日本選手権女子10000m(5月3日/静岡)が行われ、安藤友香(ワコール)が31分18秒18で2位。東京五輪の参加標準記録31分25秒00を切って3位以内という条件を満たし、東京五輪代表に内定した。
これまでマラソンを主戦場とし、2017年にはマラソンでロンドン世界選手権にも出場。東京五輪もマラソンで挑戦していたが、19年東京五輪選考会のマラソングランドチャンピオンシップで8位。残り1枠を狙ったファイナルチャレンジの2020年名古屋ウィメンズでは2時間22分41秒をマークして2位と好走したが、チームメイトの一山麻緒が五輪代表をつかんだ。
その後は「オリンピックの切符をつかむことだけを目指してきた」と安藤。「永山(忠幸)監督の立てたメニューを消化することに集中していた。先のことより1日、1日を充実させること」に力を注ぎ、「それがこの結果につながっている」という。
最初からペースメーカーにつき、中盤以降は廣中璃梨佳(日本郵政グループ)とマッチレース。引っ張り合いながら苦しい局面も耐えた。「フィニッシュした時は(参加標準記録まで)ギリギリかな、と思って。え?切れたの?という感じ。監督に聞いたらわからないって」と苦笑い。タイムを確認し、「お世話になった人たちの顔が浮かんだ。ありがとうございます、という気持ちでいっぱいです」と喜びに浸った。
女子10000mの東京五輪代表は新谷仁美(積水化学)、廣中璃梨佳(日本郵政グループ)、安藤の3人に決まった。

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