◇アジア選手権(5月27日~5月31日/韓国・クミ) 3日目
2年に一度開かれるアジア選手権の3日目が行われ、女子円盤投で郡菜々佳(サトウ食品新潟アルビレックスRC)が56m48で銅メダルを手にした。
郡は1回目に54m06を投げたが、2回目ファウル、3回目は52m88と記録を伸ばせない。それでも、4回目に56m48をスローし、「5回目(ファウル)も悪くなかったので、絶対に6回目はいける」と投げたもののファウルに終わった。
銅メダルを獲得し、日の丸を持った郡は涙を浮かべる。「悔し涙と、ちょっとうれし涙も交じりつつ。伸ばしきれなかったのが一番の課題です」と振り返る。アジア選手権には過去3回出ているが、17年8位、19年記録なし、23年5位に終わり、「これまでまともに勝負すらできずに終わっていました。納得はいきませんが、ひとまず勝負する土俵に立てたのは成長を感じました」。そう言うと、また涙がこぼれた。
これまで高校記録、学生記録、日本記録と次々に作ってきた郡。日本女子初の60mオーバーも達成した。19年にはドーハ世界選手権にも出場。開催国枠以外では初のことだった。その一方で、試合でなかなか力を発揮できない課題もあり、日本選手権も円盤投では優勝は2回で、齋藤真希(太平電業)に競り負けることも多かった。
アジア選手権銅メダルを手にしたことで、「前向きに自信に変えたい」。次は日本選手権。「世界選手権への思いはめちゃくちゃ強いので抑えています」。自分の投てきと向き合い、過去の自分を超える。そうすれば、おのずと結果はついてくる。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.05.30
2025.05.28
女子10000mがレース途中で異例の中断!! 大雨と雷の影響も選手困惑/アジア選手権
2025.05.28
女子10000mがレース途中で異例の中断!! 大雨と雷の影響も選手困惑/アジア選手権
2025.05.15
2025全日本大学駅伝出場チーム
-
2025.05.16
-
2025.05.11
-
2025.05.15
-
2025.05.15
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.05.30
八種競技・千葉遼が5775点で大会新V 魚住優斗が100m10秒45の大会新 常盤木学園が女子両リレー優勝/IH宮城県大会
広島インターハイ(7月25日~29日)に向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱戦を繰り広げている。 宮城県大会は5月23日から26日までの4日間、キューアンドエースタジアムみやぎで行われた。 男子では […]
2025.05.30
韓国の英雄ウ・サンヒョクが2m29で連覇!大雨順延にも観客帰らず「大きな力になった」/アジア選手権
◇アジア選手権(5月27日~5月31日/韓国・クミ) 3日目 2年に一度開かれるアジア選手権の3日目が行われ、男子走高跳は地元韓国のスーパースター、ウ・サンヒョクが2m29で連覇を達成した。 ソウルから電車で南に約3時間 […]
2025.05.30
ジェプケメイが女子1万m30分48秒44 女子円盤投はパリ銀の馮彬 男子三段跳は東京五輪銀の朱亜明が制す/アジア選手権
◇アジア選手権(5月27日~5月31日/韓国・クミ)2日目、3日目 2年に一度開かれるアジア選手権の2日目(28日)、3日目(29日)が行われた。 女子円盤投(29日)では22年世界選手権金メダルの馮彬(中国)が61m9 […]
Latest Issue
最新号

2025年6月号 (5月14日発売)
Road to TOKYO
Diamond League JAPANの挑戦
村竹ラシッド、三浦龍司が初戦で世界陸上内定
Road to EKIDEN Season 25-26
学生長距離最新戦力分析