大正製薬「リポビタン for Sports」のサポートを受けてさらに勢いづくトーエネック陸上競技部の選手たち
2021年は河村一輝が男子1500mで日本記録を樹立するなどトーエネック陸上競技部(拠点・愛知県名古屋市)が存在感を見せた年だった。「楽にスピードの出る効率のいい動き」を追求し続ける松浦忠明監督の取り組みが結実した結果と言えるだろう。好調の背景には2021年2月から大正製薬とサポートアスリート契約を締結したこともある。信頼度の高い企業による提供製品をハードなトレーニングやレースにも活用。10名いる所属選手は若手だけでなく、中堅、ベテラン選手も「まだまだ発展途上」と松浦監督は期待をかける。2022年はさらなる飛躍の年になるだろう。
レースペースでの反復練習と
各自の調整メソッドの確立が特徴
6月の日本選手権1500mを制し、7月に3分35 秒42の日本記録を樹立。河村一輝は日本王者と日本最速の2つの称号を手にし、トーエネック陸上競技部の歴史にまた新たな栄光を刻んだ。
「確かに喜ばしい結果ですが、チーム全体で見れば一番の目標である日本代表選手を輩出できなかった点は残念です。まだ何かが足りなかったのだと思っています」
松浦忠明監督の志は世界で戦えるランナーを輩出することにあり、1年を振り返る言葉に満足感はない。しかし近年、トーエネックの選手が日本のトップクラスで活躍していることはよく知られている通り。2018年に日本選手権を制した服部弾馬も5000mで自己記録を縮めてワールドランキングによる代表権獲得まであと少しのところまで迫り、11月には新人の難波天が10000mで好走。入社以来、自己ベストを1分以上も短縮する28分06秒95をマークし、来季の日本選手権が楽しみなレベルまで成長している。
トーエネック陸上競技部の独自性はトレーニングの考え方にある。トラックのスピードを重視するが、練習では高負荷をかけない点が特徴だ。
「目標タイムから逆算してペースを設定し、できるだけ少ない力でそのレベルの走りができるように反復練習をすることが基本です。インターバルやレペティションなどの強度は低いかもしれませんが、その分、リカバリーを短くします。練習からレースに近い動きに近づけています」
トラックで言えば最初の400mや1000mの入り方、中間局面のペースの維持、そしてラストの上げ方など、レースに近いペースでメニューは組まれることが多い。
「私たちは“プラス脳”と呼んでいますが、練習でやったことをプラスに転換し、レースで発揮できることが理想です。苦しい場面でも、怖がらずに一歩踏み出し、練習以上の走りができる選手になってほしいですね」
そのためには選手が納得した内容の練習をすることが重要と松浦監督。メニューは常に選手と相談して決め、レース前の調整は選手の考えにすべて任せることも多い。「練習でも言えることですが、調整やコンディショニングも自分に合ったやり方を選択し、取り入れてほしいと考えています」。自分に合ったメソッドの確立を進めている点もトーエネック陸上競技部の特徴のひとつだ。
2021年に1500mで日本選手権優勝、日本記録樹立と大活躍した河村一輝は「リポビタンショット for Sports」と「リポビタンゼリー for Sports」を愛用している
レースに向けた理想的な栄養摂取のために
4種類の製品を各自がチョイス
2021年2月から大正製薬と契約を結び、「リポビタン for Sports」シリーズの4品目、「リポビタンショット for Sports 」、「リポビタンゼリー for Sports」、「リポビタンパウダー for Sports」、「リポビタンアイススラリー for Sports」を取り入れている。すべてアンチドーピング認証を取得しているもので、4つの製品から選手がそれぞれに選び、活用している。河村は「リポビタンショット for Sports」と「リポビタンゼリー for Sports」の愛用者。「リポビタンショット for Sports」はレース前や重要なポイント練習前に利用する。
「レースはもちろんですが、自分はポイント練習でも出力とキレを出すことを重視しています。ショットは当初レース前だけで使っていたのですが、感触が良かったので追い込みたい練習の日に使うようになりました」
シーズン中は連戦となるためコンディショニングが難しく、すべてのランナーがその方法を模索するが、「疲労を抜きながらも、負荷をかけるべきところでしっかりかけられたことが日本記録につながった」と河村は喜ぶ。
同じくスピードランナーの服部も「1日おきにポイント練習を入れ、あえて疲労感を残しながら負荷をかける時期でも、ショットを飲むことでモチベーションを上げて臨めます」とメンタル面の変化を口にする。
