2022.02.14
2月14日、駅伝好きのアイドルとして知られるNGT48の西村菜那子さんが、都内で駅伝の楽しみ方を独自の切り口で紹介していくイベント「#西村駅伝」を2年ぶりに開催した。
2019年12月に開催した第1回目のイベントは「3代目山の神」こと神野大地選手がゲストとして登場したが、「2区」「3区」と題した今回は2部構成(90分ずつ)で実施。2区は箱根駅伝5区で4年連続区間賞の偉業を残した柏原竜二さんと、一昨年度に青学大の主将を務めた神林勇太さんが、3区は帝京大OBで現在はYouTuberとして活躍中のたむじょーさん、青学大OBの鈴木塁人選手(SGホールディングス)がゲストとして登場した。
2区のメインテーマは「名監督は誰だ!本気の駅伝ドラフト会議」。”西村監督”、“柏原監督”、”神林監督”が歴代の箱根選手の中から10区間を選出し、プロ野球のドラフト会議のような進行で「最強箱根オーダー」を作成した。
はじめの1区の指名で、いきなり会場は沸いた。
西村監督が「佐藤悠基(東海大/現・SGホールディングス)」、柏原監督が「渡辺康幸(早大)」と歴代の区間記録樹立者を並べるなか、神林監督は2014年大会で区間賞を受賞した「山中秀仁(日体大/現・Honda)」を選出。
「僕は山中さんの1区を見て、箱根駅伝を走りたいと思ったくらいですから。とてもカッコ良かったですね」(神林さん)
「実は1区の候補者を3人考えていたんですよ! それが佐藤悠基さんと渡辺康幸さんと山中秀仁さんだったんです! すごい奇跡ですね!」(西村さん)
続く2区から4区も人選が被らず、ここまですんなりと進行。しかし、5区では3人とも“あの人物”を指名で一致した。
「5区、……東洋大学、柏原竜二!」
これには会場も3監督も大盛り上がり。
「最初は自分の名前を書く予定なんてなかったんですけど、ちょっと(他の2人と)被せにいこうかなと……(笑)」(柏原さん)
5区は指名が重なり、じゃんけんの末に神林さんが”柏原選手”を獲得
ルールに基づいてじゃんけんで争った結果、チョキを出した神林監督が見事に”柏原選手”を獲得。負けた西村監督は「青木涼真(法大/現・Honda)」を、柏原監督は山の神の先輩にあたる「今井正人(順大/現・トヨタ自動車九州)」を指名した。
イベントの終了時間が迫るなか、駆け足で進んだ復路の指名は、3人とも指名が重ならずに終了。最終的なオーダーは以下の通りになった。
3人でドラフト会議を行った結果※神林さんの8区は「古田哲弘」の誤表記
特に盛り上がったのが10区の人選。西村監督は「1区、2区を走るような人でまだ指名されていない選手がたくさんいるじゃないですか。存分に無駄遣いさせてもらいました」と、ここまで名前の挙がらなかった大迫傑(早大)を惜しみなく指名した。
神林監督は元区間記録保持者である松瀬元太(順大)の名前を出し、柏原監督は駒大のエースとして活躍した宇賀地強をサプライズで指名した。
「松瀬さんのフィニッシュシーンは見ていたからすごく印象に残っていたのですが、ニューイヤー駅伝でアンカーを走ったことのある選手を考えたら宇賀地さんの名前が浮かんだんです。通常だったら絶対に10区を務めるような選手ではありませんが、箱根のアンカーも走らせたいと思いました。私のチームで一番大事な人です」(柏原さん)
3区では西村さんとたむじょーさん、鈴木選手による「花の97年組」でトークがスタート。2区とはまた異なる同窓会のような雰囲気で進み、1997年度生まれ選手のみで構成した箱根駅伝のベストメンバーを語り合った。
3人の考えた10区間オーダーのほか、まさかの西山和弥選手(トヨタ自動車)、佐藤悠基選手(SGホールディングス)の考えた97年組ベストオーダーも発表されることに。
最終的には3者の意見をひとつにまとめ、以下のオーダーを「花の97年組最強チーム」と結論を出したところでイベントは終了した。
2つのイベントを終え、ホスト役としてゲストとトークを繰り広げた西村さんは「事務所を移籍して最初のイベント。こうして実現できて、豪華なゲストの方々にもお越しいただいてありがたいです! 1部と2部で違った雰囲気でしたが、楽しんでいただけたならうれしいです。次は新潟や長野でもやりたいです!」と第4区、第5区の開催に意欲を見せた。
