HOME 中学

2025.09.09

NEWS
2027年全中 陸上はリレー廃止で個人種目のみ 駅伝は男子6区間→5区間に
2027年全中 陸上はリレー廃止で個人種目のみ 駅伝は男子6区間→5区間に

25年8月の全中と、24年12月の全中駅伝

日本中体連陸上競技部は、9月9日までに2027年以降の全中の陸上大会と駅伝大会(全国中学校駅伝)について実施内容の方針を固めた。

陸上大会は、日本陸連の競技者育成指針に沿うかたちで、27年から男子400mと男子3000mを廃止し、一方で女子棒高跳と男女各円盤投の導入がほぼ決定している。

新たな方針としては、リレー種目(4×100mリレー)の廃止だ。23年大会から全種目でクラブチームの参加を認め、リレーについては当初、クラブチームであっても全員単一校での編成が条件だった。

広告の下にコンテンツが続きます

だが、地域事情から単一校でメンバーをそろえられないケースもあり、24年大会から一部例外を認めていた。

こうなると、メンバー全員が同じ学校の選手と、異なる中学の選手で編成されたクラブチームが一緒にレースをすることになる。

そのため、日本中体連陸上競技部は「各地の地域事情からクラブチームが多様化しており、公平性が担保できない」として、27年からは実施しない。よって、全中でのリレーは次回大会(26年8月に山口で予定)が最後となる。

広告の下にコンテンツが続きます

中学生が出場できるリレーの全国大会は、秋のリレーフェスティバルなどで補完する予定だ。

これで、27年全中陸上は100m、200m、800m、1500m、ハードル、走高跳、棒高跳、走幅跳、砲丸投、円盤投、混成競技の男女各11種目を実施。なお、混成競技については、現行の男子四種競技に400mが含まれていることから、種目数やどの種目で構成するか今後決定する。

また、少子化や教員負担の軽減を目的に、参加者数を現行の約1900人前後から1400人程度に抑制。そのため、ターゲットナンバー制を導入する。大会日数は現在の3.5日(初日は午後開始)から3日間となる予定だ。

一方、冬の全中駅伝についても、少子化を踏まえ、現行の男子6区間から1区間減らし、女子と同じく5区間にする。

男子5区間も27年大会からの実施で準備を進めており、変更後の男子各区間の距離については、区間減の正式決定を経て決まる見込みだ。

日本中体連陸上競技部は、9月9日までに2027年以降の全中の陸上大会と駅伝大会(全国中学校駅伝)について実施内容の方針を固めた。 陸上大会は、日本陸連の競技者育成指針に沿うかたちで、27年から男子400mと男子3000mを廃止し、一方で女子棒高跳と男女各円盤投の導入がほぼ決定している。 新たな方針としては、リレー種目(4×100mリレー)の廃止だ。23年大会から全種目でクラブチームの参加を認め、リレーについては当初、クラブチームであっても全員単一校での編成が条件だった。 だが、地域事情から単一校でメンバーをそろえられないケースもあり、24年大会から一部例外を認めていた。 こうなると、メンバー全員が同じ学校の選手と、異なる中学の選手で編成されたクラブチームが一緒にレースをすることになる。 そのため、日本中体連陸上競技部は「各地の地域事情からクラブチームが多様化しており、公平性が担保できない」として、27年からは実施しない。よって、全中でのリレーは次回大会(26年8月に山口で予定)が最後となる。 中学生が出場できるリレーの全国大会は、秋のリレーフェスティバルなどで補完する予定だ。 これで、27年全中陸上は100m、200m、800m、1500m、ハードル、走高跳、棒高跳、走幅跳、砲丸投、円盤投、混成競技の男女各11種目を実施。なお、混成競技については、現行の男子四種競技に400mが含まれていることから、種目数やどの種目で構成するか今後決定する。 また、少子化や教員負担の軽減を目的に、参加者数を現行の約1900人前後から1400人程度に抑制。そのため、ターゲットナンバー制を導入する。大会日数は現在の3.5日(初日は午後開始)から3日間となる予定だ。 一方、冬の全中駅伝についても、少子化を踏まえ、現行の男子6区間から1区間減らし、女子と同じく5区間にする。 男子5区間も27年大会からの実施で準備を進めており、変更後の男子各区間の距離については、区間減の正式決定を経て決まる見込みだ。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.09.09

奥球磨駅伝に青学大、創価大、 東京国際大、立教大がエントリー!! 高校は九州学院、鳥栖工、小林、鳥取城北などの有力校そろう

9月9日、奥球磨駅伝の主催者が10月5日に行われる第4回奥球磨駅伝の出場チームを発表した。 大学・実業団の部には15チームがエントリー。今年の箱根駅伝出場校では青学大を筆頭に創価大、東京国際大、立教大が登録。他にも東農大 […]

NEWS 東京世界陸上日本代表選手名鑑

2025.09.09

東京世界陸上日本代表選手名鑑

女子はこちら 男 子 100m   200m   400m   リレー   800m   1500m   5000m   10000m   […]

NEWS 10000m代表の葛西潤「最大限のパフォーマンス発揮できるように」ケガを乗り越え再び世界に挑戦/東京世界陸上

2025.09.09

10000m代表の葛西潤「最大限のパフォーマンス発揮できるように」ケガを乗り越え再び世界に挑戦/東京世界陸上

男子10000mで東京世界選手権代表に内定した葛西潤(旭化成)。昨年のパリ五輪に続いて日の丸を背負って走ることとなった。パートナーシップ契約を結ぶアディダスの協力のもと、単独インタビューに応えた。 今年4月の日本選手権1 […]

NEWS 2027年全中 陸上はリレー廃止で個人種目のみ 駅伝は男子6区間→5区間に

2025.09.09

2027年全中 陸上はリレー廃止で個人種目のみ 駅伝は男子6区間→5区間に

日本中体連陸上競技部は、9月9日までに2027年以降の全中の陸上大会と駅伝大会(全国中学校駅伝)について実施内容の方針を固めた。 陸上大会は、日本陸連の競技者育成指針に沿うかたちで、27年から男子400mと男子3000m […]

NEWS 世界陸連セバスチャン・コー会長 「あと2年でさらに成長を加速させる」

2025.09.09

世界陸連セバスチャン・コー会長 「あと2年でさらに成長を加速させる」

9月8日、9日の両日、東京で世界陸連のカウンシル会議が行われ、世界陸連の今後の活動方針などが話し合われた。 世界陸連会長のセバスチャン・コー氏は、3期目の任期が満了する2027年で退任することが決まっており、会議冒頭で「 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年10月号 (9月9日発売)

2025年10月号 (9月9日発売)

【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/

page top