
2月28日(日)に開催される第76回びわ湖毎日マラソン(滋賀・皇子山陸上競技場発着)に向けて、招待4選手の記者会見が行われ、高久龍(ヤクルト)、井上大仁(三菱重工)、小椋裕介(ヤクルト)、下田裕太(GMOインターネットグループ)が抱負を語った。
エントリー選手中で最速の自己ベスト(2時間6分45秒/20年東京)を持つ高久は、右脚のケガのため12月の福岡国際マラソンを欠場するなど思うように練習ができていなかったが、「一つひとつのポイントを大事に、目の前の練習をコツコツ積み上げてきた」と今大会に向けては十分にメニューを消化。「ペースメーカー抜けてからレースが動く。急激な上げ下げに対応できるようにしたい。目標は2時間8分台」と語った。
井上は19年MGC、20年東京と思うような結果を残せず、目標の東京五輪代表入りを逃した。そこからの再スタートに向けて、「年間を通して大きなケガもなく、しっかりとした走り込みとスピードができた。秋ぐらいからちょっとずつ調子が上がってきて、日本選手権、ニューイヤー駅伝としっかりと段階を踏んでこられている」と手応えを口にする。
これが通算10回目のフルマラソン。「自分のピークを当日にいかに持ってこられるかをポイントに置いてきた。一つひとつのポイントでも前後の練習をわざと重くしたり、いろんな工夫をしてピークを合わせてきた。マラソンを始めて10回近く。その経験をしっかりと生かして最後まで勝負しきれないといけないと取り組んできた」と井上。今回は「優勝を目指して走ります」ときっぱり。「後半はもちろんだが、スタートしてからいかに流れに乗っていいリズムを刻んで後半まで体力、気持ちをしっかり残しておけるか。後半30km以降ペース乱さず、リズムを崩さず押し切ることができるか」をそのポイントに挙げた。
井上は昨年7月に結婚。「結婚する前は、結婚する前と後では競技に向かう気持ちは変わらないだろうと思っていたけど、結婚してからは新たに気が引き締まる思いで取り組ませてもらっている。コンディション面では妻も勉強してくれたりして、何を食べたらいいか、どれぐらい食べたらいいか、事細かに聞いてくれるし、自分が気を抜きそうなところでも言ってくれる。あとは結果を出すだけ。長崎で待っている妻をはじめ、いろんな人のためにがんばっていきたい」と語った。
ハーフマラソン日本記録(1時間0分00秒)保持者の小椋は、「年間を通して大きなケガをすることなくトラックで自己ベストを出すことができた」と、昨年の東京で2時間7分23秒をマークした後も順調だったという。昨年12月の日本選手権後に1週間ほど故障の気配を感じたそうだが、「積極的休養を取って、その後は順調」だという。
「夏からずっとびわ湖を目標にやってきた。主にロングジョグとウエイトトレーニングを中心に組み立ててきた。マラソンは会心の走りはできていない。東京ほど簡単なコースではないので、もう1度2時間8分台を目標に走りたい」と抱負を述べた。
24歳の下田も、2時間7分27秒の自己新を出した昨年の東京以来のマラソン。「12月に少しケガをしてしまって、マラソンを走らないことも考えた。でも、年末にポイントを再開することできて、1月に去年とそん色ない練習ができたので、出場を決めた。去年と同じ状態にきている。条件が良ければ自己ベストを狙える。目標は自己ベストで優勝です」と力強く話した。
数々の名勝負を繰り広げてきた同大会の滋賀開催は、今大会が最後。来年以降は大阪マラソンと統合し、2022年は「第10回大阪マラソン・第77位びわ湖毎日マラソン(仮)」として開催されることが決まっている。
◇第76回びわ湖毎日マラソン
2021年2月28日(日)9時15分スタート
2月28日(日)に開催される第76回びわ湖毎日マラソン(滋賀・皇子山陸上競技場発着)に向けて、招待4選手の記者会見が行われ、高久龍(ヤクルト)、井上大仁(三菱重工)、小椋裕介(ヤクルト)、下田裕太(GMOインターネットグループ)が抱負を語った。
エントリー選手中で最速の自己ベスト(2時間6分45秒/20年東京)を持つ高久は、右脚のケガのため12月の福岡国際マラソンを欠場するなど思うように練習ができていなかったが、「一つひとつのポイントを大事に、目の前の練習をコツコツ積み上げてきた」と今大会に向けては十分にメニューを消化。「ペースメーカー抜けてからレースが動く。急激な上げ下げに対応できるようにしたい。目標は2時間8分台」と語った。