走行距離の多いマラソンを得意とする選手からも好評だ。2020年の日本選手権10000m4位で27分34秒86のスピードも備えるキャプテンの河合代二も「リポビタンショット for Sports」と「リポビタンゼリー for Sports」の愛用者。「ショットは走る前に摂ると後半もがんばれますし、ゼリーでエネルギーチャージすることができています」と話す。
マラソンと10000mで結果を残しているキャプテンの河合代二も「リポビタンショット for Sports」と「リポビタンゼリー for Sports」を愛用
マラソンでチーム歴代最高記録2時間8分46秒のタイムを持つ小山裕太は「リポビタンゼリー for Sports」、「リポビタンアイススラリー for Sports」、「リポビタンパウダー for Sports」の3つを使い分ける。昨年9月に海外マラソンに挑戦したため夏に鍛錬期を作ったが、シャーベットタイプのドリンク「リポビタンアイススラリー for Sports」が役立った。「エネルギーの摂取はもちろん、持って走ることで手のひらを冷やせますので、夏場の走り込みで助けられました。また、ゼリーは吸収速度の違うエネルギー源が組み合わさって入っているので、事前に飲んでおけば長距離にもおすすめです」。
リポビタンパウダー for Sportsは基本、練習後のアミノ酸の摂取目的で使用するが、レース前の調整期には毎日飲んでおり、本番で力を出し切るためのルーティンの中に組み込んでいる。
そして、難波は4種類すべての利用者だ。
「ショットは自分の力を出し切るための栄養が入っているので、欠かせない存在です。パウダーは水に溶かさずそのまま飲めるので練習後にすぐに摂れますし、ゼリーは補食としても利用できます。もう毎日の生活の中に当たり前にありますよ」
1500mからマラソンまで。ベテランから若手まで。トーエネックではすべてのランナーがニーズに合わせて活用している。
「リポビタン for Sports」シリーズ全商品を愛用している入社1年目の難波天
2022年はさらなる飛躍の年に!!
大正製薬と共に世界へ
2022年、個人としての戦いはマラソンからスタートする。「2時間6分台を狙います。スピードはついているので、このまま練習を継続すればうまくスタミナとつなげていけるはず」(河合)、「理想は2時間7分台。MGC※の出場権も取りたい」(小山)。
そして春からはトラックが始まり、選手たちは昨年以上の結果を目指して始動する。
「今年は日本代表選手を出したいですね。3年目になる河村、2年目になる難波だけでなく、中堅、ベテランは彼ら以上に長い時間、練習を重ねていて“力のマグマ”が貯まっていますから、それを発揮してほしい。短いスパンでパリの大舞台が来ますので、そこを目指す第一歩のシーズンにします」(松浦監督)
今年も彼らの躍動する姿を多く見られることだろう。トーエネック陸上競技部はこれ以上ないパートナーと共に世界へと突き進むつもりだ。
※4年に一度の世界大会のマラソン日本代表選考レースとなる「マラソングランドチャンピオンシップ」
「リポビタンショット for Sports」シリーズ
リポビタンショット for Sports
清涼飲料水
シトラス風味(無果汁)
100ml、14kcal
希望小売価格248円(税込)
リポビタンゼリー for Sports
清涼飲料水(ゼリー飲料)
マスカット味(果汁10%未満)
180g、200kcal
希望小売価格248円(税込)
リポビタンパウダー for Sports
栄養補助食品
トロピカルパイナップル風味
11kcal(1袋3g中)
3g×14袋、希望小売価格2,610円(税込)
3g×30袋、希望小売価格4,320円(税込)
リポビタンアイススラリー for Sports
清涼飲料水
ハニーレモン風味(無果汁)
120g、91kcal
希望小売価格194円(税込)
※この記事は『月刊陸上競技』2022年2月号に掲載しています
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レースペースでの反復練習と 各自の調整メソッドの確立が特徴
