HOME ニュース、国内

2021.05.03

マラソンで東京五輪出場逃した安藤友香10000mで初五輪切符つかみ取る/日本選手権10000m
マラソンで東京五輪出場逃した安藤友香10000mで初五輪切符つかみ取る/日本選手権10000m


日本選手権女子10000m(5月3日/静岡)が行われ、安藤友香(ワコール)が31分18秒18で2位。東京五輪の参加標準記録31分25秒00を切って3位以内という条件を満たし、東京五輪代表に内定した。

これまでマラソンを主戦場とし、2017年にはマラソンでロンドン世界選手権にも出場。東京五輪もマラソンで挑戦していたが、19年東京五輪選考会のマラソングランドチャンピオンシップで8位。残り1枠を狙ったファイナルチャレンジの2020年名古屋ウィメンズでは2時間22分41秒をマークして2位と好走したが、チームメイトの一山麻緒が五輪代表をつかんだ。

その後は「オリンピックの切符をつかむことだけを目指してきた」と安藤。「永山(忠幸)監督の立てたメニューを消化することに集中していた。先のことより1日、1日を充実させること」に力を注ぎ、「それがこの結果につながっている」という。

広告の下にコンテンツが続きます

最初からペースメーカーにつき、中盤以降は廣中璃梨佳(日本郵政グループ)とマッチレース。引っ張り合いながら苦しい局面も耐えた。「フィニッシュした時は(参加標準記録まで)ギリギリかな、と思って。え?切れたの?という感じ。監督に聞いたらわからないって」と苦笑い。タイムを確認し、「お世話になった人たちの顔が浮かんだ。ありがとうございます、という気持ちでいっぱいです」と喜びに浸った。

女子10000mの東京五輪代表は新谷仁美(積水化学)、廣中璃梨佳(日本郵政グループ)、安藤の3人に決まった。

日本選手権女子10000m(5月3日/静岡)が行われ、安藤友香(ワコール)が31分18秒18で2位。東京五輪の参加標準記録31分25秒00を切って3位以内という条件を満たし、東京五輪代表に内定した。 これまでマラソンを主戦場とし、2017年にはマラソンでロンドン世界選手権にも出場。東京五輪もマラソンで挑戦していたが、19年東京五輪選考会のマラソングランドチャンピオンシップで8位。残り1枠を狙ったファイナルチャレンジの2020年名古屋ウィメンズでは2時間22分41秒をマークして2位と好走したが、チームメイトの一山麻緒が五輪代表をつかんだ。 その後は「オリンピックの切符をつかむことだけを目指してきた」と安藤。「永山(忠幸)監督の立てたメニューを消化することに集中していた。先のことより1日、1日を充実させること」に力を注ぎ、「それがこの結果につながっている」という。 最初からペースメーカーにつき、中盤以降は廣中璃梨佳(日本郵政グループ)とマッチレース。引っ張り合いながら苦しい局面も耐えた。「フィニッシュした時は(参加標準記録まで)ギリギリかな、と思って。え?切れたの?という感じ。監督に聞いたらわからないって」と苦笑い。タイムを確認し、「お世話になった人たちの顔が浮かんだ。ありがとうございます、という気持ちでいっぱいです」と喜びに浸った。 女子10000mの東京五輪代表は新谷仁美(積水化学)、廣中璃梨佳(日本郵政グループ)、安藤の3人に決まった。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.19

トップアスリートとの交流会 中島佑気ジョセフ、小池祐貴、栁田大輝、廣中璃梨佳、山本有真も参加/RIKUJOフェスティバル

日本陸連は11月19日、RIKUJOフェスティバル(11月29日/東京・国立競技場)で実施するトップアスリートとのゲスト交流会に新たに参加する選手を発表した。 すでに、13人のアスリートが参加することが発表されているが、 […]

NEWS 全中駅伝に出場する女子48チームが出そろう 3連覇狙う京山をはじめ、大沢野、松橋などが全国切符 櫛形は20回目

2025.11.19

全中駅伝に出場する女子48チームが出そろう 3連覇狙う京山をはじめ、大沢野、松橋などが全国切符 櫛形は20回目

9月から開催されてきた第33回全国中学校駅伝(12月14日)の都道府県予選が11月16日をもって終了し、47都道府県の代表に開催地枠で出場するチームを加えた全48チームが出そろった。 女子は前回の全国大会で2連覇を飾った […]

NEWS 全中駅伝男子・出場チームが決定! 17チームが初出場 塩山は第1回大会以来32年ぶり 京山、三島の全国V経験校も

2025.11.19

全中駅伝男子・出場チームが決定! 17チームが初出場 塩山は第1回大会以来32年ぶり 京山、三島の全国V経験校も

9月から開催されてきた第33回全国中学校駅伝(12月14日)の都道府県予選が11月16日をもって終了し、47都道府県の代表に開催地枠で出場するチームを加えた全48チームが出そろった。 男子は2年前に全国制覇を達成している […]

NEWS マラソン日本記録保持者・鈴木健吾が神奈川大のアンバサダー就任 「刺激や勇気を届けられる存在でありたい」

2025.11.19

マラソン日本記録保持者・鈴木健吾が神奈川大のアンバサダー就任 「刺激や勇気を届けられる存在でありたい」

神奈川大は11月19日、男子マラソン日本記録保持者でOBの鈴木健吾が陸上部のアンバサダーに就任したと発表した。 鈴木は箱根駅伝では3年連続で2区を担い、3年時に区間賞を獲得。4年時には東京マラソンで2時間10分21秒で走 […]

NEWS 岡山・京山が今年も男女ともに全国出場! 全中1500m優勝・是枝愛香を擁する内部は26年ぶり/中学駅伝

2025.11.19

岡山・京山が今年も男女ともに全国出場! 全中1500m優勝・是枝愛香を擁する内部は26年ぶり/中学駅伝

12月14日に行われる第33回全国中学校駅伝の出場を懸けた県大会が、11月14日から16日にかけて、全国10県で行われた。 14日の岡山県大会では、2年前に全国男女優勝、女子は昨年も連覇を飾った京山が圧倒的な継走を披露。 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top