HOME 国内

2025.05.17

400mH連覇に挑む豊田兼「優勝となると47秒台が必要。そこを目指したい」/セイコーGGP
400mH連覇に挑む豊田兼「優勝となると47秒台が必要。そこを目指したい」/セイコーGGP

前日会見で47秒台を目標に掲げた豊田兼

◇セイコーゴールデングランプリ2025(5月18日/東京・国立競技場)

世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ゴールドのセイコーゴールデングランプリの前日会見が国立競技場で行われ、男子110mハードルの村竹ラシッド(JAL)、女子1500mの田中希実(New Balance)、男子走幅跳の泉谷駿介(住友電工)、男子400mハードルの豊田兼(トヨタ自動車)が登壇した。

広告の下にコンテンツが続きます

「明日は優勝を目標にしています」と2連覇に向けての意気込みを語った豊田は、記録面でも5月3日の静岡国際で届かなった東京世界選手権の参加標準(48秒50)はもちろん、「優勝となると47秒台が必要になるので、そこを目指したい」と力強く語る。

この春に慶大を卒業し、トヨタ自動車に入社。社会人ルーキーとして臨む今季は、4月中旬の出雲陸上300m(33秒30)、後半のダイヤモンドリーグ(DL)廈門大会300mハードル(34秒22=日本新)、静岡国際400mハードル(48秒62)と3試合をこなし、仕上がりは順調だ。

その後は今大会と、5月後半に控えるアジア選手権に備えて予定していた木南記念をキャンセルし、「強度の高い練習をこなしてきた」と言う。

初挑戦だったDLでは「前半からしっかり入った」が、静岡国際では「ゆっくり入るイメージにして、前半が少しもたついた」。今回は「その中間を狙って、前半は少し攻めた形で入りたい」と豊田。終盤のインターバル15歩をしっかりとまとめれば、「48秒前半は自然にいける」と手応えを口にする。

広告の下にコンテンツが続きます

昨年のパリ五輪は、ケガの影響でまともなレースができなかった。だが、日本人3人目の47秒台突入(47秒99)を果たすなど、そのポテンシャルは誰もが認めるところ。世界の舞台で、本当の勝負に挑むために、その舞台となる国立競技場で力を示す。

◇セイコーゴールデングランプリ2025(5月18日/東京・国立競技場) 世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ゴールドのセイコーゴールデングランプリの前日会見が国立競技場で行われ、男子110mハードルの村竹ラシッド(JAL)、女子1500mの田中希実(New Balance)、男子走幅跳の泉谷駿介(住友電工)、男子400mハードルの豊田兼(トヨタ自動車)が登壇した。 「明日は優勝を目標にしています」と2連覇に向けての意気込みを語った豊田は、記録面でも5月3日の静岡国際で届かなった東京世界選手権の参加標準(48秒50)はもちろん、「優勝となると47秒台が必要になるので、そこを目指したい」と力強く語る。 この春に慶大を卒業し、トヨタ自動車に入社。社会人ルーキーとして臨む今季は、4月中旬の出雲陸上300m(33秒30)、後半のダイヤモンドリーグ(DL)廈門大会300mハードル(34秒22=日本新)、静岡国際400mハードル(48秒62)と3試合をこなし、仕上がりは順調だ。 その後は今大会と、5月後半に控えるアジア選手権に備えて予定していた木南記念をキャンセルし、「強度の高い練習をこなしてきた」と言う。 初挑戦だったDLでは「前半からしっかり入った」が、静岡国際では「ゆっくり入るイメージにして、前半が少しもたついた」。今回は「その中間を狙って、前半は少し攻めた形で入りたい」と豊田。終盤のインターバル15歩をしっかりとまとめれば、「48秒前半は自然にいける」と手応えを口にする。 昨年のパリ五輪は、ケガの影響でまともなレースができなかった。だが、日本人3人目の47秒台突入(47秒99)を果たすなど、そのポテンシャルは誰もが認めるところ。世界の舞台で、本当の勝負に挑むために、その舞台となる国立競技場で力を示す。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.07.01

ナイト・オブ・アスレティックスに森凪也、塩尻和也らエントリー

世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ブロンズのナイト・オブ・アスレティックス(ベルギー)の男子5000mに、アジア選手権代表の森凪也(Honda)、塩尻和也(富士通)がエントリーした。他にも鶴川正也(GMOインターネッ […]

NEWS MARCH対抗戦が今年は11月22日・町田で開催決定! 箱根駅伝前哨戦の10000m4レース

2025.07.01

MARCH対抗戦が今年は11月22日・町田で開催決定! 箱根駅伝前哨戦の10000m4レース

MARCH対抗戦2025が11月22日に東京・町田ギオンスタジアムで開催されることが決まった。大会を主催するアスリートキャリアセンター絆ランニング倶楽部が7月1日、SNSで発表した。 今年で5回目の開催となり、箱根駅伝に […]

NEWS 貯まったマイルで東京マラソンや東京レガシーハーフへ!「RUN as ONEマイレージプログラム」が9月からスタート

2025.07.01

貯まったマイルで東京マラソンや東京レガシーハーフへ!「RUN as ONEマイレージプログラム」が9月からスタート

東京マラソン財団は7月1日、全国のマラソン大会と連携し、ランニングの新たな楽しみ方を提案する「RUN as ONEマイレージプログラム」を、2025年9月から開始すると発表した。 同プロクラムは2015年にスタートした「 […]

NEWS 九電工のベナード・コエチが6月30日で陸上競技部を退部も退社はせず

2025.07.01

九電工のベナード・コエチが6月30日で陸上競技部を退部も退社はせず

九電工は6月30日付でベナード・コエチが陸上競技部を退部したと発表した。コエチは6月11日に、世界陸連の独立不正監査機関アスリート・インテグリティ・ユニット(AIU)からABP(生体パスポート)の数値が異常値を示したとし […]

NEWS 迷惑撮影根絶へ「断じて容認できない」 選手自身も「自らの行動に責任を持って」日本陸連アスリート委員会が声明

2025.07.01

迷惑撮影根絶へ「断じて容認できない」 選手自身も「自らの行動に責任を持って」日本陸連アスリート委員会が声明

日本陸連のアスリート委員会が7月1日、アスリートの迷惑撮影行為の根絶に向けて声明を発表した。 SNSが発達した近年、特に問題視されるようになったアスリートの迷惑撮影行為。写真や動画が性的目的でSNSやインターネット上に投 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年7月号 (6月13日発売)

2025年7月号 (6月13日発売)

詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会

page top