◇アジア選手権(5月27日~5月31日/韓国・クミ) 5日目
2年に一度開かれるアジア選手権の5日目が行われ、男子やり投で﨑山雄太(愛媛県競技力本部)が日本歴代5位の自己記録を更新する83m75を投げて銅メダルを獲得した。
前半は「もたついた」と1回目の76m45にとどまった。完治していない右脛の疲労骨折の影響で「右足を着いたらビーンっと電気が走った」という。その後、「運が良かった」と言うように他の選手も伸び悩むなか、迎えた6回目。「自分が意識している当てるポイント、角度をコーチにも言われたので、それを最後にできた」。投げた瞬間、「行ったと思った」という一投だった。
遅咲きのスロワーだ。23年ブダペスト世界選手権に出場したものの、脚の痛みもあり記録なしに終わった。今回「競技人生でも大きな大会でこうして結果を残せて良い経験ができました」と笑顔。「これをコンスタントにしっかり出せるようにしたい」。ワールドランキングで出場圏内につけるのは確実で、リベンジの舞台にも近づいた。
「日本選手権まで一旦脚を休めて、全開で投げられるようにしたい」
パリ五輪金のA.ナディーム(パキスタン)が86m40で金メダルなど、ハイレベルだったメダル争いに食い込んだ自信を糧に、再び世界の舞台を目指す。
男子やり投日本歴代10傑
87.60 溝口和洋(ゴールドウイン)1989. 5.27 86.83 新井涼平(スズキ浜松AC) 2014.10.21 85.96 村上幸史(スズキ浜松AC) 2013. 4.29 84.28 ディーン元気(早大3) 2012. 4.29 83.75 﨑山雄太(愛媛陸協) 2025. 5.31 82.52 小南拓人(染めQ) 2021. 4.29 81.84 吉田雅美(大京) 1990. 7.10 81.73 寒川建之介(奈良陸協) 2020. 7.18 81.67 清川裕哉(東海大2+) 2024. 3.30 81.63 小椋健司(栃木県スポ協) 2021. 6. 6RECOMMENDED おすすめの記事
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