HOME 国内、日本代表

2025.05.31

5000m2大会連続メダルの山本有真「ラストがむしゃらに走って」15分16秒86の銅/アジア選手権
5000m2大会連続メダルの山本有真「ラストがむしゃらに走って」15分16秒86の銅/アジア選手権

アジア選手権女子5000mで銅メダルを獲得した山本有真

◇アジア選手権(5月27日~31日/韓国・クミ)最終日

2年に一度開かれるアジア選手権の最終日5日目が行われ、女子5000mで山本有真(積水化学)が15分16秒86の3位でフィニッシュ。連覇こそ逃したものの、2大会連続のメダル獲得を果たした。信櫻空(横浜市陸協)は15分54秒15で7位だった。

「メダルを取れて安心した気持ちと、もっと上を目指していたので最低限」と山本はレース後、率直な気持ちを吐露した。

広告の下にコンテンツが続きます

スタートから、前日の3000m障害覇者のN.ジェルト(カザフスタン)が飛び出し、そのまま独走。14分58秒71で2冠を達成した。2位集団は序盤、山本、信櫻の日本勢が引っ張って追走する。その中で山本は、前回大会で優勝争いを繰り広げたP.チャウダリー(インド)や中国選手らとのメダル争いを「きつくて不安になって、負けて4位になるかもしれないと何度も思った」と振り返る。

それでも力強さを失わず、メダルを確保。「ラストがむしゃらに走って3番だったので、良かったです」と笑顔がこぼれた。

2年前の優勝をステップに、23年ブダペスト世界選手権、昨年のパリ五輪と2年連続で世界の舞台に立ってきた。今季はさらに力をつけ、4月の金栗記念5000mで約2年半ぶりの自己新となる15分12秒97。5月のセイコーゴールデングランプリ3000mでは8分50秒64で日本人トップの3位に入るなど、「2年前よりもだいぶレベルアップして、自信を持ってスタートラインに立つことができました」。

3年連続の世界大会出場に向けて、ワールドランキングのポイントを積み重ねた山本。「目指しているのは世界で戦うこと」。7月の日本選手権で田中希実(New Balance)、廣中璃梨佳(日本郵政グループ)らと力を磨き、東京世界選手権で世界のトップランナーたちとの勝負に挑む。

◇アジア選手権(5月27日~31日/韓国・クミ)最終日 2年に一度開かれるアジア選手権の最終日5日目が行われ、女子5000mで山本有真(積水化学)が15分16秒86の3位でフィニッシュ。連覇こそ逃したものの、2大会連続のメダル獲得を果たした。信櫻空(横浜市陸協)は15分54秒15で7位だった。 「メダルを取れて安心した気持ちと、もっと上を目指していたので最低限」と山本はレース後、率直な気持ちを吐露した。 スタートから、前日の3000m障害覇者のN.ジェルト(カザフスタン)が飛び出し、そのまま独走。14分58秒71で2冠を達成した。2位集団は序盤、山本、信櫻の日本勢が引っ張って追走する。その中で山本は、前回大会で優勝争いを繰り広げたP.チャウダリー(インド)や中国選手らとのメダル争いを「きつくて不安になって、負けて4位になるかもしれないと何度も思った」と振り返る。 それでも力強さを失わず、メダルを確保。「ラストがむしゃらに走って3番だったので、良かったです」と笑顔がこぼれた。 2年前の優勝をステップに、23年ブダペスト世界選手権、昨年のパリ五輪と2年連続で世界の舞台に立ってきた。今季はさらに力をつけ、4月の金栗記念5000mで約2年半ぶりの自己新となる15分12秒97。5月のセイコーゴールデングランプリ3000mでは8分50秒64で日本人トップの3位に入るなど、「2年前よりもだいぶレベルアップして、自信を持ってスタートラインに立つことができました」。 3年連続の世界大会出場に向けて、ワールドランキングのポイントを積み重ねた山本。「目指しているのは世界で戦うこと」。7月の日本選手権で田中希実(New Balance)、廣中璃梨佳(日本郵政グループ)らと力を磨き、東京世界選手権で世界のトップランナーたちとの勝負に挑む。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.03

明大主将に短距離・神戸毅裕が就任 「紫紺の矜持を重んじ、研鑽を重ねる」

明大競走部は、チームのホームページで12月1日からスタートした新体制を発表し、主将には短距離ブロックの神戸毅裕が就任した。 神戸は東京・明星学園高出身。高校時代はインターハイ南関東大会4×100mリレーで優勝したほか、U […]

NEWS 世界陸上銅メダルの藤井菜々子に那珂川市市民栄誉賞&北九州市民スポーツ大賞

2025.12.02

世界陸上銅メダルの藤井菜々子に那珂川市市民栄誉賞&北九州市民スポーツ大賞

9月の東京世界選手権女子20km競歩で銅メダルを獲得した藤井菜々子(エディオン)が、出身地である福岡県那珂川市の市民栄誉賞、そして高校時代を過ごした北九州市の北九州市民スポーツ大賞を受賞することが決まり、12月2日に両市 […]

NEWS サニブラウンがピックルボール初体験!子どもたちと真剣勝負「スポーツの力あらためて感じる」

2025.12.02

サニブラウンがピックルボール初体験!子どもたちと真剣勝負「スポーツの力あらためて感じる」

ピックルボール普及のためのイベントTORAY PICKLEBALL EXPERIENCEが12月2日に東京の有明アーバンスポーツ内のコートで行われ、男子短距離のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)が参加した。 ピック […]

NEWS 東洋大男子長距離が4社と契約 “昇り龍”を描いた鉄紺の新ユニフォームも発表「頂点目指し力強く上昇」

2025.12.02

東洋大男子長距離が4社と契約 “昇り龍”を描いた鉄紺の新ユニフォームも発表「頂点目指し力強く上昇」

東洋大は12月2日、陸上競技部男子長距離部門において、セブン銀行(本社:東京都千代田区)、カカクコム(本社:東京都渋谷区)が運営する「求人ボックス」、ECC(本社:大阪市北区)、ビースタニング(本社:東京都渋谷区)が運営 […]

NEWS Hondaに法大・大島史也、東海大の主力2人が来季加入!「培ってきた走力と探究心を最大限に発揮」

2025.12.02

Hondaに法大・大島史也、東海大の主力2人が来季加入!「培ってきた走力と探究心を最大限に発揮」

Hondaは12月2日、来年4月1日に入部する選手として、法大の大島史也、東海大の花岡寿哉と兵藤ジュダの3選手を発表した。 大島は千葉・専大松戸高出身。今年は関東インカレ5000mで7位入賞などがある。5000mは13分 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top