
東京五輪女子マラソンを3日後に控え、日本代表の前田穂南(天満屋)、鈴木亜由子(日本郵政グループ)、一山麻緒(ワコール)の3人が会見に臨んだ。
2019年9月のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)を優勝し、いち早く代表に内定した前田。その後はケガもあったが、予定より1年遅れでようやくここまでたどり着いた。
「1年延期したことで、気持ちの面でコントロールするのに難しさがありました。練習が思うようにできないこともありましたが、何とか保ってこられました」
直前の合宿は「順調ではなかった」と言うが、テスト大会となった5月5日の北海道・札幌マラソンフェスティバル(ハーフ1時間10分50秒)よりは「(調子は)戻ってきている」とも。
3日後に向けて「スピードを戻す練習をしてきた。自分のパフォーマンスをしっかり発揮できるように最後まで走りたい」と意気込みを語った。
MGC2位の鈴木は度重なるケガもあり、MGC以降に出場したレースは、駅伝2本、記録会1本、そして北海道・札幌マラソンフェスティバルだけ。
それでも、「自分なりに積み重ねてこられた」と鈴木。「この3ヵ月は本番を想定して、朝7時にスタートして40km走、と週末に行うこと、レースペースで質の高い練習をすること、この2本を中心にしてきました」。
「どんな練習をしても不安はなくならない」が、「自分のできる練習はやってきた」と胸を張る。
リオ五輪は5000mと10000mで代表権を勝ち取ったが、5000m12位、10000mはスタートラインに立てなかった。「その苦い経験があったから、今年は絶対にスタートラインに立つんだという思いでやってきました」と強い思いを語る。
同じく2種目で出場している後輩の廣中璃梨佳の5000m日本新に、「予想以上の走りを見せてくれて勇気をもらえました」。
「本番は最後まで自分らしい走りをして悔いのないように。日本代表を背負って(決まって)から長かったですが、自分にとっては必要な時間でした。いいスタート、いいゴールにしたい」
中学時代からトップランナーとして走り続けてきた鈴木。勝負の時は近い。
「いよいよ近づいてきたな、と緊張していますし、ビビっています」と吐露する一山。だが、2020年名古屋ウィメンズで2時間20分29秒をマークして逆転で五輪切符をつかんだ最年少24歳の一山が最も勢いをつけてここまで来た。
5000m、10000mでも自己ベストを更新。今年1月の大阪国際女子マラソンでは男子ペースメーカーをつけて日本新に挑戦して2時間21分11秒をマークした。北海道・札幌マラソンフェスティバルでも1時間8分28秒のトップ。順調だ。
「どれもできるかできないかのギリギリのポイント練習をしてきました。精神的にもきつかった」
それでも、気温30度以上で1.8km×8本というメニューで「オールアウト」した以外は、「どれもいっぱいいっぱいでやってきた。(設定の)70%くらい」は消化した。もちろん、ギリギリを攻めた中での70%で、「自信のつく練習もありました」。
「走り終わった時にもう少しこうしておけばという後悔がないようにしたい」
若き日本のエースが初の世界大会に挑戦する。
女子マラソンが行われる8月7日。7時にスタートするが、札幌市の天気予報は晴れ。午前中の予想最高気温は25度だが、強い日差しが予想され、昼には32度になる見込み。
日本陸連は暑熱対策を継続して行ってきており、選手たちは「暑い中でのレースで対策をして押し切って走りたい」(前田)、「脱水にならないよう、事前に水分補給をしておきたい」(鈴木)、「心構えはしていて深い部体温を下げてスタートする」(一山)と、それぞれ覚悟の上だ。
有森裕子、高橋尚子、野口みずきを筆頭に、世界に誇る日本女子マラソンも、2004年アテネ五輪の野口による金メダル以降、入賞にさえ届いていない。
札幌で強い女子マラソンの復活へ。準備は整った。
東京五輪女子マラソンを3日後に控え、日本代表の前田穂南(天満屋)、鈴木亜由子(日本郵政グループ)、一山麻緒(ワコール)の3人が会見に臨んだ。2019年9月のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)を優勝し、いち早く代表に内定した前田。その後はケガもあったが、予定より1年遅れでようやくここまでたどり着いた。「1年延期したことで、気持ちの面でコントロールするのに難しさがありました。練習が思うようにできないこともありましたが、何とか保ってこられました」直前の合宿は「順調ではなかった」と言うが、テスト大会となった5月5日の北海道・札幌マラソンフェスティバル(ハーフ1時間10分50秒)よりは「(調子は)戻ってきている」とも。3日後に向けて「スピードを戻す練習をしてきた。自分のパフォーマンスをしっかり発揮できるように最後まで走りたい」と意気込みを語った。MGC2位の鈴木は度重なるケガもあり、MGC以降に出場したレースは、駅伝2本、記録会1本、そして北海道・札幌マラソンフェスティバルだけ。それでも、「自分なりに積み重ねてこられた」と鈴木。「この3ヵ月は本番を想定して、朝7時にスタートして40km走、と週末に行うこと、レースペースで質の高い練習をすること、この2本を中心にしてきました」。「どんな練習をしても不安はなくならない」が、「自分のできる練習はやってきた」と胸を張る。リオ五輪は5000mと10000mで代表権を勝ち取ったが、5000m12位、10000mはスタートラインに立てなかった。「その苦い経験があったから、今年は絶対にスタートラインに立つんだという思いでやってきました」と強い思いを語る。同じく2種目で出場している後輩の廣中璃梨佳の5000m日本新に、「予想以上の走りを見せてくれて勇気をもらえました」。「本番は最後まで自分らしい走りをして悔いのないように。日本代表を背負って(決まって)から長かったですが、自分にとっては必要な時間でした。いいスタート、いいゴールにしたい」中学時代からトップランナーとして走り続けてきた鈴木。勝負の時は近い。「いよいよ近づいてきたな、と緊張していますし、ビビっています」と吐露する一山。だが、2020年名古屋ウィメンズで2時間20分29秒をマークして逆転で五輪切符をつかんだ最年少24歳の一山が最も勢いをつけてここまで来た。5000m、10000mでも自己ベストを更新。今年1月の大阪国際女子マラソンでは男子ペースメーカーをつけて日本新に挑戦して2時間21分11秒をマークした。北海道・札幌マラソンフェスティバルでも1時間8分28秒のトップ。順調だ。「どれもできるかできないかのギリギリのポイント練習をしてきました。精神的にもきつかった」それでも、気温30度以上で1.8km×8本というメニューで「オールアウト」した以外は、「どれもいっぱいいっぱいでやってきた。(設定の)70%くらい」は消化した。もちろん、ギリギリを攻めた中での70%で、「自信のつく練習もありました」。「走り終わった時にもう少しこうしておけばという後悔がないようにしたい」若き日本のエースが初の世界大会に挑戦する。女子マラソンが行われる8月7日。7時にスタートするが、札幌市の天気予報は晴れ。午前中の予想最高気温は25度だが、強い日差しが予想され、昼には32度になる見込み。日本陸連は暑熱対策を継続して行ってきており、選手たちは「暑い中でのレースで対策をして押し切って走りたい」(前田)、「脱水にならないよう、事前に水分補給をしておきたい」(鈴木)、「心構えはしていて深い部体温を下げてスタートする」(一山)と、それぞれ覚悟の上だ。有森裕子、高橋尚子、野口みずきを筆頭に、世界に誇る日本女子マラソンも、2004年アテネ五輪の野口による金メダル以降、入賞にさえ届いていない。札幌で強い女子マラソンの復活へ。準備は整った。RECOMMENDED おすすめの記事
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