以下、ゲストのコメント。
神林「なかなかこういうイベントはなかったので、陸上のことをここまで語れて楽しかったです。今日の企画を通して、あらためて箱根のスターの方々のすごさを再確認しつつ、監督の大変さを知れていい勉強になりました。本当は同じ大学の一色(恭志)さんとか久保田(和真)さんとか、指名したい選手は山ほどいましたね。あと3、4チームくらい作りたいです」
柏原「普段こういうイベントに出る機会もなかったのですが、やはり西村さんがまじめに駅伝を広めようとしてくれているし、そういうのに陸上選手たちも『こういう人がいてくれて良かったな』と思っていると思いますので、協力できて良かったです。今日選べなかった選手は、また次回にでも発表できたらと思います」
鈴木「楽しかったですし、話したいことは話せたかなと思います。こういうご時世でなかなか同期で集まることはできないですが、大会で会ったら必ず話しますし、かけがえのない仲間です。たむじょーもYouTubeという違うステージでがんばっていますし、僕たちにはできないことに取り組んでいる。お互いに切磋琢磨していけたらと思います。今後は同期の中で最後まで現役を続けることが目標で、今年はまず5000m、10000mで自己ベストを出して、次のニューイヤー駅伝ではエース区間で区間賞争いできるようにがんばりたいです」
たむじょー「中学時代から友達の塁人君と一緒に出られて楽しかったですし、こういうかたちで陸上界を盛り上げることができて良かったです。97年組はめちゃくちゃ強い選手が集まっているので、同期が結果を出すと『自分もがんばらなくちゃ』と刺激をもらえるんですよね。僕はYouTuberという立場ですが、同じ97年組として盛り上げることができてうれしいなと思います。今年はまずチャンネル登録者を10万人突破したいのと、1500mで日本選手権に出場するのが目標。最終的には日本で一番有名なランニングYouTuberになりたいです」
2月14日、駅伝好きのアイドルとして知られるNGT48の西村菜那子さんが、都内で駅伝の楽しみ方を独自の切り口で紹介していくイベント「#西村駅伝」を2年ぶりに開催した。
2019年12月に開催した第1回目のイベントは「3代目山の神」こと神野大地選手がゲストとして登場したが、「2区」「3区」と題した今回は2部構成(90分ずつ)で実施。2区は箱根駅伝5区で4年連続区間賞の偉業を残した柏原竜二さんと、一昨年度に青学大の主将を務めた神林勇太さんが、3区は帝京大OBで現在はYouTuberとして活躍中のたむじょーさん、青学大OBの鈴木塁人選手(SGホールディングス)がゲストとして登場した。
2区のメインテーマは「名監督は誰だ!本気の駅伝ドラフト会議」。”西村監督”、“柏原監督”、”神林監督”が歴代の箱根選手の中から10区間を選出し、プロ野球のドラフト会議のような進行で「最強箱根オーダー」を作成した。
はじめの1区の指名で、いきなり会場は沸いた。
西村監督が「佐藤悠基(東海大/現・SGホールディングス)」、柏原監督が「渡辺康幸(早大)」と歴代の区間記録樹立者を並べるなか、神林監督は2014年大会で区間賞を受賞した「山中秀仁(日体大/現・Honda)」を選出。
「僕は山中さんの1区を見て、箱根駅伝を走りたいと思ったくらいですから。とてもカッコ良かったですね」(神林さん)
「実は1区の候補者を3人考えていたんですよ! それが佐藤悠基さんと渡辺康幸さんと山中秀仁さんだったんです! すごい奇跡ですね!」(西村さん)
続く2区から4区も人選が被らず、ここまですんなりと進行。しかし、5区では3人とも“あの人物”を指名で一致した。
「5区、……東洋大学、柏原竜二!」
これには会場も3監督も大盛り上がり。
「最初は自分の名前を書く予定なんてなかったんですけど、ちょっと(他の2人と)被せにいこうかなと……(笑)」(柏原さん)
5区は指名が重なり、じゃんけんの末に神林さんが”柏原選手”を獲得
ルールに基づいてじゃんけんで争った結果、チョキを出した神林監督が見事に”柏原選手”を獲得。負けた西村監督は「青木涼真(法大/現・Honda)」を、柏原監督は山の神の先輩にあたる「今井正人(順大/現・トヨタ自動車九州)」を指名した。
