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【誌面転載】沖縄インターハイ 藤原 衝撃の8m12!!
【誌面転載】沖縄インターハイ 藤原 衝撃の8m12!!

沖縄インターハイ 藤原 衝撃の8m12!!

高校生史上初の大台到達

大会2日目の男子走幅跳に、30年ぶりの高校新となる8m12 (+1.7)を跳んで頂点に立った藤原孝輝(洛南2京都)

〝世界水準〟の大ジャンプ

男子の中で最も古い高校記録が、ついに塗り替えられた。その瞬間が訪れたのは、大会2日目の男子走幅跳。男子1500m決勝の先頭がまさにフィニッシュしているのと、ほぼ同じタイミングだった。

4回目に7m82(+1.8)の大会新をマークしていた藤原孝輝(洛南2京都)の最終跳躍。スピードに乗った助走から踏み切り板にピタリと乗ると、188cmの身体がふわりと大きく宙に浮いた。目視で8mを超えていたため、審判がメジャーで慎重に計測。観衆が固唾をのんで記録を待ちわびる間の期待感は、8m12(+1.7)の表示で一気に歓声と化して爆発した。藤原も身体全体を使って喜びを表現し、何度も両拳を突き上げる。すぐにテントに駆け寄り、「ライバルなのに声援を送ってくれていた」という、ともに戦った仲間たちに感謝を伝えた。

これまで、幾多の名ジャンパーたちが挑戦し、そのたびに跳ね返されてきた〝高校生8m超え〟の称号。ついに高校生として史上初めて8mの大台に到達した藤原は、8m25の日本記録保持者でもある森長正樹(太成高・大阪、現・日大コーチ)が1989年に樹立した7m96の高校記録およびU18日本記録を30年ぶりに16cm更新。それだけにとどまらず、1991年に下仁(千葉陸協)がマークしたU20日本記録(8m10)も塗り替えた。さらに、日本歴代7位タイ、今季のU20世界最高という、まさに大記録。現役選手ではアジア選手権金メダルの橋岡優輝(日大)に次ぐものだ。

「うれしさと驚きで、他のことは考えられません」と藤原。「滞空時間はこれまでにない感覚でしたが、8m跳んだかどうかはわかりませんでした」とビッグジャンプを振り返る。8m超えは1つの目標だったというが、総合優勝を狙うチームにあって「記録よりもインターハイは勝つ」と臨んでいた。あまりにも突然の出来事に、自分のこととして受け入れるのに時間がかかったようだった。

※この続きは2019年8月10日発売の『月刊陸上競技』9月号をご覧ください
 記事に一部に誤りがあったため、修正いたしました(8月14日)

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沖縄インターハイ 藤原 衝撃の8m12!!

高校生史上初の大台到達

[caption id="attachment_4024" align="aligncenter" width="400"] 大会2日目の男子走幅跳に、30年ぶりの高校新となる8m12 (+1.7)を跳んで頂点に立った藤原孝輝(洛南2京都)[/caption]

〝世界水準〟の大ジャンプ

男子の中で最も古い高校記録が、ついに塗り替えられた。その瞬間が訪れたのは、大会2日目の男子走幅跳。男子1500m決勝の先頭がまさにフィニッシュしているのと、ほぼ同じタイミングだった。 4回目に7m82(+1.8)の大会新をマークしていた藤原孝輝(洛南2京都)の最終跳躍。スピードに乗った助走から踏み切り板にピタリと乗ると、188cmの身体がふわりと大きく宙に浮いた。目視で8mを超えていたため、審判がメジャーで慎重に計測。観衆が固唾をのんで記録を待ちわびる間の期待感は、8m12(+1.7)の表示で一気に歓声と化して爆発した。藤原も身体全体を使って喜びを表現し、何度も両拳を突き上げる。すぐにテントに駆け寄り、「ライバルなのに声援を送ってくれていた」という、ともに戦った仲間たちに感謝を伝えた。 これまで、幾多の名ジャンパーたちが挑戦し、そのたびに跳ね返されてきた〝高校生8m超え〟の称号。ついに高校生として史上初めて8mの大台に到達した藤原は、8m25の日本記録保持者でもある森長正樹(太成高・大阪、現・日大コーチ)が1989年に樹立した7m96の高校記録およびU18日本記録を30年ぶりに16cm更新。それだけにとどまらず、1991年に下仁(千葉陸協)がマークしたU20日本記録(8m10)も塗り替えた。さらに、日本歴代7位タイ、今季のU20世界最高という、まさに大記録。現役選手ではアジア選手権金メダルの橋岡優輝(日大)に次ぐものだ。 「うれしさと驚きで、他のことは考えられません」と藤原。「滞空時間はこれまでにない感覚でしたが、8m跳んだかどうかはわかりませんでした」とビッグジャンプを振り返る。8m超えは1つの目標だったというが、総合優勝を狙うチームにあって「記録よりもインターハイは勝つ」と臨んでいた。あまりにも突然の出来事に、自分のこととして受け入れるのに時間がかかったようだった。 ※この続きは2019年8月10日発売の『月刊陸上競技』9月号をご覧ください  記事に一部に誤りがあったため、修正いたしました(8月14日)

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