井上は19年MGC、20年東京と思うような結果を残せず、目標の東京五輪代表入りを逃した。そこからの再スタートに向けて、「年間を通して大きなケガもなく、しっかりとした走り込みとスピードができた。秋ぐらいからちょっとずつ調子が上がってきて、日本選手権、ニューイヤー駅伝としっかりと段階を踏んでこられている」と手応えを口にする。
これが通算10回目のフルマラソン。「自分のピークを当日にいかに持ってこられるかをポイントに置いてきた。一つひとつのポイントでも前後の練習をわざと重くしたり、いろんな工夫をしてピークを合わせてきた。マラソンを始めて10回近く。その経験をしっかりと生かして最後まで勝負しきれないといけないと取り組んできた」と井上。今回は「優勝を目指して走ります」ときっぱり。「後半はもちろんだが、スタートしてからいかに流れに乗っていいリズムを刻んで後半まで体力、気持ちをしっかり残しておけるか。後半30km以降ペース乱さず、リズムを崩さず押し切ることができるか」をそのポイントに挙げた。
井上は昨年7月に結婚。「結婚する前は、結婚する前と後では競技に向かう気持ちは変わらないだろうと思っていたけど、結婚してからは新たに気が引き締まる思いで取り組ませてもらっている。コンディション面では妻も勉強してくれたりして、何を食べたらいいか、どれぐらい食べたらいいか、事細かに聞いてくれるし、自分が気を抜きそうなところでも言ってくれる。あとは結果を出すだけ。長崎で待っている妻をはじめ、いろんな人のためにがんばっていきたい」と語った。
ハーフマラソン日本記録(1時間0分00秒)保持者の小椋は、「年間を通して大きなケガをすることなくトラックで自己ベストを出すことができた」と、昨年の東京で2時間7分23秒をマークした後も順調だったという。昨年12月の日本選手権後に1週間ほど故障の気配を感じたそうだが、「積極的休養を取って、その後は順調」だという。
「夏からずっとびわ湖を目標にやってきた。主にロングジョグとウエイトトレーニングを中心に組み立ててきた。マラソンは会心の走りはできていない。東京ほど簡単なコースではないので、もう1度2時間8分台を目標に走りたい」と抱負を述べた。
24歳の下田も、2時間7分27秒の自己新を出した昨年の東京以来のマラソン。「12月に少しケガをしてしまって、マラソンを走らないことも考えた。でも、年末にポイントを再開することできて、1月に去年とそん色ない練習ができたので、出場を決めた。去年と同じ状態にきている。条件が良ければ自己ベストを狙える。目標は自己ベストで優勝です」と力強く話した。
数々の名勝負を繰り広げてきた同大会の滋賀開催は、今大会が最後。来年以降は大阪マラソンと統合し、2022年は「第10回大阪マラソン・第77位びわ湖毎日マラソン(仮)」として開催されることが決まっている。
◇第76回びわ湖毎日マラソン
2021年2月28日(日)9時15分スタート RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.11.20
【箱根駅伝2026名鑑】中央大学
2025.11.20
【箱根駅伝2026名鑑】青山学院大学
-
2025.11.20
-
2025.11.20
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.11.20
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.22
新所属初レースの赤﨑暁「調整もレースもうまくいかず」ニューイヤー駅伝へ「エースとして」/八王子LD
◇2025八王子ロングディスタンス(11月22日/東京・上柚木公園陸上競技場) 男子10000mに特化した八王子ロングディスタンスが行われ、パリ五輪マラソン6位の赤﨑暁(クラフティア)が出場。6組で28分57秒99を要し […]
2025.11.22
田澤廉が約2年ぶり10000m 27分31秒90「戻れるかずっと不安だった」今後はマラソン挑戦の可能性も示唆/八王子LD
◇2025八王子ロングディスタンス(11月22日/東京・上柚木公園陸上競技場) 男子10000mに特化した八王子ロングディスタンスが行われ、7組日本人トップ(6着)の鈴木芽吹(トヨタ自動車)が27分05秒92をマーク。塩 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025