イベントの終了時間が迫るなか、駆け足で進んだ復路の指名は、3人とも指名が重ならずに終了。最終的なオーダーは以下の通りになった。
3人でドラフト会議を行った結果※神林さんの8区は「古田哲弘」の誤表記
特に盛り上がったのが10区の人選。西村監督は「1区、2区を走るような人でまだ指名されていない選手がたくさんいるじゃないですか。存分に無駄遣いさせてもらいました」と、ここまで名前の挙がらなかった大迫傑(早大)を惜しみなく指名した。
神林監督は元区間記録保持者である松瀬元太(順大)の名前を出し、柏原監督は駒大のエースとして活躍した宇賀地強をサプライズで指名した。
「松瀬さんのフィニッシュシーンは見ていたからすごく印象に残っていたのですが、ニューイヤー駅伝でアンカーを走ったことのある選手を考えたら宇賀地さんの名前が浮かんだんです。通常だったら絶対に10区を務めるような選手ではありませんが、箱根のアンカーも走らせたいと思いました。私のチームで一番大事な人です」(柏原さん)
3区では西村さんとたむじょーさん、鈴木選手による「花の97年組」でトークがスタート。2区とはまた異なる同窓会のような雰囲気で進み、1997年度生まれ選手のみで構成した箱根駅伝のベストメンバーを語り合った。
3人の考えた10区間オーダーのほか、まさかの西山和弥選手(トヨタ自動車)、佐藤悠基選手(SGホールディングス)の考えた97年組ベストオーダーも発表されることに。
最終的には3者の意見をひとつにまとめ、以下のオーダーを「花の97年組最強チーム」と結論を出したところでイベントは終了した。
2つのイベントを終え、ホスト役としてゲストとトークを繰り広げた西村さんは「事務所を移籍して最初のイベント。こうして実現できて、豪華なゲストの方々にもお越しいただいてありがたいです! 1部と2部で違った雰囲気でしたが、楽しんでいただけたならうれしいです。次は新潟や長野でもやりたいです!」と第4区、第5区の開催に意欲を見せた。
以下、ゲストのコメント。
神林「なかなかこういうイベントはなかったので、陸上のことをここまで語れて楽しかったです。今日の企画を通して、あらためて箱根のスターの方々のすごさを再確認しつつ、監督の大変さを知れていい勉強になりました。本当は同じ大学の一色(恭志)さんとか久保田(和真)さんとか、指名したい選手は山ほどいましたね。あと3、4チームくらい作りたいです」
柏原「普段こういうイベントに出る機会もなかったのですが、やはり西村さんがまじめに駅伝を広めようとしてくれているし、そういうのに陸上選手たちも『こういう人がいてくれて良かったな』と思っていると思いますので、協力できて良かったです。今日選べなかった選手は、また次回にでも発表できたらと思います」
鈴木「楽しかったですし、話したいことは話せたかなと思います。こういうご時世でなかなか同期で集まることはできないですが、大会で会ったら必ず話しますし、かけがえのない仲間です。たむじょーもYouTubeという違うステージでがんばっていますし、僕たちにはできないことに取り組んでいる。お互いに切磋琢磨していけたらと思います。今後は同期の中で最後まで現役を続けることが目標で、今年はまず5000m、10000mで自己ベストを出して、次のニューイヤー駅伝ではエース区間で区間賞争いできるようにがんばりたいです」
たむじょー「中学時代から友達の塁人君と一緒に出られて楽しかったですし、こういうかたちで陸上界を盛り上げることができて良かったです。97年組はめちゃくちゃ強い選手が集まっているので、同期が結果を出すと『自分もがんばらなくちゃ』と刺激をもらえるんですよね。僕はYouTuberという立場ですが、同じ97年組として盛り上げることができてうれしいなと思います。今年はまずチャンネル登録者を10万人突破したいのと、1500mで日本選手権に出場するのが目標。最終的には日本で一番有名なランニングYouTuberになりたいです」
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