は「一緒に練習させてもらっているからこそ、そろそろ引導を渡すつもりで」と言い、田上も「大学生の頃から世代交代をしたいと思ってやってきたけど足りなかった。活躍して勝ちたい」と、ともに初優勝へ意気込んでいる。
2連覇中の中村は3位。日本記録保持者の右代啓祐は3630点で7位で折り返している。 RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.11.27
プロ野球選手・筒香嘉智と陸上界がコラボ スポーツの垣根を超えるクリニックを12月に開催
-
2025.11.26
-
2025.11.26
-
2025.11.25
-
2025.11.02
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.27
プロ野球選手・筒香嘉智と陸上界がコラボ スポーツの垣根を超えるクリニックを12月に開催
11月27日、日本陸連は2024年度から取り組むプロジェクト「RIKUJO JAPAN」の一環として、「~スポーツの垣根を超える~ 2025 TSUTSUGO SPORTS ACADEMY FESTIVAL × RIKU […]
2025.11.27
古賀ジェレミー、ドルーリー、濱がダイヤモンドアスリート昇格!Nextageに高1の2人が新規認定
日本陸連は11月27日、「次世代において国際大会での活躍が期待できる競技者」を育成する「ダイヤモンドアスリート」の第12期認定者を発表した。 第11期でダイヤモンドアスリートNextageとして一部のプログラムに参加して […]
2025.11.27
岡田久美子が引退発表「誰よりも『速く、強く、美しく歩く選手』を目指して」女子競歩牽引し続けた第一人者
富士通は11月27日、女子競歩の岡田久美子の現役引退を発表した。かねてより「今季が本当の集大成」と話していたが、正式に発表となった。 岡田は埼玉県出身。1991年生まれの34歳で、大迫傑(リーニン)、飯塚翔太(ミズノ)、 […]
2025.11.26
熊本信愛女学院高の元監督・山口和也さん死去 五輪1万m7位・川上優子さん、世界陸上マラソン4位・飛瀬貴子さんらを指導
熊本信愛女学院高(熊本)の元陸上競技部監督で、長年多くのランナーを育てた山口和也さんが11月23日、病気のため亡くなった。71歳。 1980年に同校に赴任した山口さん。当時の日本女子長距離は黎明期であったが、山口さんは高 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025