6月の日本選手権1500mを制し、7月に3分35 秒42の日本記録を樹立。河村一輝は日本王者と日本最速の2つの称号を手にし、トーエネック陸上競技部の歴史にまた新たな栄光を刻んだ。 「確かに喜ばしい結果ですが、チーム全体で見れば一番の目標である日本代表選手を輩出できなかった点は残念です。まだ何かが足りなかったのだと思っています」 松浦忠明監督の志は世界で戦えるランナーを輩出することにあり、1年を振り返る言葉に満足感はない。しかし近年、トーエネックの選手が日本のトップクラスで活躍していることはよく知られている通り。2018年に日本選手権を制した服部弾馬も5000mで自己記録を縮めてワールドランキングによる代表権獲得まであと少しのところまで迫り、11月には新人の難波天が10000mで好走。入社以来、自己ベストを1分以上も短縮する28分06秒95をマークし、来季の日本選手権が楽しみなレベルまで成長している。 トーエネック陸上競技部の独自性はトレーニングの考え方にある。トラックのスピードを重視するが、練習では高負荷をかけない点が特徴だ。 「目標タイムから逆算してペースを設定し、できるだけ少ない力でそのレベルの走りができるように反復練習をすることが基本です。インターバルやレペティションなどの強度は低いかもしれませんが、その分、リカバリーを短くします。練習からレースに近い動きに近づけています」 トラックで言えば最初の400mや1000mの入り方、中間局面のペースの維持、そしてラストの上げ方など、レースに近いペースでメニューは組まれることが多い。 「私たちは“プラス脳”と呼んでいますが、練習でやったことをプラスに転換し、レースで発揮できることが理想です。苦しい場面でも、怖がらずに一歩踏み出し、練習以上の走りができる選手になってほしいですね」 そのためには選手が納得した内容の練習をすることが重要と松浦監督。メニューは常に選手と相談して決め、レース前の調整は選手の考えにすべて任せることも多い。「練習でも言えることですが、調整やコンディショニングも自分に合ったやり方を選択し、取り入れてほしいと考えています」。自分に合ったメソッドの確立を進めている点もトーエネック陸上競技部の特徴のひとつだ。
レースに向けた理想的な栄養摂取のために 4種類の製品を各自がチョイス
2021年2月から大正製薬と契約を結び、「リポビタン for Sports」シリーズの4品目、「リポビタンショット for Sports 」、「リポビタンゼリー for Sports」、「リポビタンパウダー for Sports」、「リポビタンアイススラリー for Sports」を取り入れている。すべてアンチドーピング認証を取得しているもので、4つの製品から選手がそれぞれに選び、活用している。河村は「リポビタンショット for Sports」と「リポビタンゼリー for Sports」の愛用者。「リポビタンショット for Sports」はレース前や重要なポイント練習前に利用する。 「レースはもちろんですが、自分はポイント練習でも出力とキレを出すことを重視しています。ショットは当初レース前だけで使っていたのですが、感触が良かったので追い込みたい練習の日に使うようになりました」 シーズン中は連戦となるためコンディショニングが難しく、すべてのランナーがその方法を模索するが、「疲労を抜きながらも、負荷をかけるべきところでしっかりかけられたことが日本記録につながった」と河村は喜ぶ。 同じくスピードランナーの服部も「1日おきにポイント練習を入れ、あえて疲労感を残しながら負荷をかける時期でも、ショットを飲むことでモチベーションを上げて臨めます」とメンタル面の変化を口にする。 走行距離の多いマラソンを得意とする選手からも好評だ。2020年の日本選手権10000m4位で27分34秒86のスピードも備えるキャプテンの河合代二も「リポビタンショット for Sports」と「リポビタンゼリー for Sports」の愛用者。「ショットは走る前に摂ると後半もがんばれますし、ゼリーでエネルギーチャージすることができています」と話す。

2022年はさらなる飛躍の年に!! 大正製薬と共に世界へ
2022年、個人としての戦いはマラソンからスタートする。「2時間6分台を狙います。スピードはついているので、このまま練習を継続すればうまくスタミナとつなげていけるはず」(河合)、「理想は2時間7分台。MGC※の出場権も取りたい」(小山)。 そして春からはトラックが始まり、選手たちは昨年以上の結果を目指して始動する。 「今年は日本代表選手を出したいですね。3年目になる河村、2年目になる難波だけでなく、中堅、ベテランは彼ら以上に長い時間、練習を重ねていて“力のマグマ”が貯まっていますから、それを発揮してほしい。短いスパンでパリの大舞台が来ますので、そこを目指す第一歩のシーズンにします」(松浦監督) 今年も彼らの躍動する姿を多く見られることだろう。トーエネック陸上競技部はこれ以上ないパートナーと共に世界へと突き進むつもりだ。 ※4年に一度の世界大会のマラソン日本代表選考レースとなる「マラソングランドチャンピオンシップ」「リポビタンショット for Sports」シリーズ




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