HOME 国内

2021.02.28

110mH日本記録保持者・高山峻野が室内で初戦13秒7台2本そろえる/JAG大崎室内
110mH日本記録保持者・高山峻野が室内で初戦13秒7台2本そろえる/JAG大崎室内

2021年JAG大崎に出場した男子110mHの高山峻野(ゼンリン)

◇2021 Japan Athlete Games in Osaki(2月28日/鹿児島県大崎町)

鹿児島県大崎町にあるジャパンアスリートトレーニングセンター大隅の室内競技場で2021 Japan Athlete Games in Osakiの男子110mハードルに同種目日本記録保持者の高山峻野(ゼンリン)が出場。1本目13秒79、2本目13秒76だった。

自身初の室内での110mハードルとあって「壁が近くて外とは違う感覚だった」と高山。10日前から同地で合宿を行っており、「鹿児島合宿のシメというイメージで出ました。まだ噛み合っていない感じです」と総括した。

広告の下にコンテンツが続きます

昨年痛めた肩は完治しておらず、ウエイトトレーニングのメニューを変えながら、負担がかからないようにトレーニングしているという。「出力は上がっていますが、地面からの反発などはまだまだ。スピード感も曲走路では出せますが、直線になると難しいです」と、スプリントに磨きをかけつつ、ここから仕上げていく構えだ。

この日は「状態が悪い中でも重心を高くすること」を意識するも「全然ダメでした」と苦笑い。それでも、「技術はほとんどやっていないので」と焦る様子はなく、「ここから試合勘を積み上げていきたい」とシーズンインを見据えている。19年は日本記録も樹立、ドーハ世界選手権で準決勝に進出し、ファイナルまであと一歩まで進んだ高山。オリンピックイヤーも「例年と変わらず」と、らしさ全開。「パワーとスピードを噛み合わせていきたい」と課題を挙げていた。

2レースとも2着には十種競技の丸山優真(日大)が入り、2本目は14秒10と好記録をマーク。この日はスタートから1台目までのアプローチを7歩に変えてチャレンジし、「いい感触をつかめた」と納得の表情を浮かべる。背中を痛めて長く戦列から離れていたが、昨年の9月に本格復帰。冬は大きなケガもなく、「十種競技をやるのが楽しみ。記録を楽しみにしていてください」と自信を見せていた。

広告の下にコンテンツが続きます
◇2021 Japan Athlete Games in Osaki(2月28日/鹿児島県大崎町) 鹿児島県大崎町にあるジャパンアスリートトレーニングセンター大隅の室内競技場で2021 Japan Athlete Games in Osakiの男子110mハードルに同種目日本記録保持者の高山峻野(ゼンリン)が出場。1本目13秒79、2本目13秒76だった。 自身初の室内での110mハードルとあって「壁が近くて外とは違う感覚だった」と高山。10日前から同地で合宿を行っており、「鹿児島合宿のシメというイメージで出ました。まだ噛み合っていない感じです」と総括した。 昨年痛めた肩は完治しておらず、ウエイトトレーニングのメニューを変えながら、負担がかからないようにトレーニングしているという。「出力は上がっていますが、地面からの反発などはまだまだ。スピード感も曲走路では出せますが、直線になると難しいです」と、スプリントに磨きをかけつつ、ここから仕上げていく構えだ。 この日は「状態が悪い中でも重心を高くすること」を意識するも「全然ダメでした」と苦笑い。それでも、「技術はほとんどやっていないので」と焦る様子はなく、「ここから試合勘を積み上げていきたい」とシーズンインを見据えている。19年は日本記録も樹立、ドーハ世界選手権で準決勝に進出し、ファイナルまであと一歩まで進んだ高山。オリンピックイヤーも「例年と変わらず」と、らしさ全開。「パワーとスピードを噛み合わせていきたい」と課題を挙げていた。 2レースとも2着には十種競技の丸山優真(日大)が入り、2本目は14秒10と好記録をマーク。この日はスタートから1台目までのアプローチを7歩に変えてチャレンジし、「いい感触をつかめた」と納得の表情を浮かべる。背中を痛めて長く戦列から離れていたが、昨年の9月に本格復帰。冬は大きなケガもなく、「十種競技をやるのが楽しみ。記録を楽しみにしていてください」と自信を見せていた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.09.18

DAY5イブニングセッションは3万5千人超来場 残りの日程は完売間近/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)5日目 東京2025世界陸上財団は9月17日、東京世界陸上5日目(DAY5)の入場者数(17日21時時点の速報値)を発表した。 鵜澤飛羽(JAL)が準決勝へ進んだ男子200 […]

NEWS 女子200m・井戸アビゲイル風果が日本勢14年ぶり準決勝へ 男子は鵜澤飛羽が着順通過/世界陸上Day5

2025.09.18

女子200m・井戸アビゲイル風果が日本勢14年ぶり準決勝へ 男子は鵜澤飛羽が着順通過/世界陸上Day5

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)5日目 東京世界陸上5日目が行われ、女子200m予選5組に出場した井戸アビゲイル風果(東邦銀行)が22秒98(±0)で5着に入り、4着以下の記録上位4番目で準決勝進出を決め […]

NEWS 200m鵜澤飛羽が3着で準決勝へ 「自己ベストを出せれば決勝に行ける」/東京世界陸上

2025.09.18

200m鵜澤飛羽が3着で準決勝へ 「自己ベストを出せれば決勝に行ける」/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)5日目 東京世界陸上5日目のイブニングセッションが行われ、男子200m予選に鵜澤飛羽(JAL)が出場。6組を20秒39(±0)の3着となり、着順で準決勝進出を決めた。 本気 […]

NEWS やり投・﨑山雄太は予選A組15位 「身も心も強くなって」 28年ロス五輪が最大目標/東京世界陸上

2025.09.18

やり投・﨑山雄太は予選A組15位 「身も心も強くなって」 28年ロス五輪が最大目標/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)5日目 東京世界陸上5日目のイブニングセッションが行われ、男子やり投予選A組に出場した﨑山雄太(愛媛競技力本部)は77m61で組15位に終わり、上位12人で争う決勝には進め […]

NEWS ナデル1500mフィニッシュ直前逆転初V ムーン棒高跳3連覇 3000m障害チェロティチ大会新/世界陸上Day5

2025.09.18

ナデル1500mフィニッシュ直前逆転初V ムーン棒高跳3連覇 3000m障害チェロティチ大会新/世界陸上Day5

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)5日目 東京世界陸上5日目のイブニングセッションは4種目で決勝が行われた。 最初の400mが59秒45のスローペースで始まった男子1500m。最後まで混戦となったレースを制 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年10月号 (9月9日発売)

2025年10月号 (9月9日発売)

【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/

page top